玉響の花雫    壱
筒井さんが何に答えを出せてないのかわからないけれど、気にならないと言ったら嘘になる‥‥。


フレーバーナッツと、サラミなどのセットを一緒にお皿に盛り付けていると、筒井さんが戻って来たので、私もシャワーに行くことにした。


『お風呂ありがとうございました。』

『お前も少しだけ飲む?』


ミネラルウォーターを飲んでいると、筒井さんがグラスに白ワインを少しだけ注いでくれ、みんなと一緒にカンパイをしてからテーブルゲームをしたりして深夜まで一緒に過ごした。


『霞ちゃん、今日は俺の家で寝る?』

「えっ?ね、寝ませんよ!」


『心配しなくていいよ?ここと同じ家だから。いてっ!!なんだよ!嫉妬かよ?』


『は?子供みたいなヤツに嫉妬なんかするかよ。ほらもう帰れ。』


蓮見さんの頭をペシっと叩くと追い出すように2人を玄関へ誘導して行ったので、わたしも慌ててお見送りに行った。


『井崎さんまた旅行の時に話そうね』

「はい‥‥亮さんありがとうございます。」


『霞ちゃんやっぱり一緒に』
『またやられるから帰るぞ!』


賑やかな2人に手を振りドアが閉まると、部屋の中が静かになり、筒井さんは溜め息を吐いた。


なんだかんだで3人は仲がいいから、言いたいことも言えるんだろうし、私もこんなふうになんでも言える親友ができるといいな‥‥


『もう眠いだろ?さっきから欠伸をしてたからな。』

「はい、お酒を飲んでしまったからかフワフワしてます。」


軽く洗い物や片付けをしてから歯磨きをした後、寝室のベッドの掛布団の中に筒井さんと入った。


寒くなって来たから、フカフカのお布団が温かくて気持ちいい‥‥


『おいで‥‥』


ドクン


私がそこに入れるように隙間を作ってくれるものの、自分から行くのが恥ずかしくてウジウジ
していると筒井さんの左腕が私を引っ張りあっさりと腕の中に包まれた。


何度もこうしてるのに、好きな人に触れるのには全然慣れない‥‥。


「あ、あの‥筒井さん‥‥」

『ん?どうした?』


「私は筒井さんの悩んでることやツラいことを1つも知りません。社会経験もまだないに等しいですし、お役に立てませんが、その‥話は
聞くことができます。なので‥‥誰にも言えない時は独り言でもいいので話してください‥‥」


亮さんは隣にいて側にいてくれるだけで筒井さんは穏やかでいられるって言ってくれたけど、自分の正直な気持ちを伝えたかったのだ
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