玉響の花雫 壱
せっかくのお休みなのに、
みんなと飲めないなんて可哀想だから
そろそろ帰ろうと思ってたとこだ。
『霞ちゃん、ここに
泊まってけばいいのに。』
「えっ?蓮見さん何言ってるんですか?
そ、そんなの無理ですから。
筒井さん誘っていただいて
ありがとうございます。
楽しかったです。亮さんも
カレーご馳走様です。」
立ち上がってからお辞儀をすると
鞄を持って玄関へ向かった。
どんなレストランよりも
最高に美味しく頂けたから
明日からまた1週間頑張れそうだ
サンダルを履いてからドアノブに
手を掛けようとしたら、肩を後ろに
引っ張られた
『送ってく‥‥』
「そんな‥皆さんと」
『あんなのいつでも出来る‥‥。
それよりお前を1人で帰すほうが
心配だ‥』
筒井さん‥‥
『あーー亮くん見てーー!!なんか
知らないうちにイチャイチャして
る気がするんだけどぉ?』
『フッ‥‥ほら、行くぞ。
亮!鍵閉めてから帰れよ?』
『おう!井崎さんまたね。』
「はい!ありがとうございました。」
筒井さんが車のキーを手に取ると
私の手をまた握りドアを開けた。
家まで送ってくれた後
傷の手当てをしてから帰ると言い、
さっとシャワーを浴びると
傷の手当てだけじゃなく私の髪の毛まで
乾かそうとしてきた。
「筒井さん、遅くなってしまうので
もう帰られた方がいいです。
自分でやれますからッ!」
私の後ろに座り、筒井さんの
膝を折り曲げ広げた足の間に
座らされた私は、ドライヤーの途中で
筒井さんに話しかけるが、
撫でられながら乾かしてもらうと
眠くなってしまいウトウトしてきたのだ
私はこのまま眠れるけど、
筒井さんは運転しないといけないし、
私なんかよりも想像できないくらい
明日からも仕事も忙しいはず。
気持ちいいけど‥申し訳ない‥‥‥。
スイッチをカチッと切られた音で
閉じかけていた目を開けると、今度は
後ろから抱き締められ、鎖骨の辺りと
お腹に筒井さんの腕が回された
「筒井さ‥ヒャッ!!」
首の後ろに筒井さんが唇を
触れさせたのか驚いて変な声が
出て、慌てて口元を押さえる。
『お前‥細いな、もっと食えよ?』
「ンッ‥‥ンンッ」
抱き締められたまま首に這わす生温かい
舌の感触に、心臓が破れてしまい
そうなほど煩い音を鳴らす‥‥。
どうしよう‥‥‥‥。
緊張して体が強張る‥‥‥。
『フッ‥‥怪我人だからな‥‥。
こっち向いて‥。』
えっ?
そんなの恥ずかしくて向けるわけも
ない私の顎を取られると、そのまま
とろけるような深いキスを落として
筒井さんは帰って行った。
みんなと飲めないなんて可哀想だから
そろそろ帰ろうと思ってたとこだ。
『霞ちゃん、ここに
泊まってけばいいのに。』
「えっ?蓮見さん何言ってるんですか?
そ、そんなの無理ですから。
筒井さん誘っていただいて
ありがとうございます。
楽しかったです。亮さんも
カレーご馳走様です。」
立ち上がってからお辞儀をすると
鞄を持って玄関へ向かった。
どんなレストランよりも
最高に美味しく頂けたから
明日からまた1週間頑張れそうだ
サンダルを履いてからドアノブに
手を掛けようとしたら、肩を後ろに
引っ張られた
『送ってく‥‥』
「そんな‥皆さんと」
『あんなのいつでも出来る‥‥。
それよりお前を1人で帰すほうが
心配だ‥』
筒井さん‥‥
『あーー亮くん見てーー!!なんか
知らないうちにイチャイチャして
る気がするんだけどぉ?』
『フッ‥‥ほら、行くぞ。
亮!鍵閉めてから帰れよ?』
『おう!井崎さんまたね。』
「はい!ありがとうございました。」
筒井さんが車のキーを手に取ると
私の手をまた握りドアを開けた。
家まで送ってくれた後
傷の手当てをしてから帰ると言い、
さっとシャワーを浴びると
傷の手当てだけじゃなく私の髪の毛まで
乾かそうとしてきた。
「筒井さん、遅くなってしまうので
もう帰られた方がいいです。
自分でやれますからッ!」
私の後ろに座り、筒井さんの
膝を折り曲げ広げた足の間に
座らされた私は、ドライヤーの途中で
筒井さんに話しかけるが、
撫でられながら乾かしてもらうと
眠くなってしまいウトウトしてきたのだ
私はこのまま眠れるけど、
筒井さんは運転しないといけないし、
私なんかよりも想像できないくらい
明日からも仕事も忙しいはず。
気持ちいいけど‥申し訳ない‥‥‥。
スイッチをカチッと切られた音で
閉じかけていた目を開けると、今度は
後ろから抱き締められ、鎖骨の辺りと
お腹に筒井さんの腕が回された
「筒井さ‥ヒャッ!!」
首の後ろに筒井さんが唇を
触れさせたのか驚いて変な声が
出て、慌てて口元を押さえる。
『お前‥細いな、もっと食えよ?』
「ンッ‥‥ンンッ」
抱き締められたまま首に這わす生温かい
舌の感触に、心臓が破れてしまい
そうなほど煩い音を鳴らす‥‥。
どうしよう‥‥‥‥。
緊張して体が強張る‥‥‥。
『フッ‥‥怪我人だからな‥‥。
こっち向いて‥。』
えっ?
そんなの恥ずかしくて向けるわけも
ない私の顎を取られると、そのまま
とろけるような深いキスを落として
筒井さんは帰って行った。