ロイヤルストレート
「ごめんね。帰ったのにまた来るなんて」
とりあえず謝らなきゃ。ご迷惑かけちゃった…

「別に。忘れ物しただけだし。」
何故か夏樹くんの席に座る。

「ありがとう」
達也くんの不器用な優しさに気がつけた。


授業中真剣に受けているみんなと
寝ている達也くん。


うちは…五十音をノートに書いて
暇つぶし。


あ―
うちクラスのこと話してみたいなぁ…


五十音+シンデレラの絵を書き終えた頃
授業も終了。


達也くんはダルそう。

後ろで話してる女の子の声が聞こえる。
「さっき帰った持田くんと北澤さんって付き合ってるんだね」

「持田くんカッコイいし可愛い!!!」

「北澤さんとか絶対ぶってるよね。キモー」


「ね―」

「白石くんもカッコイい―彼女いるのかな?」


「彼女いたら締めるよ(笑)」
と笑いあってる。


亜姫はお姉さんだもん!!
知らないくせに言うなっ!!!!

ってか白石くんって達也くんだよね…
名字白石って言うんだ。携帯に登録しなきゃ。



「白石くん!!」
派手な綺麗なお姉さんたち。

………自分の胸を見る。
無い。無い。無い。


「………誰?」

「もう、美加だよ。まぁいいや!!今日一緒に帰ろっ」
美加が達也の手を取り自分の手と指切りしようとする。

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