闇夜の星

2


「⋯痛」

あれから3日が経った。目が覚めた理由は物置の上の棚からゴルフボールが落ちてきたから。

男の趣味のゴルフバッグはあたしに入るはずのお金で買われていた。


一日がすごく長い。


時間の感覚も薄れちゃうし、今何時なんだろ。時計ないからな。


「あら⋯どう言ったご用事で?」


突然の来客?珍しい。声が籠っててあまりよく聞こえない。女の声がかすかに聞こえて困惑したような雰囲気だけは伝わってきた。


「いいから会わせろと言っているんだ!」


怒鳴り声に驚いたと同時にどうしているのか疑問だった。引き取りたくないって言ったのに、なんでこんな所に来たの?


「冬花はわしの孫だぞ
会う権利はあるだろう
ずっと待っとったのにいつまでも会わせんから自分で来たまでだ!」

「まぁ⋯まぁ⋯、まずは穏便に⋯」


もう1人?ていうかこれ一星だ。あのぬいぐるみの数字はなんだったわけ?まだ3日なんだけど。


「あなたはもうウチとは関係の無い人間だ
さっさとお引き取り願いたい」


男も仕事が休みでいる日なのに、タイミングの悪い。


「ああ⋯お前らとは関係ない
だが冬花は孫だ!関係ないなんて全く思っとらん!早く出さんか!」


おじいちゃん⋯、おじいちゃんはあたしを拒否した。なのにどうしてここまで⋯。


「葉月ちゃんー!俺、約束は守るよー!」


約束?まさか助けるって?やっぱり馬鹿だ。他人のあたしを助けるなんて気軽に言わないで。今だってここまで来れないでしょう?通報されたら捕まるのはあんたなんだから。
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