近付きたいよ、もっと、、、。
「またキーホルダー見てるのか?」
「だって、さっくんとお揃い嬉しいんだもん」
車に乗ってから暫く、鞄に付けたキーホルダーを嬉しそうに眺めている咲結を見ていた朔太郎。
こんなにもお揃いの物が欲しかったのならもっと早くにそれをすべきだったと反省しつつ、次はもっと喜んで貰える物を送りたいと考えながら、咲結を見つめていた。
そして、そんな二人の様子をミラーからチラリと覗き見していた三葉。
彼には恋人も好きな人もおらず、寧ろあまり恋愛自体に興味が無いのだけど、二人の仲睦まじく幸せそうな雰囲気や普段の朔太郎とは違う一面を目の当たりにした事で、恋愛をすると人は変わるものなのだと実感すると同時にほんの少しだけど恋愛という行為に興味が湧いていた。
そして、車はいつの間にか咲結の自宅近くに差し掛かる。
いつもは咲結の希望で自宅前まで送らないものの、そもそも自宅まで送迎していれば咲結が拉致される事も防げたはずと思った朔太郎は本人が断ってもこの先は必ず自宅前まで送迎する事に決めていた。
ただ、咲結としては親に恋人が居る事をまだ知られたく無かった事もあって自宅前までの送迎は望んでいなかったものの、また危険な目に遭うのも嫌だと思い、自宅前までの送迎を受け入れた。
「到着しました」
「ありがとうございます」
「咲結、また連絡するから」
「うん、私もするね」
三葉にお礼をした後、朔太郎と短い会話を済ませた咲結が車から降り、
「それじゃあ、さっくん、遊川さん、気を付けてーー」
そう言葉を掛けた、その時、
「咲結」
名前を呼ばれた咲結が振り返ると、
「……お父さん、お母さん」
ちょうど帰宅したらしい咲結の両親が少し困惑した様子で立ち尽くしていた。
「だって、さっくんとお揃い嬉しいんだもん」
車に乗ってから暫く、鞄に付けたキーホルダーを嬉しそうに眺めている咲結を見ていた朔太郎。
こんなにもお揃いの物が欲しかったのならもっと早くにそれをすべきだったと反省しつつ、次はもっと喜んで貰える物を送りたいと考えながら、咲結を見つめていた。
そして、そんな二人の様子をミラーからチラリと覗き見していた三葉。
彼には恋人も好きな人もおらず、寧ろあまり恋愛自体に興味が無いのだけど、二人の仲睦まじく幸せそうな雰囲気や普段の朔太郎とは違う一面を目の当たりにした事で、恋愛をすると人は変わるものなのだと実感すると同時にほんの少しだけど恋愛という行為に興味が湧いていた。
そして、車はいつの間にか咲結の自宅近くに差し掛かる。
いつもは咲結の希望で自宅前まで送らないものの、そもそも自宅まで送迎していれば咲結が拉致される事も防げたはずと思った朔太郎は本人が断ってもこの先は必ず自宅前まで送迎する事に決めていた。
ただ、咲結としては親に恋人が居る事をまだ知られたく無かった事もあって自宅前までの送迎は望んでいなかったものの、また危険な目に遭うのも嫌だと思い、自宅前までの送迎を受け入れた。
「到着しました」
「ありがとうございます」
「咲結、また連絡するから」
「うん、私もするね」
三葉にお礼をした後、朔太郎と短い会話を済ませた咲結が車から降り、
「それじゃあ、さっくん、遊川さん、気を付けてーー」
そう言葉を掛けた、その時、
「咲結」
名前を呼ばれた咲結が振り返ると、
「……お父さん、お母さん」
ちょうど帰宅したらしい咲結の両親が少し困惑した様子で立ち尽くしていた。