触れたい、cross
えー、ヘタまで取るの?


「その方が、食べやすいでしょ?ヘタの部分、硬いし」


果物ナイフの刃先で、ヘタを切り落としてゆく私の手元を見ながら、伊織くんがびっくりしている。


「…やっぱり、海乃さん、って…?」


「…ん?どした、の…?」


またも、見つめ合いながら流れた、無言の数秒。


「…やっぱ、いー」


その口調、に、詳しくは聞かない方がいい、独特の空気感が混じっていて、それ以上、聞くのを諦めた。



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