おとぎ話と秘密の物語~あべこべ世界で人助けをする事になりました~
勇者テルと魔王デリックは最後、人々の反対を押し切り、手を取り合うことを決断しました。
でもそれは、彼らにとっての転機となるのです。
シラユキさんとシェルディさんが、二人のように友達――兄弟に戻れたら、それは皆が望むものになるでしょう。
実際絶縁を希望しているのではなく、関係を戻したいと思っているのなら、叶えられないことではありません。
「……打ち明けるも何も、全部知ってることだし、それができたら苦労しないよ」
「……だからこそ、ですよ」
「…………」
私の言葉に、シラユキさんは、はぁ、とため息をつきました。
……いい案だと思ったんですけど、まずかったですかね~……。
「――……わかった。シェルディがよければ、話し合う」
「やっぱそうですよね、難し……え、今なんて?」
「だから、話し合う」
なんと、シラユキさんは乗ってくれたのです。
私は絵本をテーブルに置くと、パッと、シラユキさんを見上げました。
「だって、マリアちゃんのことだから、嫌でもやるし」
「……あはは」
既に私の性格見抜かれてますね。
「だけど……、保証はしない。僕がシェルディを傷付けないとも限らない」
「……そこは、私がおそばにいますから」
私はシラユキさんの手を包み込むと、苦笑しました。
何はともあれ、あとはシェルディさんに聞くだけです。
とりあえず、シェルディさんの様子が気になります。すぐにでも伺いたい気持ちはありますが、いきなりシラユキさんとシェルディさんを会わせる訳にもいきません。
何より、シラユキさんに怪我させられて以降、一度も顔を合わせていないのです。
シェルディさんにとってもトラウマになっているはずですし、無理矢理引き合わせたら解決するどころか最悪の結末です。
様子を人づてに聞くのもいいですが、自分で様子を見たい気もします。
となるとあの二人を頼るしかありませんけど……。
はてさて、シラユキさんから目を離すのが禁止な今、双子に頼んで何とかなるものなのでしょうか……?
でもそれは、彼らにとっての転機となるのです。
シラユキさんとシェルディさんが、二人のように友達――兄弟に戻れたら、それは皆が望むものになるでしょう。
実際絶縁を希望しているのではなく、関係を戻したいと思っているのなら、叶えられないことではありません。
「……打ち明けるも何も、全部知ってることだし、それができたら苦労しないよ」
「……だからこそ、ですよ」
「…………」
私の言葉に、シラユキさんは、はぁ、とため息をつきました。
……いい案だと思ったんですけど、まずかったですかね~……。
「――……わかった。シェルディがよければ、話し合う」
「やっぱそうですよね、難し……え、今なんて?」
「だから、話し合う」
なんと、シラユキさんは乗ってくれたのです。
私は絵本をテーブルに置くと、パッと、シラユキさんを見上げました。
「だって、マリアちゃんのことだから、嫌でもやるし」
「……あはは」
既に私の性格見抜かれてますね。
「だけど……、保証はしない。僕がシェルディを傷付けないとも限らない」
「……そこは、私がおそばにいますから」
私はシラユキさんの手を包み込むと、苦笑しました。
何はともあれ、あとはシェルディさんに聞くだけです。
とりあえず、シェルディさんの様子が気になります。すぐにでも伺いたい気持ちはありますが、いきなりシラユキさんとシェルディさんを会わせる訳にもいきません。
何より、シラユキさんに怪我させられて以降、一度も顔を合わせていないのです。
シェルディさんにとってもトラウマになっているはずですし、無理矢理引き合わせたら解決するどころか最悪の結末です。
様子を人づてに聞くのもいいですが、自分で様子を見たい気もします。
となるとあの二人を頼るしかありませんけど……。
はてさて、シラユキさんから目を離すのが禁止な今、双子に頼んで何とかなるものなのでしょうか……?
