剛腕SATな旦那様は身ごもり妻を猛愛で甘やかす~利害一致婚のはずですが~
「太陽さんっ!」
助けを求めて叫んだ次の瞬間、突然リビングの扉が乱暴に押し開かれた。
「警察だ!」
扉から入ってきた男性は拳銃を構え、威勢よく名乗りをあげた。
真綾を含めリビングにいた全員が扉の方に注意を向ければ、今度は窓ガラスが割られ誰かが侵入してくる。
見慣れた愛しい人の姿に真綾は目を奪われた。
「じっとしてろ!」
鳴海の低い叫び声が聞こえてきて、真綾は反射的に頭を抱えてベッドに伏せた。
「クソッ!」
背後から強襲され完全に不意をつかれた男達はヤケクソ気味に反撃へ転じた。
二対四。数の上では警察側が不利だ。
しかし、鳴海は立ち向かってくる男達の拳をひらりとかわし、代わりに蹴りを食らわせた。
腹部に強烈な一撃を浴びた入れ墨の男は地面をのたうち回った。
流れるように金髪の男も戦闘不能し、手錠で拘束していく。
間近で眺める激しい戦闘に、真綾は圧倒されるばかりだ。
全員のボディチェックを終えたところで、廊下に逃げた神崎を追っていた鳴海の仲間がリビングに戻ってくる。