剛腕SATな旦那様は身ごもり妻を猛愛で甘やかす~利害一致婚のはずですが~
「互いを一生愛することを誓いますか?」
「誓います」
「誓います」
教会で神父に誓いの言葉を述べた太陽と真綾は、互いの指に結婚指輪を嵌める。
厳かな式が終われば、ライスシャワーと花吹雪で盛大な祝福を受けた。
最後に記念写真を撮るべく教会の前でふたり並ばされる。
「太陽さん」
「ん?」
真綾は太陽の耳もとでこっそりささやいた。
「実は二人目がお腹にいるみたいなんです」
太陽の表情が見るみるうちに驚きに満ちたものに変わっていく。
「本当、に?」
「はい」
「真綾!」
太陽はたまらず真綾を抱き寄せ、頬にキスを贈った。
「パーパー!」
教会の端で待機していた駿太がずるいと言わんばかりに声をあげる。
「よし、駿太もだ!」
太陽は父から駿太を抱き受けると、そのまま愛息子の頬にもキスを贈った。
カメラマンはこの一瞬を逃さなかった。
眩しい笑顔で彩られた世界一幸せな家族写真は、末長くリビングに飾られたのだった。
おわり


