甘い仮面に騙されない!
「………実はね、年の離れた義弟がまず体が弱いのと……お義父さんが在宅勤務で明日もお仕事で……。
あんまり負担かけたくなくて」
「ええ。 そっかあ。 わかった。 それなら仕方ないね。 じゃあスイーツは栞那んちでまた作ろ!」
嘘偽りないとびきり優しい笑顔を向ける栞那に、今まで感じたことない大きさの罪悪感がどしっと押し寄せてくる。
うう。 やるせない……。 ごめんね栞那。
本当は言いたい。
栞那に全てを打ち明けて、
そして今すぐ暴いてやりたい。
" アイツ " の隠した本性を……。
「あのねえ、れんれん。 栞那ね、スイーツを作りたい理由がもひとつあって─…」
突然モジモジしはじめた栞那が、私のブレザーの裾をキュッと掴んできた。
と、その時。