甘い仮面に騙されない!
顔合わせも無事に終了し、ちょっと離れたとこで
お母さんと透さんのお会計待ちしてた矢先。
小宮山 錬から、信じられない暴言が放たれた。
『な、なに……』
『ふざけんなよ。なんでお前みたいな女と身内になんなきゃいけねーんだよ、クソだろ』
ちょ、ちょっと待って。……誰これ。
さっきまで穏やかだった表情がガラッと一変して、蔑むような目つきで睨まれる。
うそでしょ?
この人本当に王子? 本当に小宮山 錬?
心臓はバクバク。
おそるおそる、疑いの目を向けてたら。
『惚れんなよ?』
『え、……ひゃ、……ぶっ!』
むぎゅう、と片手で私の両頬を思いきり挟んできた。
そしたら顔を近づけてきて、距離はもう……キスできちゃうくらいの近さ。