甘い仮面に騙されない!

『俺分けますね』



プライベートの小宮山 錬も、しっかりと王子だった。



レストランのサラダは取り分けてくれるし、ステーキの切り方はお手本のように上手で、笑うときはちゃんと口に手を当てる。


もうほぼ貴族そのもの。 なにをしてても目の保養。


そう信じて疑わなかったから、


だから。





────まさか、それが演じられたものだったなんて。






『………今、なんて?』

『だから、このことバラしたらひねりつぶすから』

『ひ、ひねっ……?!』



< 21 / 38 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop