甘い仮面に騙されない!
だけど後悔。やっぱり無視すればよかった。
「………寝起きブス」
……っ!!!
表情筋は一切変えず、透さんとお母さんが聞こえないくらいのトーンで。
ちいさーくぽつっと。
信じらんない。信じらんない。
女の子にむかって……って、自分で女の子っていうのもどうかと思うけどね、
あまりにも失礼すぎるんじゃないの!
数々の文句が喉まで出かけてたけど、グッと堪えていただきますをする。
パクッとシチューを頬張ったら、おいしさのあまり苛立ちも薄まってきた。
いらいらも完全に引いてきて、
もぐもぐおいしさを堪能していたら。
「恋ちゃんどう?錬とは仲良くやれてる?」
と、透さんに不意をつかれてむせかける。