甘い仮面に騙されない!


「あ、ええっと……」

「仲良いよね。 ね? 恋さん」



すると小宮山 錬。
こてっと、首をかしげて。 あざとい感じで。


なっ……。冗談やめてよ。会話に入ってくるな!


思わず横目で奴の表情をうかがうと、お約束の " 表側 " の顔で微笑んできて、震えた。


まさしく無言の圧、って感じ。




「同じれんれん同士で波長合うのかもねえ」


ちょ、お母さん勝手なこと言うんじゃないよ。


「お互いの子どもが同姓同名なんてそれだけでも驚いたのに、まさか歳も高校も同じだったなんてな。俺鳥肌たったよ」


……透さんはなんで涙目なの。



お母さんと透さんがわいわい2人の世界に入ってくところを私は見ることしかできなくて、
シチューの最後の一口を平らげた──直後。




透さんから、爆弾発言が投下された。




< 27 / 35 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop