甘い仮面に騙されない!
「───海外出張!?」
広いリビングに、私の声が大きく響き渡る。
「そうなんだよ。実は今俺がもつ部署で大きなプロジェクトを抱えてて。海外での業務が必要になって」
がっくし肩を落とす透さん。
海外って……。
透さんの言葉に耳を疑ってると、更にお母さんからとんでもない一言が放たれた。
「それでね、私も一緒に行くことになったんだ」
………えっ?
「「えっっ!??」」
小宮山 錬と声が重なった。
感情がいまいち掴めない小宮山 錬も、これには目を見開いて、かなり驚いてるようす。