一夜限りの結婚式~君と愛し合えた日々は、本当に幸せでした。
「伊織、次、どうしようっか」
「指輪? 指輪の儀式にいく?」
柊くんが私の薬指に指輪をはめた。私も続けて柊くんの薬指に指輪をはめる。
次は、キス?
柊くんと見つめあった。今私は、久しぶりに胸の高鳴りを感じていた。付き合い始めた頃のような新鮮な気持ちもある。初めてしたキスは、すごく細かく覚えている。付き合い始めてからもなかなかふたりの関係に進展はなくて。初めてした場所は、この部屋だった。お互いにハニカミながら、ベッドの上でキスをした。だから余計にその時を思い出してか、ドキドキしている。
私は今、緊張して複雑な表情をしていると思う。そんな私の顔を見て柊くんは「可愛い」と微笑んだ。
それから彼の顔が近づいてきて。
ふわっと、あの時とは何も変わらない、優しいキスをしてくれた。
もうその優しさも感じられないんだと思うと、胸が苦しくて、締めつけられる。
「柊くん、私やっぱり別れたくないよ――」
別れたくない気持ちと涙が一緒に心の底から込み上げてくる。柊くんはそんな私を、何も言わずにただずっと、強く抱きしめてくれていた。
「指輪? 指輪の儀式にいく?」
柊くんが私の薬指に指輪をはめた。私も続けて柊くんの薬指に指輪をはめる。
次は、キス?
柊くんと見つめあった。今私は、久しぶりに胸の高鳴りを感じていた。付き合い始めた頃のような新鮮な気持ちもある。初めてしたキスは、すごく細かく覚えている。付き合い始めてからもなかなかふたりの関係に進展はなくて。初めてした場所は、この部屋だった。お互いにハニカミながら、ベッドの上でキスをした。だから余計にその時を思い出してか、ドキドキしている。
私は今、緊張して複雑な表情をしていると思う。そんな私の顔を見て柊くんは「可愛い」と微笑んだ。
それから彼の顔が近づいてきて。
ふわっと、あの時とは何も変わらない、優しいキスをしてくれた。
もうその優しさも感じられないんだと思うと、胸が苦しくて、締めつけられる。
「柊くん、私やっぱり別れたくないよ――」
別れたくない気持ちと涙が一緒に心の底から込み上げてくる。柊くんはそんな私を、何も言わずにただずっと、強く抱きしめてくれていた。