恋愛日和 いつの日か巡り会うその日まで
日頃の癖ですっかり家事が身に付き始めた私は、カウンター越しにいい香りに
目を閉じる。
『そんな!お客様ですから。』
「いえ、私そんなんじゃないんです。
瀬木さんの家で雇ってもらってる
アルバイトなんです。」
胸の前で両手を振り全力で否定する。
アシスタントとして来てるから、ここで
やれることはやりたいのだ。
『そうだったのね。うーん‥‥
それじゃあ今日は私の
話し相手になってくれないかしら?』
「えっ!?ふふ‥そんなことで良ければ
喜んでさせてください。」
『美味しいカフェオレ付けるわ。』
「うわぁ!私甘いの大好きです。
ありがとうございます。」
まるでお母さんのように笑う仲さんに甘えてカウンターに腰掛けると、飲んだことないくらい美味しいカフェオレを
淹れてもらい、帰るまでに作り方を
覚えたいと思えた。
『立花さんはまだ大学生なの?』
「はい、3年生です。」
『そう。隼人くんの2つ下なのね。
あの子が20歳くらいからここで本を
書き始めたの。今となっては作家に
なってるなんて驚きよね。』
えっ?そんなに早くからここで?
確か高校生の時からとは聞いてたけど‥
『今回ここにこんなに大勢で
いらっしゃるのは初めてですね。
毎年、隼人君と出版社の方だけなので
賑やかで嬉しいですよ。』
ガチャ
『‥仲さんコーヒー淹れて。』
ドクン
隣の椅子に腰掛けた瀬木さんは、すでに疲れているのかとても眠そうだ。
仲さんにもう少し先輩のことを聞けそうだったのにな……
『‥何飲んでるの?』
「あ‥仲さん特製のカフェオレです。」
眼鏡をかけてるってことはまだまだ仕事の途中かな‥‥。本を書きに来てるから
当たり前なんだけど、前みたいに倒れないか心配になる。
『はい、熱いから気をつけてね。』
『ん、ありがと。』
瀬木さんって本当に珈琲をよく飲む。
私は苦いのは飲めないからブラックが
飲める人がカッコイイと思えてしまう
「瀬木さん、私はここで何のお仕事を
すればいいんですか?」
今までは、書籍に必要な資料や写真を集めては渡すことが多かった。
やってほしいことって何か気になっていたし、レポートも一つクリアしたから
余裕があるうちに聞いておきたい。
『今回は立花に一ページ任せようかなと
思ってる。』
ん?‥‥‥ええっ!!!!!?
目を閉じる。
『そんな!お客様ですから。』
「いえ、私そんなんじゃないんです。
瀬木さんの家で雇ってもらってる
アルバイトなんです。」
胸の前で両手を振り全力で否定する。
アシスタントとして来てるから、ここで
やれることはやりたいのだ。
『そうだったのね。うーん‥‥
それじゃあ今日は私の
話し相手になってくれないかしら?』
「えっ!?ふふ‥そんなことで良ければ
喜んでさせてください。」
『美味しいカフェオレ付けるわ。』
「うわぁ!私甘いの大好きです。
ありがとうございます。」
まるでお母さんのように笑う仲さんに甘えてカウンターに腰掛けると、飲んだことないくらい美味しいカフェオレを
淹れてもらい、帰るまでに作り方を
覚えたいと思えた。
『立花さんはまだ大学生なの?』
「はい、3年生です。」
『そう。隼人くんの2つ下なのね。
あの子が20歳くらいからここで本を
書き始めたの。今となっては作家に
なってるなんて驚きよね。』
えっ?そんなに早くからここで?
確か高校生の時からとは聞いてたけど‥
『今回ここにこんなに大勢で
いらっしゃるのは初めてですね。
毎年、隼人君と出版社の方だけなので
賑やかで嬉しいですよ。』
ガチャ
『‥仲さんコーヒー淹れて。』
ドクン
隣の椅子に腰掛けた瀬木さんは、すでに疲れているのかとても眠そうだ。
仲さんにもう少し先輩のことを聞けそうだったのにな……
『‥何飲んでるの?』
「あ‥仲さん特製のカフェオレです。」
眼鏡をかけてるってことはまだまだ仕事の途中かな‥‥。本を書きに来てるから
当たり前なんだけど、前みたいに倒れないか心配になる。
『はい、熱いから気をつけてね。』
『ん、ありがと。』
瀬木さんって本当に珈琲をよく飲む。
私は苦いのは飲めないからブラックが
飲める人がカッコイイと思えてしまう
「瀬木さん、私はここで何のお仕事を
すればいいんですか?」
今までは、書籍に必要な資料や写真を集めては渡すことが多かった。
やってほしいことって何か気になっていたし、レポートも一つクリアしたから
余裕があるうちに聞いておきたい。
『今回は立花に一ページ任せようかなと
思ってる。』
ん?‥‥‥ええっ!!!!!?