面社長のお見合い8連敗~庇護欲強めの恋愛初心者でした~
 退職せずに済み、私は嬉しくて思わずその場で泣き崩れてしまった。

 熊崎社長が寄ってきて背中を擦ってくれる。

「泣いている暇はない。新しいアイデアを考えていると聞いた。早速明日の会議で試作品を食べさせてほしい」

「かしこまりました」

 部署に戻るとみなさん喜んでくれ、全員で新たに心を一つにしたのだ。



 その後、早速私は試作品作りを始めた。

 残業になってしまったが熊崎社長の家に戻ってくる。

 当たり前のように帰ってきてしまったけど、職場復帰もできたのだから自分の家で過ごすべきではないかと首を傾げた。

 でも今日はお礼を言いたくて家に入って、食事を作りながら熊崎社長の帰りを待つ。

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