大河ドラマ・乳房星(たらちねぼし)

【九月の雨】

(ゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロ!!ドザー!!ドザー!!)

日付が変わって、9月5日の深夜2時過ぎであった。

この時、京田辺市周辺で1時間に70ミリ程度の雷を伴った非常に激しい雨が降り出した。

またところ変わって、健介さんの実家にて…

実家の大広間に久信とかずえと桃子と公則《まさのり》と波瑠夫《はるお》と臨子《りんこ》の6人がいた。

この時、徳久《のりひさ》とあやめがまだ帰宅していなかった。

よし子久義母子《こひさよしおやこ》は、家を出たあと音信不通になった。

深夜11時頃に健介さんの実家によし子が電話をかけてきた。

電話の応対は、臨子《りんこ》が出た。

よし子は、臨子《りんこ》に対して『塚本(大阪市内)で暮している友人宅に泊まるから…』と伝えた。

その後、よし子は家族たちとの連絡網を断ち切った。

………

話は戻って…

久信は、波瑠夫《はるお》に対して困った表情で言うた。

「部長さん…部長さん!!」
「(波瑠夫《はるお》、にこやかな表情で言う)なんでしょうか?」
「なんでしょうかじゃあらへんねん!!うちらは困っているのですよ!!」
「分かってるよ〜」

かずえは、ものすごく困った表情で波瑠夫《はるお》に言うた。

「部長さん、ご家族のみなさまのお気持ちをシンケンに考えてください!!」

波瑠夫《はるお》は、にこやかな表情で言うた。

「分かってるよ〜」

臨子《りんこ》は、ものすごく怒った表情で波瑠夫《はるお》に言うた。

「分かっているのだったらパートナー選びを始めてよ!!」

桃子は、ものすごくあつかましい声で波瑠夫《はるお》に言うた。

「そうですよ!!パートナー選びでつまずいたから水回りのリフォームをやめるなんてなさけないわよ!!」

公則《まさのり》は、ものすごく困った表情で桃子に言うた。

「桃子、言い過ぎだよ〜」

桃子は、ものすごく怒った表情で公則《まさのり》に言うた。

「横から口を出さないでよ!!あなたもお人好し過ぎる性格をなおしてよ!!」

桃子にどなられた公則《まさのり》は、しゅんとした表情を浮かべた。

桃子は、ものすごく怒った表情で波瑠夫《はるお》に言うた。

「部長さん!!この際だから言わせてもらいますが、部長さんは家族たちのしあわせをシンケンに考えたことがありますか!?」

桃子の問いに対して、波瑠夫《はるお》はにこやかな表情で『考えてるよ〜』と答えた。

臨子《りんこ》は、ものすごく怒った声で『ウソよ!!』と言うたあと桃子に言うた。

「主人の言うことはすべてウソよ!!」
「臨子《りんこ》〜」
「ウソつきテイシュはだまってなさい!!」

臨子《りんこ》は、より激しい怒りを込めながら桃子に言うた。

「いつだったかおぼえてないけど…家族みんなでおでかけする予定があったのよ…主人は…家族にもうしわけないことしたから家族サービスをしようと決めた…けど…主人がどこに行こうか迷ったのよ…うちは、実家で暮している姉の子にプランを作ってほしいと頼んだ…姉の子は、プランを3つ作ってくださった…だけど、主人がひどく迷ったので、うちらのシンルイの人たちを呼んだわ…シンルイの人たちによるトウヒョウで…枚方市《ひらかた》の遊園地に行くことが決まった…うちら家族は、こまごまと準備したのよ…ところが、行く当日に主人はゴルフウェア姿でゴルフバッグをかついで家から出ようとした!!」
「あれは…上の人から『いかがですか?』と言われたから…」
「ウソつきはだまりなさい!!」
「あれは、仕事のゴルフだよ〜」
「ふざけるな!!」

(パチーン!!パチーン!!パチーン!!)

思い切りブチ切れた臨子《りんこ》は、波瑠夫《はるお》のこめかみを平手打ちで激しくたたいた。

桃子は、ものすごく困った表情で臨子《りんこ》に言うた。

「ちょっとおくさま!!なんでご主人さまをたたくのですか!?」
「極悪人《アクニン》だからたたいた!!」
「おくさま、いくらなんでもあんまりよ!!」
「うるさいわね!!このジジイは、あたしの主人じゃないのよ!!」
「どうしてひどいことを言うのですか!?」
「主人は、35年前に亡夫《まえのおっと》を車でひき殺したのよ!!それなのに、ショブンホリュウでシャクホウされた極悪人よ!!」

臨子《りんこ》が言うた言葉を聞いたかずえは、おどろいた声で臨子《りんこ》に言うた。

「ちょっとおくさま!!それはほんとうなの!?」
「そうよ!!」

久信は、ものすごくあつかましい声で波瑠夫《はるお》に言うた。

「部長さん!!この際だからいわしてもらうけど、一定期間のあいだおくさまとお子さまたちとキョリを置いたからどうかと思いますが…」
「キョリを置く?」
「おくさまのお怒りをしずめるために、ご家族たちとキョリを置かれたらどうでしょうか!?」
「わしは、悪いことをしたと思っているよ〜」
「それともう一ついわしてもらいますが、自分カタでごはんを作ることがイヤなら住むところを変えたらどうですか?」
「どこで暮せばいいのだよ〜」

桃子は、怒った表情で言うた。

「部長さん!!徳久《のりひさ》さんの気持ちをシンケンに考えてください!!徳久《のりひさ》さんはお嫁さんをもらったのに、結婚して早々に別居状態であると聞いてなんとも思わないのですか!?…玲奈《およめ》さんが久礼野姓《くれの》をなのることがイヤなので徳久《のりひさ》さんが近本姓《ちかもと》に変更したのよ!!あなたたちは玲奈《およめ》さんにきらわれているのよ!!」

波瑠夫《はるお》は、にこやかな表情で『分かってるよ〜』と答えた。

(パチーン!!)

端にいた臨子《りんこ》は『ふざけるな!!』と言うたあと平手打ちで波瑠夫《はるお》のこめかみをたたいた。

この時点で、おだやかに話し合いをすることは不可能になった。

その頃であった。

ところ変わって、阪急中津駅付近の高架下《ガードした》にて…

「イヤァァァァァァァァ!!けんちゃん!!けんちゃん!!」
「助けて!!」

ゆりことあやめは、50人の男たちに押さえつけられた状態で犯された。

ゆりことあやめの叫び声は、健介さんやあやめの家族たちの耳に届いていなかった。

…………
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