大河ドラマ・乳房星(たらちねぼし)
【ひとり】
時は、夜8時頃であった。
またところ変わって、二番町通りにて…
通りにあるナイトクラブの看板の灯りとネオンサインと街灯の灯りが灯っていた。
若い女性のグループたちと若いカップルさんたちと大学生のグループさんたちが通りを往来していた。
通りに設置されているスピーカーから渡哲也さんの歌で『ひとり』が流れていた。
ゆみさんからムチャブリされた健介さんは、ヨレヨレの状態で歩いていた。
この日、松山市内《しない》のどこかでマリンホールディングスの石頭CEOと会った。
健介さんは、石頭のCEOに対して『デリシャン』と『ヴァンケル』の株式をくれとジカダンパンをした。
しかし、取り巻きのSPたちによってボコボコにどつき回されたのでボロボロになった。
ああ…
つらい…
どうしたらいいのだ…
健介さんは、悲しげな表情でつぶやきながら通りを歩いた。
時は、5月23日の朝8時半頃であった。
またところ変わって、松山市堀江町にある三浦工業《みうらのほんしゃ》のオフィスにて…
隆輝《りゅうき》が働いているオフィスに制服姿の4人のOLさんたちが集まって話をしていた。
OLさんは、隆輝《りゅうき》が景子の意向を聞かずに婚姻届を出したことに対してよりするどい声で口々に言うた。
「潮崎さんはドサイテーよ!!」
「うんドサイテーよ!!」
「今永さんの意向を聞かずに婚姻届を出すなんてドサイテーよ!!」
「ほんとうね〜」
「潮崎さんは、今永さんじゃないと結婚しないと言うていたわよ〜」
「それはどうしてよ?」
「身の丈に合う女子社員《オーエル》さんが社内にいないから今永さんに愛を求めたのよ〜」
「そうかも知れないわね〜」
この時であった。
背広姿の隆輝《りゅうき》がオフィスに入った。
4人のOLさんは、大急ぎでデスクに戻った。
あれ…
どうしたのかな?
隆輝《りゅうき》は、コクビをかしげながらつぶやいたあと、近くのデスクにいたOLさんに声をかけた。
「おはよう。」
「おはようございます。」
隆輝《りゅうき》は、係長のデスクをちらっと見たあとOLさんに言うた。
「係長は?」
「係長は(国立)がんセンターへ検査に行きました…午後から出勤する予定です。」
「そう。」
OLさんは、隆輝《りゅうき》に対してどぎつい表情で言うた。
「潮崎さん。」
「はい?」
「今永さん…きょうからしばらくのあいだ休職するみたいよ。」
「えっ?」
OLさんは、隆輝《りゅうき》に対してどぎつい声で言うた。
「潮崎さん!!」
「はい?」
「あんたこのごろ勤務態度がものすごく悪いみたいね!!」
「はっ?」
「あんた、一度鏡を見たほうがいいわよ〜」
「はっ?」
「鏡に自分の顔を写しなさいと言うてるのよ!!」
「はっ?」
「あなたは、なにがしたいから三浦工業《うちのかいしゃ》に来たのよ!?」
「はっ?」
「ものすごくいらつくわね!!ふざけるプレーボーイ!!」
「あの、その…」
(ドカッ!!)
思い切りブチ切れたOLさんは、両手で隆輝《りゅうき》を突き飛ばした。
隆輝《りゅうき》は、突き飛ばされたはずみで尻もちをついた。
なんで…
なんでぼくがこんな目にあわなきゃならないのだ…
なんで…
……………
尻もちをついたあとその場に座り込んだ隆輝《りゅうき》は、コンワクした表情でつぶやいた。
時は、夕方6時半頃であった。
またところ変わって、新宮市《なんきしんぐう》にある和義夫婦の家にて…
家の大広間のテーブルに和義と杏子と桃子と桃恵《ももえ》と紀洋《のりひろ》が集まっていた。
テーブルの上には、杏子と桃子が作った晩ごはんが並んでいた。
杏子がごはんとみそ汁をつごうとしていた時であった。
(ジリリリリン…)
この時、大広間に置かれているうぐいす色のプッシュホンのベルが鳴った。
杏子は、電話の応対をするためにごはんとみそ汁をつぐのをやめた。
桃恵《ももえ》と紀洋《のりひろ》は、泣きそうな声で杏子に言うた。
「ごはんをつがないの?」
「みそ汁は?」
杏子は、困った声で桃恵《ももえ》と紀洋《のりひろ》に言うた。
「ごめんなさい…ちょっと電話に出るから待ってね〜」
「待てない!!」
「電話をかけた人が『早くでて〜』と言うてるのよ…待ってね〜」
杏子は、大急ぎで受話器をあげた。
電話は、景子の実家からかかってきた。
「はいもしもし度会でございます…度会はうちですけど…えっ?…ゴハイリョ願います…ゴハイリョ願いますってなんですか?…潮崎隆輝《しおざきりゅうき》が…勝手に婚姻届を出した…すみませんけど、あとにしてください…今うちは食事中です!!」
(ガチャーン!!)
杏子は、電話をガチャーンと切ったあとキーッと怒り狂った。
それから1分後であった。
杏子は、家族たちに『間違い電話よ〜』と笑いながら言うたあとごはんとみそ汁をつぎはじめた。
和義は、隆輝《りゅうき》から頼まれたむちゃな頼み事を思い出したがすぐに忘れた。
このあと、家族たち5人はいつも通りに晩ごはんを食べた。
またところ変わって、二番町通りにて…
通りにあるナイトクラブの看板の灯りとネオンサインと街灯の灯りが灯っていた。
若い女性のグループたちと若いカップルさんたちと大学生のグループさんたちが通りを往来していた。
通りに設置されているスピーカーから渡哲也さんの歌で『ひとり』が流れていた。
ゆみさんからムチャブリされた健介さんは、ヨレヨレの状態で歩いていた。
この日、松山市内《しない》のどこかでマリンホールディングスの石頭CEOと会った。
健介さんは、石頭のCEOに対して『デリシャン』と『ヴァンケル』の株式をくれとジカダンパンをした。
しかし、取り巻きのSPたちによってボコボコにどつき回されたのでボロボロになった。
ああ…
つらい…
どうしたらいいのだ…
健介さんは、悲しげな表情でつぶやきながら通りを歩いた。
時は、5月23日の朝8時半頃であった。
またところ変わって、松山市堀江町にある三浦工業《みうらのほんしゃ》のオフィスにて…
隆輝《りゅうき》が働いているオフィスに制服姿の4人のOLさんたちが集まって話をしていた。
OLさんは、隆輝《りゅうき》が景子の意向を聞かずに婚姻届を出したことに対してよりするどい声で口々に言うた。
「潮崎さんはドサイテーよ!!」
「うんドサイテーよ!!」
「今永さんの意向を聞かずに婚姻届を出すなんてドサイテーよ!!」
「ほんとうね〜」
「潮崎さんは、今永さんじゃないと結婚しないと言うていたわよ〜」
「それはどうしてよ?」
「身の丈に合う女子社員《オーエル》さんが社内にいないから今永さんに愛を求めたのよ〜」
「そうかも知れないわね〜」
この時であった。
背広姿の隆輝《りゅうき》がオフィスに入った。
4人のOLさんは、大急ぎでデスクに戻った。
あれ…
どうしたのかな?
隆輝《りゅうき》は、コクビをかしげながらつぶやいたあと、近くのデスクにいたOLさんに声をかけた。
「おはよう。」
「おはようございます。」
隆輝《りゅうき》は、係長のデスクをちらっと見たあとOLさんに言うた。
「係長は?」
「係長は(国立)がんセンターへ検査に行きました…午後から出勤する予定です。」
「そう。」
OLさんは、隆輝《りゅうき》に対してどぎつい表情で言うた。
「潮崎さん。」
「はい?」
「今永さん…きょうからしばらくのあいだ休職するみたいよ。」
「えっ?」
OLさんは、隆輝《りゅうき》に対してどぎつい声で言うた。
「潮崎さん!!」
「はい?」
「あんたこのごろ勤務態度がものすごく悪いみたいね!!」
「はっ?」
「あんた、一度鏡を見たほうがいいわよ〜」
「はっ?」
「鏡に自分の顔を写しなさいと言うてるのよ!!」
「はっ?」
「あなたは、なにがしたいから三浦工業《うちのかいしゃ》に来たのよ!?」
「はっ?」
「ものすごくいらつくわね!!ふざけるプレーボーイ!!」
「あの、その…」
(ドカッ!!)
思い切りブチ切れたOLさんは、両手で隆輝《りゅうき》を突き飛ばした。
隆輝《りゅうき》は、突き飛ばされたはずみで尻もちをついた。
なんで…
なんでぼくがこんな目にあわなきゃならないのだ…
なんで…
……………
尻もちをついたあとその場に座り込んだ隆輝《りゅうき》は、コンワクした表情でつぶやいた。
時は、夕方6時半頃であった。
またところ変わって、新宮市《なんきしんぐう》にある和義夫婦の家にて…
家の大広間のテーブルに和義と杏子と桃子と桃恵《ももえ》と紀洋《のりひろ》が集まっていた。
テーブルの上には、杏子と桃子が作った晩ごはんが並んでいた。
杏子がごはんとみそ汁をつごうとしていた時であった。
(ジリリリリン…)
この時、大広間に置かれているうぐいす色のプッシュホンのベルが鳴った。
杏子は、電話の応対をするためにごはんとみそ汁をつぐのをやめた。
桃恵《ももえ》と紀洋《のりひろ》は、泣きそうな声で杏子に言うた。
「ごはんをつがないの?」
「みそ汁は?」
杏子は、困った声で桃恵《ももえ》と紀洋《のりひろ》に言うた。
「ごめんなさい…ちょっと電話に出るから待ってね〜」
「待てない!!」
「電話をかけた人が『早くでて〜』と言うてるのよ…待ってね〜」
杏子は、大急ぎで受話器をあげた。
電話は、景子の実家からかかってきた。
「はいもしもし度会でございます…度会はうちですけど…えっ?…ゴハイリョ願います…ゴハイリョ願いますってなんですか?…潮崎隆輝《しおざきりゅうき》が…勝手に婚姻届を出した…すみませんけど、あとにしてください…今うちは食事中です!!」
(ガチャーン!!)
杏子は、電話をガチャーンと切ったあとキーッと怒り狂った。
それから1分後であった。
杏子は、家族たちに『間違い電話よ〜』と笑いながら言うたあとごはんとみそ汁をつぎはじめた。
和義は、隆輝《りゅうき》から頼まれたむちゃな頼み事を思い出したがすぐに忘れた。
このあと、家族たち5人はいつも通りに晩ごはんを食べた。