大河ドラマ・乳房星(たらちねぼし)

【急がないで】

時は、アメリカ太平洋時間の10月3日の午後1時頃であった。

またところ変わって、カリフォルニア大学ロス校の構内にある学食にて…

大学にフクガクしたローザさんは、ランチを摂るためにここに来た。

大きめのピザとミニッツメイドのオレンジのセットを持っているローザさんは、空いている席に座ったあとランチを摂ろうとした。

この時であった。

ローザさんと同じゼミに通っている男子大学生たち5〜6人がローザさんのもとにやって来た。

男子大学生たちは、なれなれしい声でローザさんに声をかけた。

「ローザ〜」
「ローザ〜」

ローザさんは、ものすごくフキゲンな表情で言うた。

「あんたたち、何しにきたのよ!?」

男子大学生のひとりは、なれなれしい声でローザさんに言うた。

「オレたちは、ローザと楽しい時間を過ごしたいのだよ〜」
「うるさいわね!!」

この時、チャラい髪の毛の男子大学生がローザさんに言うた。

「ローザ〜」
「なによ!!」
「ローザの家に遊びに行ってもいい?」
「なんで遊びに行ってもいいと言うのよ!!」
「オレたちは、ローザの家に遊びに行きたいのだよ〜」
「そうだよ〜」
「うるさいわね!!」
「なんでそんなに怒るのだよ〜」
「オレたちは、ローザの嫂《ねえ》さんの手作りのバタークッキーが食べたいのだよ〜」
「そうだよ〜」
「ねえいい?」

この時、優等生の男子大学生が彼らに詰め寄った。

「おいコラ!!オドレらはいいかげんにしろよ!!」
「なんだよ(優等生)!!」
「オドレら、大の男が複数人で女の子にちょっかい出すことだけは一人前だな!!」
「なんだよこの野郎!!」
「大学は勉強するための場所だ!!女の子とチャラチャラするヒマがあるのだったら勉強しろ!!オドレらはうざいのだよ!!」

(ガーン!!)

思い切りブチ切れた優等生の男子大学生は、チャラい髪の毛の男子大学生の頭をかたいもので殴りつけた。

「なにすんだよ!!」
「ふざけるなボケども!!」
「なんや!!やるんか!!」
「ああ!!やったら!!」

(ドカッ!!ドカッ!!ドカッ!!)

このあと、優等生の男子大学生はローザさんにちょっかいを出した男子大学生たちとドカバキの大ゲンカを繰り広げた。

時は、日本時間10月3日の正午過ぎであった。

またところ変わって、JR山陽本線の万富駅のすぐ近くにあるビール工場の敷地にて…

ボロボロに傷ついた健介さんは、マリンホールディングスの石頭のCEOに対して『デリシャン』と『ヴァンケル』の株式を全部くれと求めに行った。

しかし、取り巻きのSPたちによってボコボコに殴られてばかりいた。

「オレはあきらめない!!『デリシャン』と『ヴァンケル』の株式くれ〜」
「なにするんだ!!」

ボロボロに傷ついた健介さんは、石頭のCEOの右足にしがみついた。

「離せコラ!!」
「『デリシャン』と『ヴァンケル』の株式をよこせ!!」
「離せ!!」
「くれと言うてるのが聞こえないのかコノヤロー!!」

健介さんがケンカ越しの状態になったことにより、冷静に交渉することができなくなった。

(ジュー…)

さて、その頃であった。

またところ変わって、広島市中区新天地にあるお好み焼横丁にて…

お好み焼きを焼いている音が店内に響いていた。

ポムじいさんとゆみさんは、広島風お好み焼きをさかなに生大ジョッキをのんでいた。

ポムじいさんは、困った声で言うた。

「あの若造は大丈夫かいのぉ〜」
「ああ、健介さんのことね。」
「ちょっと、やりすぎたのではないかのぉ〜」
「いいのよいいのよ…あれでいいのよ〜」

ゆみさんは、大ジョッキの生ビールをひとくちのんだあとこう言うた。

「今ごろ、健介さんは限界が来てると思うわよ…そろそろここでしまいにしたほうがいいわね。」
「そうだな…それじゃあ、『デリシャン』と『ヴァンケル』の株式を全部買い取ろうか?」
「そうね…もうそうするしかないわね。」

ゆみさんは、こう言うたあと大きくため息をついた。

このあとも、ふたりはビールをのみながらお話をした。
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