大河ドラマ・乳房星(たらちねぼし)
【夜ごと悩ましい夜の海】
(ザザーン、ザザーン、ザザーン…)
時は、深夜11時50分頃であった。
またところ変わって、虹ケ浜の海浜公園にて…
私は、ぼんやりとした表情で真夜中の海を見つめながら考え事をしていた。
ママとシカヌマさんとシロキさんの3人の居場所を探すためにあちらこちらを探し回ったけれど、見つからなかった。
一体、どうすればいいのだ…
………………………
どうすることもできない私は、ひどくオタついた。
…………………………………
日付が変わって、8月9日の深夜0時50分頃であった。
私は、公園内の遊歩道をトボトボと歩いていた。
この時であった。
公園内にある電話ボックスに番頭《ばんと》はんがいたのを見た。
番頭《ばんと》はんは、どこかへ電話をかけていたようだ。
8月6日の深夜に庄原市の国道の待避所にあった電話ボックスで番頭《ばんと》はんがキョーハク電話をかけていたことを思い出した。
私は、電話ボックスの手前200メートル先にある電柱にかくれて様子を見た。
電話ボックスにいる番頭《ばんと》はんは、ちびたえんぴつでメモ書きをしながら受話器の向こうにいる相手をイカクした。
「おいコラ!!『寝かせてくれ』と言うて電話を切ったらどないなるのか分かったんか!?…このまま逃げ切れると思うなよ!!…オレから借り入れた5000万円をいつになったら返すのだ!?…オンドレが5000万円を返さなかったことが原因で大事な妹が殺されたことに気がつけよ!!」
なっ、なんだって…
私は、思わず叫びそうになったが必死にこらえた。
番頭《ばんと》はんは、ものすごく怒った声で受話器の向こうにいる相手をイカクした。
「おいコラオンドレ!!オンドレはアレ(イワマツの財産一式)がほしいのか!?ほんなら先に5000万を耳そろえて返せ!!」
受話器の向こうにいる相手は、居直った声で『それなら弁護士をとおしてください!!』と言うた。
番頭《ばんと》はんは、ものすごく怒った声で言うた。
「オドレひきょうだぞ!!弁護士を通せだと!?どこの法律事務所の弁護士だ!?…おいコラ!!このまま逃げ切れると思ったら大間違いだぞ!!…わしがああ言えば弁護士をとおしてください…わしがこう言うたら弁護士をとおしてください…と言うてる…オンドレはやり方が汚いぞ!!…ふざけるな!!…5000万を耳そろえて返せ!!」
受話器の向こうにいる相手は『だから弁護士をとおしてください!!』と言うた。
思い切りブチ切れた番頭《ばんと》はんは、電話をガチャーンと切ったあとちびたえんぴつでメモ書きをした。
危険を感じた私は、ショルダーを持った状態でゆっくりと離れた。
それからまた1分後であった。
(チャリンチャリンチャリンチャリンチャリンチャリンチャリンチャリンチャリンチャリンチャリンチャリンチャリンチャリン…カチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチ…プルルルルルルルルルルルル…)
番頭《ばんと》はんは、100円玉を投入口にたくさん入れたあとどこかへ電話をかけた。
またところ変わって、小才角《こさいかく》(高知県西部)にある釣宿の8畳の部屋にて…
8畳の部屋に溝端屋の主人と二岡総裁《そうさい》と田嶋組長《くみちょう》と小林と山岡が集まっていた。
(ジリリリリン!!)
部屋に置かれているダイヤル式の黒電話のベルが鳴り響いた。
田嶋組長《くみちょう》が電話に出たあと話をした。
「田嶋《たじま》だ…おう、竹宮か…どこにいるのだ…虹ケ浜…山口県の光にある海浜公園か…」
番頭《ばんと》はんは、受話器の向こうにいる田嶋組長《くみちょう》に言うた。
「もしもし組長、あのヤローは弁護士を利用したみたいです…たぶん、田嶋組《うちのくみ》と対立している組の顧問弁護士だと思います…田嶋組《うち》から借り入れた5000万は返さないと言うてますが…どないしまひょか?…田嶋組長《くみちょう》、ここだけの話でおますが…あのヤローのオニイの嫁はんを襲いまひょ…たしか、アニメ雑誌の文通を通じて知り合ったふたりでした…」
受話器ごしにいる田嶋組長《くみちょう》は、不気味な声て『よし分かった〜』と言うた。
番頭《ばんと》はんは『ヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒ〜』と嗤《わら》いながらちびたえんぴつでメモ書きをした。
時は、深夜11時50分頃であった。
またところ変わって、虹ケ浜の海浜公園にて…
私は、ぼんやりとした表情で真夜中の海を見つめながら考え事をしていた。
ママとシカヌマさんとシロキさんの3人の居場所を探すためにあちらこちらを探し回ったけれど、見つからなかった。
一体、どうすればいいのだ…
………………………
どうすることもできない私は、ひどくオタついた。
…………………………………
日付が変わって、8月9日の深夜0時50分頃であった。
私は、公園内の遊歩道をトボトボと歩いていた。
この時であった。
公園内にある電話ボックスに番頭《ばんと》はんがいたのを見た。
番頭《ばんと》はんは、どこかへ電話をかけていたようだ。
8月6日の深夜に庄原市の国道の待避所にあった電話ボックスで番頭《ばんと》はんがキョーハク電話をかけていたことを思い出した。
私は、電話ボックスの手前200メートル先にある電柱にかくれて様子を見た。
電話ボックスにいる番頭《ばんと》はんは、ちびたえんぴつでメモ書きをしながら受話器の向こうにいる相手をイカクした。
「おいコラ!!『寝かせてくれ』と言うて電話を切ったらどないなるのか分かったんか!?…このまま逃げ切れると思うなよ!!…オレから借り入れた5000万円をいつになったら返すのだ!?…オンドレが5000万円を返さなかったことが原因で大事な妹が殺されたことに気がつけよ!!」
なっ、なんだって…
私は、思わず叫びそうになったが必死にこらえた。
番頭《ばんと》はんは、ものすごく怒った声で受話器の向こうにいる相手をイカクした。
「おいコラオンドレ!!オンドレはアレ(イワマツの財産一式)がほしいのか!?ほんなら先に5000万を耳そろえて返せ!!」
受話器の向こうにいる相手は、居直った声で『それなら弁護士をとおしてください!!』と言うた。
番頭《ばんと》はんは、ものすごく怒った声で言うた。
「オドレひきょうだぞ!!弁護士を通せだと!?どこの法律事務所の弁護士だ!?…おいコラ!!このまま逃げ切れると思ったら大間違いだぞ!!…わしがああ言えば弁護士をとおしてください…わしがこう言うたら弁護士をとおしてください…と言うてる…オンドレはやり方が汚いぞ!!…ふざけるな!!…5000万を耳そろえて返せ!!」
受話器の向こうにいる相手は『だから弁護士をとおしてください!!』と言うた。
思い切りブチ切れた番頭《ばんと》はんは、電話をガチャーンと切ったあとちびたえんぴつでメモ書きをした。
危険を感じた私は、ショルダーを持った状態でゆっくりと離れた。
それからまた1分後であった。
(チャリンチャリンチャリンチャリンチャリンチャリンチャリンチャリンチャリンチャリンチャリンチャリンチャリンチャリン…カチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチ…プルルルルルルルルルルルル…)
番頭《ばんと》はんは、100円玉を投入口にたくさん入れたあとどこかへ電話をかけた。
またところ変わって、小才角《こさいかく》(高知県西部)にある釣宿の8畳の部屋にて…
8畳の部屋に溝端屋の主人と二岡総裁《そうさい》と田嶋組長《くみちょう》と小林と山岡が集まっていた。
(ジリリリリン!!)
部屋に置かれているダイヤル式の黒電話のベルが鳴り響いた。
田嶋組長《くみちょう》が電話に出たあと話をした。
「田嶋《たじま》だ…おう、竹宮か…どこにいるのだ…虹ケ浜…山口県の光にある海浜公園か…」
番頭《ばんと》はんは、受話器の向こうにいる田嶋組長《くみちょう》に言うた。
「もしもし組長、あのヤローは弁護士を利用したみたいです…たぶん、田嶋組《うちのくみ》と対立している組の顧問弁護士だと思います…田嶋組《うち》から借り入れた5000万は返さないと言うてますが…どないしまひょか?…田嶋組長《くみちょう》、ここだけの話でおますが…あのヤローのオニイの嫁はんを襲いまひょ…たしか、アニメ雑誌の文通を通じて知り合ったふたりでした…」
受話器ごしにいる田嶋組長《くみちょう》は、不気味な声て『よし分かった〜』と言うた。
番頭《ばんと》はんは『ヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒ〜』と嗤《わら》いながらちびたえんぴつでメモ書きをした。