大河ドラマ・乳房星(たらちねぼし)

【迷い道・その2】

時は、深夜11時過ぎであった。

ところ変わって、国電博多駅のすぐ近くにあるグリーンホテルにて…

私は、シングルルームのベッドで眠っていた。

この時、私は夢を見ていた。

……………………

時は、1926年の8月の終わり頃であった。

当時2歳の私、大好きなママ(当時・21歳)と一緒にマンシュウリ近郊にある草原に行った。

人生で初めて恋をしたお相手は、ママである…

人生最初のデートは、ママとおててをつないでゆっくりと草原を歩いた…である。

ママと私がやって来た草原は、マンシュウリハイラル区から南へ200キロ先にあった。

中国とモンゴルの国境付近にある小さな場所だった。

第二次世界大戦中に発生したノモンハン事件の舞台となった草原と言えばわかると思う…

時は、午後2時半頃であった。

2歳の私とママは、遠くに見えるゲートを見つめていた。

ゲート付近には、多くの人たちが往来していた。

2歳の私は、ママに声をかけた。

「ママ〜」
「なあによーくん。」
「ママ、遠くに見えるゲートの近くに…人がいっぱいいるよ。」
「あら、ほんとうね。」
「ママ、ぼくたちも行こうよ〜」
「よーくん…よーくんがゲートの近くに行きたいと言う気持ちは分かるけど…あのゲートは…だれでも通れるわけじゃないのよ。」
「どうして?」
「あのゲートは、モンゴル人と中国人だけしか通りぬけることができないのよ。」

ママが言うた言葉に対して、2歳の私は悲しげな表情でママに言うた。

「ママ、行きたい…ぼくだってモンゴル人と中国人の血が流れているのだよ~」

ママは、もうしわけない声で2歳の私に言うた。

「よーくんごめんね…よーくんの身体にモンゴル人と中国人とモンゴルの系統の血が流れていたよね…ママの身体にもよーくんと同じ血が流れているのよ…だけどね…よーくんとママは、複数の国の国籍を保有していることと…よーくんとママの身体に複数の国と民族の血が流れている…と言うことがあるのよ…あと…現地の事情が複雑であることなど…があるので、むずかしいのよ。」

2歳の私は、ママに言うた。

「それじゃあ、いつになったらあのゲートをとおることができるの?」
「いつになるのかは分からないけど…いろんな国の人々が往来できるようになったら、ママと一緒におててつないで…ゲートを越えようね。」
「うん。」

このあと、ママは立ち上がったあと両手を広げて私を読んだ。

「よーくん…おいで〜」
「ママ〜」

私は、ママの199のMカップの極爆乳《おおきすぎるおっぱい》に抱きついた。

「よーくん…キュー…キュー…」

ママは、両手で2歳の私の身体を優しく抱きしめた。

「ママ…ママ…ママ…ママ…」
「よーくん…キュー…キュー…キュー…キュー…」

それから数分後であった。

「ママ〜、ママ〜、ママ〜…」
「よーくん、ママはここにいるよ。」

2歳の私とママは、無我夢中で草原をかけめぐった。

それから10分後であった。

2歳の私があたりを見渡した時であった。

一緒にいたはずのママがいなくなった。

「ママ…ママ…ママ…ママ…」

2歳の私はママを呼んだけど、どこにもいなかった。

「ぐすんぐすんぐすんぐすん…」

2歳の私は、ひとりで泣いた。

………………………

ママと別れたあの日は…

55年の歳月が流れた今でも…

はっきりとおぼえている…

ママ…

ママ…

……………………

ちいちゃい時に恋をしたママに…

もう一度会いたい…

…………………………
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