大河ドラマ・乳房星(たらちねぼし)
【転がる石】
(ボーッ、ボーッ、ボーッ、ボーッ…)
時は、朝7時45分頃であった。
ところ変わって、八幡浜港にて…
私は、朝5時に別府国際ターミナルから宇和島運輸のフェリーに乗ってここまで来た。
ショルダーバッグを持ってフェリーから降りた私は、歩いて待合室へ向かった。
この時、私はドナ姐《ねえ》はんと会った。
クリーム色のサマーコート姿のドナ姐《ねえ》はんは、私に向かって大きく手を振った。
「よーくん〜、こっちよ〜」
「ドナ姐《ねえ》はん!!」
私を両手で抱きしめたドナ姐《ねえ》はんは、泣きそうな声で言うた。
「よーくん…無事でよかった…無事でよかった…」
………………………
またところ変わって、国鉄八幡浜駅のすぐ近くにある喫茶店にて…
ドナ姐《ねえ》はんと私は、450円のモーニングセット(コーヒー・トースト・ポテトサラダ・ゆで卵)で朝食を摂った。
朝食を摂ったあと、私はドナ姐《ねえ》はんに対してきのう諫早の旅館で聞いたことを全部話した。
ひと通り話を聞いたドナ姐《ねえ》はんは『話は聞いたわよ〜』と言うたあとこう言うた。
「諫早から山口へ引き返したシカヌマさんはとんでもない女よ!!」
「とんでもない女…ドナ姐《ねえ》はんは、シカヌマさんのことを知ってるの!?」
「うん…あの女は、ツゴーが悪くなれば我先に逃げるタイプよ!!…妹がロクマクをわずらっていたのは大ウソよ!!」
「シカヌマさんは、親きょうだいはいないの!?」
ドナ姐《ねえ》はんは、怒った声で『いるわけないわよ!!』と言うたあとこう言うた。
「あの女は、丸亀近郊にあるショウヤの娘よ。」
「ショウヤの娘?」
「親類の家は、田畑や山などをたくさん持っていた…ひいおじいは、香川県から選出されたキゾクインの議員さんだった…おじいは丸亀市長を4期、香川県の県議会議員を5期務めたなど…いい肩書を持っているのよ…」
「それなのに、どうしてシカヌマさんはダラクしたの?」
「答えはカンタンよ…あの女は、ひいおじいが持って来たエンダンをホゴにしたのよ!!」
「エンダンをホゴにした?」
「よーくんは分かっているよね…ひいおじいが持って来たエンダンをホゴにしたらどうなるのかと言うことを…」
「家からツイホーされる…」
「そのとおりよ!!…あの女は、エンダンをホゴにしたあと、ろくでもない男と駆け落ちしたのよ…それですべてがパーになったのよ…その後、あの女は男にすてられたのよ。」
「すてられた?」
「そうよ…その挙句に、昭和20年8月14日…」
「光市で発生した空襲に巻き込まれた…」
「そうよ!!…あの女は、すきホーダイ勝手しホーダイしたので機銃掃射《テッポー》で身体《からだ》をぶち抜かれたのよ!!」
「なんとも言えない〜」
「よーくんのママもママで、なさけない男と(韓)半島に渡ったあと、ソ連兵たちから汚辱《レイプ》されたのよ!!…その後、どうなったのかは知らないけど…シベリアの収容所でひとりさびしく亡くなった…と言うことよ〜」
……………………
信じられない…
信じられない!!
……………………
ドナ姐《ねえ》はんから話を聞いた私は、よりし烈な怒りに震えながらつぶやいた。
今の私の気持ちは…
ママに会いたいと言う気持ちはなくなった…
ママが手前勝手な性格であったことを聞いた以上…
絶対に許さない!!
それよりも、大番頭《おおばんと》はんたちを探さなきゃ…
アレがなかったら…
仕事ができない…
アレがなかったら…
お先真っ暗だ…
急げ…
もう時間がない…
残された時間は…
あとわずかしかない…
…………
時は、朝7時45分頃であった。
ところ変わって、八幡浜港にて…
私は、朝5時に別府国際ターミナルから宇和島運輸のフェリーに乗ってここまで来た。
ショルダーバッグを持ってフェリーから降りた私は、歩いて待合室へ向かった。
この時、私はドナ姐《ねえ》はんと会った。
クリーム色のサマーコート姿のドナ姐《ねえ》はんは、私に向かって大きく手を振った。
「よーくん〜、こっちよ〜」
「ドナ姐《ねえ》はん!!」
私を両手で抱きしめたドナ姐《ねえ》はんは、泣きそうな声で言うた。
「よーくん…無事でよかった…無事でよかった…」
………………………
またところ変わって、国鉄八幡浜駅のすぐ近くにある喫茶店にて…
ドナ姐《ねえ》はんと私は、450円のモーニングセット(コーヒー・トースト・ポテトサラダ・ゆで卵)で朝食を摂った。
朝食を摂ったあと、私はドナ姐《ねえ》はんに対してきのう諫早の旅館で聞いたことを全部話した。
ひと通り話を聞いたドナ姐《ねえ》はんは『話は聞いたわよ〜』と言うたあとこう言うた。
「諫早から山口へ引き返したシカヌマさんはとんでもない女よ!!」
「とんでもない女…ドナ姐《ねえ》はんは、シカヌマさんのことを知ってるの!?」
「うん…あの女は、ツゴーが悪くなれば我先に逃げるタイプよ!!…妹がロクマクをわずらっていたのは大ウソよ!!」
「シカヌマさんは、親きょうだいはいないの!?」
ドナ姐《ねえ》はんは、怒った声で『いるわけないわよ!!』と言うたあとこう言うた。
「あの女は、丸亀近郊にあるショウヤの娘よ。」
「ショウヤの娘?」
「親類の家は、田畑や山などをたくさん持っていた…ひいおじいは、香川県から選出されたキゾクインの議員さんだった…おじいは丸亀市長を4期、香川県の県議会議員を5期務めたなど…いい肩書を持っているのよ…」
「それなのに、どうしてシカヌマさんはダラクしたの?」
「答えはカンタンよ…あの女は、ひいおじいが持って来たエンダンをホゴにしたのよ!!」
「エンダンをホゴにした?」
「よーくんは分かっているよね…ひいおじいが持って来たエンダンをホゴにしたらどうなるのかと言うことを…」
「家からツイホーされる…」
「そのとおりよ!!…あの女は、エンダンをホゴにしたあと、ろくでもない男と駆け落ちしたのよ…それですべてがパーになったのよ…その後、あの女は男にすてられたのよ。」
「すてられた?」
「そうよ…その挙句に、昭和20年8月14日…」
「光市で発生した空襲に巻き込まれた…」
「そうよ!!…あの女は、すきホーダイ勝手しホーダイしたので機銃掃射《テッポー》で身体《からだ》をぶち抜かれたのよ!!」
「なんとも言えない〜」
「よーくんのママもママで、なさけない男と(韓)半島に渡ったあと、ソ連兵たちから汚辱《レイプ》されたのよ!!…その後、どうなったのかは知らないけど…シベリアの収容所でひとりさびしく亡くなった…と言うことよ〜」
……………………
信じられない…
信じられない!!
……………………
ドナ姐《ねえ》はんから話を聞いた私は、よりし烈な怒りに震えながらつぶやいた。
今の私の気持ちは…
ママに会いたいと言う気持ちはなくなった…
ママが手前勝手な性格であったことを聞いた以上…
絶対に許さない!!
それよりも、大番頭《おおばんと》はんたちを探さなきゃ…
アレがなかったら…
仕事ができない…
アレがなかったら…
お先真っ暗だ…
急げ…
もう時間がない…
残された時間は…
あとわずかしかない…
…………