大河ドラマ・乳房星(たらちねぼし)
【岡山は女の泣くところ】
時は、深夜11時半頃であった。
ショルダーバッグを持って家から出た私は、再び旅に出た。
たどり着いた場所は、岡山市田町の繁華街であった。
通りに面したナイトクラブや風俗店の灯りがたくさんともっていた。
通りには、若い人たちのグループや若いカップルさんたちが往来していた。
通りのあちらこちらにポン引きのニイチャンが立っていた。
ポン引きのニイチャンたちは『お安くしとくよ〜』と言うたあと『いかがですか〜』と言うて客寄せしていた。
私は、店に入る気はなかったので素通りした。
…………………………
日付が変わって、10月4日の深夜1時頃であった。
ところ変わって、街の中心地にある公園にて…
私が公園の付近を歩いていた時であった。
男同士が大ゲンカをしている声を聞いた。
公園に入った私は、現場の200メートル手前にある大きな木の陰に隠れてようすをみた。
現場には、番頭《ばんと》はんと廉太郎《れんたろう》がいた。
なんで萩生《はぎお》のご主人と番頭《ばんと》はんがここにいるのだ…
私は、ふたりのようすを聞き耳をたてて聞いた。
番頭《ばんと》はんは、廉太郎《れんたろう》に対してものすごく怒った声で言うた。
「おいコラクソじじい!!オドレはふざけとんか!?」
廉太郎《れんたろう》は、ものすごく困った声で番頭《ばんと》はんに言うた。
「私は、コリントさんを探しているのです…コリントさんを助けたいのです〜」
番頭《ばんと》はんは、ものすごく怒った声で廉太郎《れんたろう》に言うた。
「オドレはコリントがどなな人生を歩んだと言うのがまだ分からんのか!?」
「分かってますよ〜」
「オドレらはコリントがなんで怒鳴り声をあげたのか…と言うことが分からないようだな!!」
「分かってますよ…私たち夫婦は、戦時中に満州で暮らしていたのですよ〜」
「マンジュウがどうかしたと言うのか!?」
「マンジュウじゃなくてマンシュウですよ〜」
「グタグタグタグタグタグタグタグタ言うんじゃねえよ!!」
「私たちは、コリントさんが喜んでいる顔が見たいのです…コリントさんが娘と一緒に教会の赤いじゅうたんを歩いている姿を見たいのです〜」
「オドレらの夢はその程度か…しょぼいのぉ〜」
番頭《ばんと》はんが言うた言葉に対して、廉太郎《れんたろう》は、怒った声で言うた。
「あんたは私たちをブジョクするのか!?」
番頭《ばんと》はんは、めんどくさい声で言うた。
「分かった…そないに怒らんでもええやん〜」
廉太郎《れんたろう》は、怒った声で番頭《ばんと》はんに言うた。
「私たちは、戦時中にすごくつらい思いをしたのですよ!!マンシュウの開拓団にいた時にすごくつらい思いをしたのですよ!!」
「へいへいわかりやした〜…じいさんの作り話なんか聞きたくねえんだよ〜」
「作り話じゃないのですよ!!」
「分かった分かった…それよりもあんたらはコリントをどないしたいねん?」
「私たちは、コリントさんを幸せにしてあげたいのです!!」
「あんたらが言う幸せとはなんやねん?」
「だから、花嫁さんをもらって子どもたちを出産して家庭を持つことですよ!!」
「せやからオドレが言うた幸せとはその程度か…とワシは言うたのだ〜」
「その程度とはなんだ!?」
「おい、おれは眠いのだよ…家へ返せよ!!」
「私は、コリントさんを捜しているのだよ…コリントさんが喜んでいる表情が見たいのだよ〜」
「そないに言うのであれば、ワシに対してオトシマエをつけろよ!!」
「オトシマエをつけろだと!?」
「てめえのセガレが田嶋組《うち》の上納金《ゼニ》5000万を盗んだあと逃亡《トンズラ》した…てめえのセガレは、今も逃げ回っているようだ…てめえの息子が盗んだ5000万を返さないと言うのであれば、考えがあるぞ!!」
「5000万!!」
「どないするんや!?」
「そんな大金は、うちにはない!!」
「ほな、5000万は返さないと言うことだな…よぉ分かった〜」
「ふざけるなクソチンピラ!!ぶっ潰してやる!!」
「あんたは田嶋組《うち》に宣戦布告すると言うたね。」
「ああ言うた!!あんたがうちの言いがかりをつけたから宣戦布告だと言うた!!」
「よぉ分かった…ほな、二岡総裁《そうさい》に伝えとく!!」
「ああ!!覚悟しておけ!!こっちには、三田尻組《みたじり》の親分がいるのだぞ!!」
「おい!!今さっき三田尻組《みたじり》を出したな!!」
「ああ!!」
「オドレにケーコクしておく…長州組《わしら》に焚き付けた上に三田尻組《みたじり》を利用した…その結果、より恐ろしい結末が待っていると言うことをよーに覚えておけ!!…ほな…」
番頭《ばんと》はんは、廉太郎《れんたろう》をイカクしたあとその場から立ち去った。
なんだって…
萩生《はぎお》の家のセガレが…
田嶋《くみ》の上納金《カネ》を盗んで…
逃亡《トンズラ》した…
……………………………
このあと、私はゆっくりとした足取りで公園から離れた。
ショルダーバッグを持って家から出た私は、再び旅に出た。
たどり着いた場所は、岡山市田町の繁華街であった。
通りに面したナイトクラブや風俗店の灯りがたくさんともっていた。
通りには、若い人たちのグループや若いカップルさんたちが往来していた。
通りのあちらこちらにポン引きのニイチャンが立っていた。
ポン引きのニイチャンたちは『お安くしとくよ〜』と言うたあと『いかがですか〜』と言うて客寄せしていた。
私は、店に入る気はなかったので素通りした。
…………………………
日付が変わって、10月4日の深夜1時頃であった。
ところ変わって、街の中心地にある公園にて…
私が公園の付近を歩いていた時であった。
男同士が大ゲンカをしている声を聞いた。
公園に入った私は、現場の200メートル手前にある大きな木の陰に隠れてようすをみた。
現場には、番頭《ばんと》はんと廉太郎《れんたろう》がいた。
なんで萩生《はぎお》のご主人と番頭《ばんと》はんがここにいるのだ…
私は、ふたりのようすを聞き耳をたてて聞いた。
番頭《ばんと》はんは、廉太郎《れんたろう》に対してものすごく怒った声で言うた。
「おいコラクソじじい!!オドレはふざけとんか!?」
廉太郎《れんたろう》は、ものすごく困った声で番頭《ばんと》はんに言うた。
「私は、コリントさんを探しているのです…コリントさんを助けたいのです〜」
番頭《ばんと》はんは、ものすごく怒った声で廉太郎《れんたろう》に言うた。
「オドレはコリントがどなな人生を歩んだと言うのがまだ分からんのか!?」
「分かってますよ〜」
「オドレらはコリントがなんで怒鳴り声をあげたのか…と言うことが分からないようだな!!」
「分かってますよ…私たち夫婦は、戦時中に満州で暮らしていたのですよ〜」
「マンジュウがどうかしたと言うのか!?」
「マンジュウじゃなくてマンシュウですよ〜」
「グタグタグタグタグタグタグタグタ言うんじゃねえよ!!」
「私たちは、コリントさんが喜んでいる顔が見たいのです…コリントさんが娘と一緒に教会の赤いじゅうたんを歩いている姿を見たいのです〜」
「オドレらの夢はその程度か…しょぼいのぉ〜」
番頭《ばんと》はんが言うた言葉に対して、廉太郎《れんたろう》は、怒った声で言うた。
「あんたは私たちをブジョクするのか!?」
番頭《ばんと》はんは、めんどくさい声で言うた。
「分かった…そないに怒らんでもええやん〜」
廉太郎《れんたろう》は、怒った声で番頭《ばんと》はんに言うた。
「私たちは、戦時中にすごくつらい思いをしたのですよ!!マンシュウの開拓団にいた時にすごくつらい思いをしたのですよ!!」
「へいへいわかりやした〜…じいさんの作り話なんか聞きたくねえんだよ〜」
「作り話じゃないのですよ!!」
「分かった分かった…それよりもあんたらはコリントをどないしたいねん?」
「私たちは、コリントさんを幸せにしてあげたいのです!!」
「あんたらが言う幸せとはなんやねん?」
「だから、花嫁さんをもらって子どもたちを出産して家庭を持つことですよ!!」
「せやからオドレが言うた幸せとはその程度か…とワシは言うたのだ〜」
「その程度とはなんだ!?」
「おい、おれは眠いのだよ…家へ返せよ!!」
「私は、コリントさんを捜しているのだよ…コリントさんが喜んでいる表情が見たいのだよ〜」
「そないに言うのであれば、ワシに対してオトシマエをつけろよ!!」
「オトシマエをつけろだと!?」
「てめえのセガレが田嶋組《うち》の上納金《ゼニ》5000万を盗んだあと逃亡《トンズラ》した…てめえのセガレは、今も逃げ回っているようだ…てめえの息子が盗んだ5000万を返さないと言うのであれば、考えがあるぞ!!」
「5000万!!」
「どないするんや!?」
「そんな大金は、うちにはない!!」
「ほな、5000万は返さないと言うことだな…よぉ分かった〜」
「ふざけるなクソチンピラ!!ぶっ潰してやる!!」
「あんたは田嶋組《うち》に宣戦布告すると言うたね。」
「ああ言うた!!あんたがうちの言いがかりをつけたから宣戦布告だと言うた!!」
「よぉ分かった…ほな、二岡総裁《そうさい》に伝えとく!!」
「ああ!!覚悟しておけ!!こっちには、三田尻組《みたじり》の親分がいるのだぞ!!」
「おい!!今さっき三田尻組《みたじり》を出したな!!」
「ああ!!」
「オドレにケーコクしておく…長州組《わしら》に焚き付けた上に三田尻組《みたじり》を利用した…その結果、より恐ろしい結末が待っていると言うことをよーに覚えておけ!!…ほな…」
番頭《ばんと》はんは、廉太郎《れんたろう》をイカクしたあとその場から立ち去った。
なんだって…
萩生《はぎお》の家のセガレが…
田嶋《くみ》の上納金《カネ》を盗んで…
逃亡《トンズラ》した…
……………………………
このあと、私はゆっくりとした足取りで公園から離れた。