大河ドラマ・乳房星(たらちねぼし)

【コスモス街道】

時は、10月6日の朝6時半頃であった。

またところ変わって、国電豊科駅の前にある広場にて…

私は、広場で行商をしていた農婦さんと会って話をしていた。

私は、ドナ姐《ねえ》はんが写っている写真を農婦さんに見せた。

写真を見た農婦さんは、私に対して『写真に写っている韓国人女性とよくにたひとを9月27日頃に見たよ。』と答えた。

私は、農婦さんに言うた。

「おっかさん、その女性は何時頃《いつごろ》まで豊科駅《こちら》にいたのですか!?」
「たしか…朝の8時に…5分前までいたと思うわ。」

私は、万年筆を使って手帳に書き込みながら『8時に…5分前…』と言うた。

それからまた30分後であった。

私は、行商に来た3人の農婦さんに会ってドナ姐《ねえ》はんのことをたずねた。

2人の農婦さんは『見てない。』と答えた。

もうひとりの農婦さんは『見た。』と答えたあと、穂高町のガソリンスタンドで別の農婦さんと一緒にいたことを私に伝えた。

急がなきゃ…

………………………

時は、午前11時50分頃であった。

またところ変わって、穂高町の国道147号線沿いにあるガソリンスタンドにて…

私は、ドナ姐《ねえ》はんと一緒にいたと思われる農婦さんと会って話をした。

農婦さんは、私に対してドナ姐《ねえ》はんと一緒にいたことを伝えたあとオオギサワまで送りとどけたことを話した。

「オオギサワ…おっかさんはドナさんとよくにた女性をオオギサワまで送り届けたのですね。」
「ええ。」
「それは何時頃だったのですか!?」
「たしか…ここを出発したのは昼の12時半でした…オオギサワに着いたのは、たしか昼の3時頃でした。」
「昼の3時…その女性は、オオギサワから北陸方面へ向かわれたのでしょうか?」
「…だと思うわよ。」

……………………

私は、農婦さんから聞いた話を手帳に書き込みながらつぶやいた。

ドナ姐《ねえ》はんは…

オオギサワからどうやって北陸方面へ向かったのか…

…………………………

またところ変わって、ガソリンスタンドの店内にある休憩所にて…

ソファのテーブルの上にスーパーマップルの中部地方の道路地図がひらいた状態で置かれていた。

私は、万年筆を使って地図の上に書き込みをしながら言うた。

「オオギサワは…トロリーバスが発着している駅だ…たしか…黒部ダムへつづいていたと思う…黒部ダム…そこからは…ケーブルカー・ロープウェイ・高原バス…を乗り継いで…立山駅へ行く…立山駅から…富山地方鉄道《ちてつ》に乗って…富山市内へ行く…ドナ姐《ねえ》はんはなにを考えているのか…」

私は、テーブルの上に置かれていたコンパス時刻表の中部地方の索引地図をひらいたあともよりの路線を調べた。

その後、私は黒部立山アルペンルートが記載されているページをひらいて調べた。

ドナ姐《ねえ》はんがオオギサワに到着したのは午後3時頃…

その時間にトロリーバスに乗ったあとは…

………………………

立山駅へ向かうケーブルカーは…

最終便にギリギリ間に合う形…

…じゃないか。

その後、富山地方鉄道《ちてつ》に乗って富山市内へ向かった…

到着時刻は…

早くても…

夜8時半頃…

…………………

ドナ姐《ねえ》はんは、なにを考えていたのだ…

……………………

すごく気になる…

……………………

(ブロロロロロロロロロロロロロロロロロロロ…)

時は、午後2時半頃であった。

私は、ガソリンスタンドでヒッチハイクした三協アルミのロゴ入りの長距離トラックに乗って旅に出た。

トラックは、国道148号線から8号線を通って富山方面へ向かった。

仮眠用のベッドにて…

私は、スーパーマップルの中部地方の道路地図をひらいたあと赤のラッションペンを使って通過した地点ポストに印をつけていた。

トラックは、夕方5時に5分前に国電富山駅の前に到着した。

ショルダーバッグを持ってトラックから降りた私は、路面電車《トラム》の乗り場へ向かった。

ドナ姐《ねえ》はん…

今、どちらにいるのですか?…

私は、ものすごく困っているのですよ…

ドナ姐《ねえ》はん…

ドナ姐《ねえ》はん…

………………………
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