大河ドラマ・乳房星(たらちねぼし)

【男と女のラブゲーム】

時は、日本時間2月2日の午後2時過ぎであった。

またところ変わって、ゆりこが勤務している格安旅行会社のオフィスにて…

ゆりこは、3月31日を持ってコトブキ(退職)すると決めたあと勝手なことをするようになった。

その一方で、ゆりことイヤイヤ結婚するハメになった男性従業員・潮崎《しおざき》てつろう(30歳)はなあなあな気持ちで働いていた。

場所は、てつろうが働いているオフィスにて…

てつろうは、つらそうな表情でデスクワークに取り組んでいた。

そんな中であった。

直属の上司の男性がものすごくあつかましい表情でてつろうのもとにやって来た。

直属の上司の男性は、ものすごくあつかましい声でてつろうに言うた。

「おいコラ!!」
「なんでしょうか?」
「コラと言うてるのが聞こえないのか!?」
「課長、なんでぼくが『コラ!!』と言われなきゃいかんのですか?」
「君!!ダラダラしている場合じゃないだろ!!」
「はっ?」
「ワシは急いでいるのだよ!!」
「ですから、どうしろと言うのですか?」
「コラ!!わしの声が聞こえないのか!?4月1日から君がいる席は違う従業員さんが座るのだよ!!」
「ですから、私にどうしろと言うのですか?ここ(HIS)をやめろと言うことですか?」
「やめろじゃない!!テンニン先が決まったからデスクの整理しなさいと言うてるのだよ!!」
「どこへ行けと言うのですか?」
「君はひとの話を聞いてないのか!?」
「ですから、ぼくはどこへ行けと言うのですか?」
「君の行き先は、広島の支店だよ!!…広島の支店から違う従業員さんがここへテンニンしてくるのだよ!!」
「だからどうしろと言うのですか?」
「デスクの整理と仕事を引き継ぎする準備をしなさいと言うてるのだよ!!」
「ああめんどくさいもう!!」

てつろうがものすごくめんどくさい声で言うたので、上司の男性はムッとした声で言うた。

「おい部下《このボケ》!!」
「なんでしょうか?」
「君はいつから口が悪くなったのだ!?」

てつろうは、ものすごく怒った声で言うた。

「課長、その前におたずねしますが…先ほど、部下をボケと言いましたね〜」
「ボケをボケと言うたらいかんのか!?」
「課長こそなんですか?部下に対して口答えするなと言うたのに、言うたあなたこそ目上に対して口が悪いことに気がつけよ!!ジジイ!!」
「なんだと!!」

このあと、てつろうは勝手に席から離れたあとオフィスから出ようとした。

上司の男性は、ものすごく怒った声でてつろうに言うた。

「コラ!!どこへ行くのだ!?」
「ムシャクシャしているので、パチンコに行ってきます…」
「コラ!!勤務時間だぞ!!勝手なことをするな!!」

上司の男性は、ものすごい血相で怒り狂った。

しかし、てつろうはヘーゼンとした表情でオフィスから出たあとパチンコ屋へ行った。

時は、夕方6時頃であった。

またところ変わって、大街道にあるいよてつ会館の一階のスタバにて…

テーブルの上には、期間限定のフラペチーノが置かれていた。

フラペチーノを召し上がっていたのはゆりこであった。

ゆりこは、オフィスから勝手に出たあとここへ来た。

この時、スーツ姿のてつろうが紙コップに入ったトールドリップを持ってゆりこのもとにやって来た。

「ゆりこ。」
「てつろうさん。」
「ここにいたのだ。」
「うん。」

てつろうは、ゆりこの向かいの席に座った。

ゆりこは、てつろうに声をかけた。

「てつろうさん。」
「なんだよ〜」
「いつになったら話し合いをするのよ~」
「いつになったらって?」
「挙式披露宴の話よ~」
「またかよ〜」
「てつろうさん!!なんでイヤな顔をするのよ!?」
「してねーよ…」
「したわよ!!」

ゆりこは、ものすごく怒った声で言うたあとのみかけのフラペチーノを一気にのみほした。

てつろうは、困った声で言うた。

「ゆりこ。」
「なによ!!」
「3月26日に挙式披露宴を挙げる…のはほんとうかよ?」
「ほんとうよ!!」
「それじゃあ、ハネムーンは世界一周クルーズに行くのはほんとうかよ?」
「ほんとうよ!!」
「それじゃあ、6LDKの分譲マンションで暮らすと言うのは…」
「ほんとうよ!!」
「ゆりこは、ほんとうにおれと結婚したいのか?」
「ほんとうよ!!」

困ったな…

てつろうは、ものすごく困った表情でつぶやいた。

ゆりこは、てつろうに対して小指を出した。

てつろうは、ものすごく困った声で言うた。

「ゆりこ。」
「なによ。」
「なんで小指を出すのかよ?」
「指きりげんまんするためよ!!」
「指きりげんまんするためって?」
「てつろうさんは、ゆりこと結婚すると決まったのよ!!お願いだから指きりげんまんしてよ!!」
「だから、なんで指きりげんまんするのだよ〜」
「ゆりこ!!急いでるのよ!!」
「だからなにを急いでるのだよ?」
「ゆりこはもうすぐ29になるのよ!!29になったら時間がないのよ!!」
「30歳で結婚するのはそんなにイヤかよ?」
「イヤ!!30歳過ぎて結婚するのは絶対イヤ!!」
「困ったな…わかったよ…指きりげんまんをすりゃいいんだろ!!」

てつろうは、ものすごくイヤな表情でゆりこと指きりげんまんをした。

てつろうと指きりげんまんをしたゆりこは、このあとてつろうと一緒に松山市中心部へデートに行った。
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