大河ドラマ・乳房星(たらちねぼし)

【おかえりなさい】

(ブロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロ…)

時は、深夜4時過ぎであった。

ラーメン屋で夕食を摂りおえた私は、再びショルダーバッグを持って旅に出た。

私は、国道220号線・鹿屋バイパスの歩道を泣きながら歩いていた。

車道には、長距離トラックがたくさん走っていた。

泣きながら歩いている私は、こうつぶやいた。

悲しい…

悲しいよ…

やっぱり…

恋人がいないと…

生きて行けない…

お嫁さんがいないと…

生きて行けない…

つらい…

すごくつらい…

…………………………

時は、2031年12月24日の朝8時過ぎであった。

またところ変わって、とばりの中にて…

私はまだ、深眠についていた。

桜子たち(80億人の極爆乳《おおきすぎるおっぱい》のデリヘル嬢たちと30人の極爆乳《おおきすぎるおっぱい》のガールフレンドたちと9人の極爆乳《おおきすぎるおっぱい》の王妃さまたち)とアンナは、ぐすんぐすんと泣いていた。

マァマは、ものすごくつらい表情でつぶやいた。

よーくん…

死なないで…

死なないで…

……………

この時であった。

アンナが激しい陣痛を起こした。

マァマは、泣き叫ぶ声でアンナを呼んだ。

「アンナちゃん!!アンナちゃん!!」
「苦しいよ…苦しいよ〜」
「フランソワさん!!アンナちゃんが陣痛を起こしたわ!!」
「分かりました…みなさま!!急いで!!」

この後、助産婦さんたち40人がアンナのまわりを囲んだ。

とばりの外にて…

ミンジュンさんは、とばりの外にいるリチャードさんのハトコさんのカノジョに対して怒った声で言うた。

「お湯をたくさんわかしてちょうだい!!」
「お湯?」
「キョトンとしている場合じゃないわよ!!!急ぎなさい!!」

リチャードさんのハトコさんのカノジョは、外にいる子守女《こもりめ》さんたちと一緒にお湯を沸かす作業にとりかかった。

ケントさんとリチャードさんとリチャードさんのハトコさんも一緒になって作業に取り組んだ。

………………………

アンナの胎内にいる女の子の赤ちゃんの命名は、すでに決まっていた。

命名・みどり…

カナディアンロッキーのみどりの木々のように、丈夫な娘に育ってほしい…

オーロラのようにきらきらときらめく娘に育ってほしい…

深眠の私は、生まれて来るみどりに何度も繰り返してよびかけた。

【娘よ…】

私の娘・みどりへ…

パパより…

みどり…

もうすぐ、ママとパパが暮らしている家に生まれて来るよ…

みどり…

カナディアンロッキーの緑の木々のように丈夫な身体で育ってほしい…

北極圏の夜空にキラキラときらめく緑のオーロラのように純粋な心で育ってほしい…

パパは…

生まれてから108年の間…

つらいことばかりがつづいた…

帰る家がなかった…

本当のママとパパがいなかった…

みどり…

みんなから愛される娘に育ってほしい…

自分を甘やかさない、信念の強い子に育ってほしい…

ママとパパは、みどりが生まれて来る時を待っているよ…

パパより…
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