大河ドラマ・乳房星(たらちねぼし)

【置き手紙】

時は、1982年10月23日の深夜4時50分頃であった。

ところ変わって、ラーメン屋さんの外にて…

外に設置されているベンチの上にスーパーマップルの中部地方の地図が広げた状態で置かれていた。

私は、万年筆を使って地図の上に書き込みをしながらつぶやいた。

松本へ行けば…

なにか分かるかもしれない…

……………………

(ブロロロロロロロロロロロロロロロロロロ…)

それからまた60分後であった。

私は、国道19号線の歩道を歩いて松本方面へ向かった。

車道にたくさんの自動車が往来していた。

ショルダーバッグを持って歩いている私は、いろんなことを考えた。

□△さまは、なにを考えているのか知らない…

メイゴさんが楽しみにしていた修学旅行をパーにしておいて…

心の底からひとこともわびていない…

あのジジイは…

もうダメだな…

……………………

時は、10月23日の午前10時過ぎであった。

またところ変わって、松本市蟻《しないあり》ケ崎《さき》にあるアパートにて…

私は、アパートの住人の女性と会って話をしていた。

私は、住人の女性にパスケースに入っている写真を見せた。

住人の女性は、私に対してこう言うた。

「ああ、写真に写っていたじいさんのことね…そのじいさんは、ここで暮らしているホステスの女とドーセーしていたみたいよ〜」
「ホステスの女とドーセーしていた?」
「ええ。」
「さきほどみせた写真のじいさんは、ホステスさんのことを知っていたのですか?」
「もちろんよ〜」

私は、万年筆を使って手帳にメモ書きををしながら住人の女性の話を聞いた。

………………………

それからまた90分後であった。

またところ変わって、国電松本駅の待合室にて…

(ピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピー…)

私が待合室に入った時にポケベルが鳴った。

私は、ズボンの右ポケットに入っていたポケベルを取り出したあとディスプレイに表示されているメッセージを見た。

三世《みよ》さんからだ…

ディスプレイに表示されていたメッセージを見たあと、私は公衆電話のコーナーへ向かった。

またところ変わって、静岡市の国道150号線沿いにあるラブホにて…

(ピロピロピロピロピロピロピロピロピロピロ…)

部屋に備え付けの電話機の着信音が鳴った。

三世《みよ》さんは、受話器を取ったあと話をした。

「もしもし、三世《みよ》です。」

またところ変わって、国電松本駅の待合室にある公衆電話のコーナーにて…

私は、10円の赤電話機を使って電話をかけていた。

「三世《みよ》さん、いまどこにいるの?…オレは今、国電松本駅にいる…さっきポケベルを鳴らしたよね…もしもし!!もしもし!!」
「コリントさん…ニュース速報が入ったわよ…太兵衛《たべえ》が…全国に特別手配されたわよ〜」
「太兵衛《たべえ》が特別手配された!?…逮捕容疑は!?…分かった…これで太兵衛《たべえ》もおわりだ…うん…分かった…またなんかあったらポケベルを鳴らしてほしい…またね〜」

…………………

太兵衛《たべえ》が全国に特別手配された…

次は、□△さまが特別手配されるかもしれない…

番頭《ばんと》はんたちは…

ヤクザ連中を率いて…

太兵衛《たべえ》をまっさつするかもしれない…

私は…

どう対応すればいいのだ…

…………………………
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