大河ドラマ・乳房星(たらちねぼし)
【アリよさらば】
(ピーッ、ゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトン…ゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトン…)
時は、夕方4時過ぎであった。
私は、国電松本駅から大阪行きの特急しなのに乗って再び旅に出た。
夜7時19分頃に終点大阪駅に到着した。
(ボーッ、ボーッ、ボーッ、ボーッ、ボーッ…)
時は、夜10時40分頃であった。
私は、大阪南港から四国オレンジフェリーに乗って東予港へ向かった。
翌朝5時50分頃に東予港に到着した。
(ブロロロロロロロロロロロロロロロロ…)
それからまた30分後であった。
私は、今治営業所行きのせとうちバスに乗り込んだあと今治方面へ向かった。
国鉄今治駅には、朝7時2分頃に到着した。
それからまた15分後に鈍川温泉行きのバスに乗り継いで玉川町方面へ向かった。
玉川町役場前のバス停には朝7時48分頃に到着した。
ショルダーバッグを持ってバスから降りた私は、歩いて目的地へ向かった。
時は、朝10時半頃であった。
またところ変わって、玉川町高野《たまがわちょうこうや》にある特別養護老人ホームにて…
施設には、太兵衛《たべえ》の父・ケンギュウが入所していた。
私は、施設の女性職員さんふたりと一緒に施設内を移動しながら話をしていた。
「太兵衛《たべえ》さんのお父さまがこちらに来たのはいつごろですか?」
「今月の1日からです。」
「今月の1日?」
「はい。」
「なんでまた?」
「ケンギュウさんを介護していた家族が急死したのです。」
「急死?」
「はい。」
「ほかに身寄りの方はいらっしゃいますか?」
「いません。」
「身寄りはいないのですか?」
「ええ。」
「そうですか。」
女性職員さんふたりと私は、レクレーション室の前を通りかかった。
レクレーション室では、音楽療法が行われていた。
この時、女性職員さんひとりがレクレーション室から出てきた。
女性職員は、私と一緒にいるふたりの女性職員さんに声をかけた。
「あの〜」
「なあに?」
「ケンギュウさんは、いつになったらレクレーションに参加するのですか?」
「今の状態では無理です。」
「それじゃあ、いつになったら参加するのですか?」
「分かりません!!」
私は、レクレーション室から出てきた女性職員さんに声をかけた。
「あの〜」
「なんでしょうか?」
「ケンギュウさんは、なんでレクレーションに参加しないのですか?」
私に聞かれた女性職員さんは、生意気な声で『はじめから参加する気がないのよ〜』と答えた。
私と一緒にいる女性職員さんの一人は、私に対してケンギュウの今の状態を話した。
「ケンギュウさんは、ここに来た日から部屋にこもりきりになっています〜」
「そうですか。」
「行きましょう。」
………………………
このあと、私は女性職員さんふたりと一緒に個室棟へ行った。
またところ変わって、個室棟にて…
私は、女性職員さんふたりと一緒に個室棟の廊下をゆっくりと歩いた。
それから2分後であった。
女性職員さんのひとりが『こちらです。』と言うたあと私に対して声をかけた。
「コリントさま…ケンギュウさんはあちらにいます。」
私が部屋を見た時であった。
ケンギュウは、34歳くらいの女性と一緒にいた。
ケンギュウのそばにいる女性はしのぶであった。
しのぶは、白のブラウスとオレンジのスカートを着ていた。
ケンギュウは、2週間前に脳いっ血を起こしたあと寝たきりになっていた。
しのぶは、半年前から付添婦のお仕事を始めた。
………………………
ケンギュウは、ものすごく泣きそうな声でしのぶに言うた。
「おちちがほしい…おちちがほしい…」
しのぶは、せつない声でケンギュウに言うた。
「よしよし…待ってね…今、用意するからね。」
しのぶは、イスから立ちあがったあとスカートの中に手首を入れた。
しのぶは、黒のパンストを脱いだあと足元からぬいた。
つづいて、しのぶはケンギュウが着ていたねまきを脱がして全裸にした。
その後、しのぶはベッドに入ったあとケンギュウに抱きついた。
「しのぶ〜」
「おじいちゃん…やん…」
ケンギュウは、しのぶを寝かせた状態にしたあと馬乗りになった。
「おじいちゃん〜」
「しのぶ〜」
「イヤ…」
(ビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリ…)
ケンギュウは、しのぶが着ていた白のブラウスをゆっくりと破いた。
ケンギュウがいる部屋にしのぶの泣き声とケンギュウのなさけない声が響いた。
「行きましょう〜」
私は、女性職員さんふたりと一緒に個室棟から出た。
女性職員さんは、私に対して『今のケンギュウは完全にダメになったのでなにをいうてもムダよ。』と言うた。
時は、正午頃であった。
私は、施設から出たあと歩いてヒッチハイクポイントへ向かった。
太兵衛《たべえ》は今ごろどこにいるのだ…
もう、逃げ場がないと言うことがまだ分からないようだ…
………………………
時は、夕方4時過ぎであった。
私は、国電松本駅から大阪行きの特急しなのに乗って再び旅に出た。
夜7時19分頃に終点大阪駅に到着した。
(ボーッ、ボーッ、ボーッ、ボーッ、ボーッ…)
時は、夜10時40分頃であった。
私は、大阪南港から四国オレンジフェリーに乗って東予港へ向かった。
翌朝5時50分頃に東予港に到着した。
(ブロロロロロロロロロロロロロロロロ…)
それからまた30分後であった。
私は、今治営業所行きのせとうちバスに乗り込んだあと今治方面へ向かった。
国鉄今治駅には、朝7時2分頃に到着した。
それからまた15分後に鈍川温泉行きのバスに乗り継いで玉川町方面へ向かった。
玉川町役場前のバス停には朝7時48分頃に到着した。
ショルダーバッグを持ってバスから降りた私は、歩いて目的地へ向かった。
時は、朝10時半頃であった。
またところ変わって、玉川町高野《たまがわちょうこうや》にある特別養護老人ホームにて…
施設には、太兵衛《たべえ》の父・ケンギュウが入所していた。
私は、施設の女性職員さんふたりと一緒に施設内を移動しながら話をしていた。
「太兵衛《たべえ》さんのお父さまがこちらに来たのはいつごろですか?」
「今月の1日からです。」
「今月の1日?」
「はい。」
「なんでまた?」
「ケンギュウさんを介護していた家族が急死したのです。」
「急死?」
「はい。」
「ほかに身寄りの方はいらっしゃいますか?」
「いません。」
「身寄りはいないのですか?」
「ええ。」
「そうですか。」
女性職員さんふたりと私は、レクレーション室の前を通りかかった。
レクレーション室では、音楽療法が行われていた。
この時、女性職員さんひとりがレクレーション室から出てきた。
女性職員は、私と一緒にいるふたりの女性職員さんに声をかけた。
「あの〜」
「なあに?」
「ケンギュウさんは、いつになったらレクレーションに参加するのですか?」
「今の状態では無理です。」
「それじゃあ、いつになったら参加するのですか?」
「分かりません!!」
私は、レクレーション室から出てきた女性職員さんに声をかけた。
「あの〜」
「なんでしょうか?」
「ケンギュウさんは、なんでレクレーションに参加しないのですか?」
私に聞かれた女性職員さんは、生意気な声で『はじめから参加する気がないのよ〜』と答えた。
私と一緒にいる女性職員さんの一人は、私に対してケンギュウの今の状態を話した。
「ケンギュウさんは、ここに来た日から部屋にこもりきりになっています〜」
「そうですか。」
「行きましょう。」
………………………
このあと、私は女性職員さんふたりと一緒に個室棟へ行った。
またところ変わって、個室棟にて…
私は、女性職員さんふたりと一緒に個室棟の廊下をゆっくりと歩いた。
それから2分後であった。
女性職員さんのひとりが『こちらです。』と言うたあと私に対して声をかけた。
「コリントさま…ケンギュウさんはあちらにいます。」
私が部屋を見た時であった。
ケンギュウは、34歳くらいの女性と一緒にいた。
ケンギュウのそばにいる女性はしのぶであった。
しのぶは、白のブラウスとオレンジのスカートを着ていた。
ケンギュウは、2週間前に脳いっ血を起こしたあと寝たきりになっていた。
しのぶは、半年前から付添婦のお仕事を始めた。
………………………
ケンギュウは、ものすごく泣きそうな声でしのぶに言うた。
「おちちがほしい…おちちがほしい…」
しのぶは、せつない声でケンギュウに言うた。
「よしよし…待ってね…今、用意するからね。」
しのぶは、イスから立ちあがったあとスカートの中に手首を入れた。
しのぶは、黒のパンストを脱いだあと足元からぬいた。
つづいて、しのぶはケンギュウが着ていたねまきを脱がして全裸にした。
その後、しのぶはベッドに入ったあとケンギュウに抱きついた。
「しのぶ〜」
「おじいちゃん…やん…」
ケンギュウは、しのぶを寝かせた状態にしたあと馬乗りになった。
「おじいちゃん〜」
「しのぶ〜」
「イヤ…」
(ビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリ…)
ケンギュウは、しのぶが着ていた白のブラウスをゆっくりと破いた。
ケンギュウがいる部屋にしのぶの泣き声とケンギュウのなさけない声が響いた。
「行きましょう〜」
私は、女性職員さんふたりと一緒に個室棟から出た。
女性職員さんは、私に対して『今のケンギュウは完全にダメになったのでなにをいうてもムダよ。』と言うた。
時は、正午頃であった。
私は、施設から出たあと歩いてヒッチハイクポイントへ向かった。
太兵衛《たべえ》は今ごろどこにいるのだ…
もう、逃げ場がないと言うことがまだ分からないようだ…
………………………