大河ドラマ・乳房星(たらちねぼし)
【涙ぐらし】
時は、1月1日の朝7時半頃であった。
またところ変わって、赤間神宮の境内にて…
境内は、おおぜいの初もうで客たちでにぎわっていた。
私は、参道沿いにある甘みやで足を休めていた。
さじき席に座っている私は、抹茶をのみながら考え事をしていた。
これから先…
どうしようかな…
大番頭《おおばんと》はんたちとマァマとドナ姐《ねえ》はんたちは…
どこにいるのだろうか…
このまま、放浪生活をつづけていたわけがない…
早いうちに終わらせないと…
私は…
ダメになってしまう…
……………………………
時は、午後2時40分頃であった。
またところ変わって、あるかぽーとにある公園にて…
海をみつめながら考えごとをしている私は、きのう(大みそかに)ソヒ姐《ねえ》はんから電話で言われたことを思い出した。
ソヒ姐《ねえ》はんは…
なんでおととしの10月10日に三永《みえ》さんかほたるさんのどちらかと会ったことを問い詰めたのか?
ソヒ姐《ねえ》はんは…
なにに対してイライラキリキリカリカリとしていたのか…
ソヒ姐《ねえ》はんは…
一体、なにを気にしているのか…
私がイワマツグループとイワマツ家を継ぐものだから…
いいえ…
それは違うと思う…
なんかあるのだよ…
ソヒ姐《ねえ》はんがイライラキリキリカリカリしていた理由はよくわからないけど…
ソヒ姐《ねえ》はんは…
自分たちのセケンテイを守ることしか頭にないのだよ…
…………………………
まてよ…
私は、はっと気がついたあとこう言うた。
「10月10日と言えば…オレ…あの日の夜…ほたるさんから…三永《みえ》さんに親展書《ことづけ》を届けてほしいと…頼まれた…オレ…三永《みえ》さんからの伝言で…東予市のラブホで待ってほしいと言われた…しかし…夜中の12時を過ぎても…来なかった…三永《みえ》さん…そのあいだ…大爆発が発生した今治市内にいた…と思う。」
私は、少し時間を置いてからこう言うた。
「その1週間前の10月3日…三永《みえ》さんがヤクザがらみのもめ事を起こした…三永《みえ》さんが…武藤会の若頭《おとこ》を私物化したことが原因で…武藤会に目ぇつけられた…もしそれがほんとうだったら…ああ!!思い出した!!」
思わず叫び声をあげた私は、こう言うた。
「武藤会《ヤツら》は…三永《みえ》さんとほたるさんのどちらかが…武藤会《ヤツら》に関するなんらかの情報を聞いた…武藤会《ヤツら》は、三永《みえ》さんとほたるさんがなんらかの情報を外部にもらしたことが原因で…そうとう怒り狂っているかもしれないぞ!!…そのなんらかの情報が…親展書《ことづけ》に書かれているかもしれない!!」
……………………
私は、ひと呼吸おいてからこう言うた。
「そう言えば…昌也《まさや》さんもなんらかの事情を知っているかもしれない!!…おととい(12月30日)に五十崎《いかざき》の実家でお会いした時に…なんか様子が変だった…って…ああ!!…そう言えば昌也《まさや》さんの話し方がジンジョウではなかったみたいだ!!…ひょっとしたら…三永《みえ》さんとほたるさんは…セバスチャンじいさんが殺された事件の真相を知っている…と思う…たいへんだ!!…どうすればいいのだ!?」
………………………
時は、夜8時半頃であった。
またところ変わって、五十崎町平岡にある昌也《まさや》さんの実家の大広間にて…
大広間には、親類の家の子供たち8人と奥さまがいた。
親類の家の子供たち8人は、福笑い遊びをしていた。
そこへ、長女さんが大広間に入ってきた。
長女さんは、奥さまにお声がけした。
「義母《おかあ》さま、コリントさまからお電話がかかっています。」
「分かったわ。」
奥さまは、長女さんと交代する形で部屋から出た。
…………………………
またところ変わって、大広間のとなりにある和室にて…
和室に置かれている電話スタンドの上に白濁色のハウディ(プッシュホン)が置かれていた。
奥さまは、受話器を手に取ったあと話をした。
「はい、お電話を変わりました…ああ、コリントさま〜」
またところ変わって、長府黒門町の国道9号線沿いの歩道にある電話ボックスにて…
私は、四角の水色のコイン投入式のプッシュホンを使って電話をかけていた。
「もしもし奥さま…こんな夜遅い時間にお電話をおかけしてもうしわけございません…あの…昌也《まさや》さんはまだそちらにいらっしゃいますか?…ええ!!いない!?…もしもし、昌也《まさや》さんは何時頃にそちらを出られたのですか!?…きのう(大みそか)の夜!?…急用ができたから出発すると言うたあと家から出られたのですね…分かりました…あの、昌也《まさや》さんがうちにご帰宅なされた時にお伝えしたいことがございます…え~と…コリントが心配なされていたことをお伝え願いますか?…よろしくお願いいたします…はい、はい…お世話になりました。」
(ガチャ…ジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラ…)
私がフックを下に向けて押したと同時に、返却口に10円玉がたくさん出た。
私は、赤のラッションペンを使ってメモパッドに『確認済み』と記入した。
(ブロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロ…)
時は、深夜11時40分頃であった。
この時間、私は国道2号と9号の二つの国道の小月《おづき》バイパスの歩道を歩いていた。
車道には、たくさんの自動車が往来していた。
歩道を歩いている私は、ひとりでつぶやいた。
昌也《まさや》さんが行方不明になった…
三永《みえ》さんとほたるさんも行方不明になった…
一体…
どうなっているのだ…
…………………………
またところ変わって、赤間神宮の境内にて…
境内は、おおぜいの初もうで客たちでにぎわっていた。
私は、参道沿いにある甘みやで足を休めていた。
さじき席に座っている私は、抹茶をのみながら考え事をしていた。
これから先…
どうしようかな…
大番頭《おおばんと》はんたちとマァマとドナ姐《ねえ》はんたちは…
どこにいるのだろうか…
このまま、放浪生活をつづけていたわけがない…
早いうちに終わらせないと…
私は…
ダメになってしまう…
……………………………
時は、午後2時40分頃であった。
またところ変わって、あるかぽーとにある公園にて…
海をみつめながら考えごとをしている私は、きのう(大みそかに)ソヒ姐《ねえ》はんから電話で言われたことを思い出した。
ソヒ姐《ねえ》はんは…
なんでおととしの10月10日に三永《みえ》さんかほたるさんのどちらかと会ったことを問い詰めたのか?
ソヒ姐《ねえ》はんは…
なにに対してイライラキリキリカリカリとしていたのか…
ソヒ姐《ねえ》はんは…
一体、なにを気にしているのか…
私がイワマツグループとイワマツ家を継ぐものだから…
いいえ…
それは違うと思う…
なんかあるのだよ…
ソヒ姐《ねえ》はんがイライラキリキリカリカリしていた理由はよくわからないけど…
ソヒ姐《ねえ》はんは…
自分たちのセケンテイを守ることしか頭にないのだよ…
…………………………
まてよ…
私は、はっと気がついたあとこう言うた。
「10月10日と言えば…オレ…あの日の夜…ほたるさんから…三永《みえ》さんに親展書《ことづけ》を届けてほしいと…頼まれた…オレ…三永《みえ》さんからの伝言で…東予市のラブホで待ってほしいと言われた…しかし…夜中の12時を過ぎても…来なかった…三永《みえ》さん…そのあいだ…大爆発が発生した今治市内にいた…と思う。」
私は、少し時間を置いてからこう言うた。
「その1週間前の10月3日…三永《みえ》さんがヤクザがらみのもめ事を起こした…三永《みえ》さんが…武藤会の若頭《おとこ》を私物化したことが原因で…武藤会に目ぇつけられた…もしそれがほんとうだったら…ああ!!思い出した!!」
思わず叫び声をあげた私は、こう言うた。
「武藤会《ヤツら》は…三永《みえ》さんとほたるさんのどちらかが…武藤会《ヤツら》に関するなんらかの情報を聞いた…武藤会《ヤツら》は、三永《みえ》さんとほたるさんがなんらかの情報を外部にもらしたことが原因で…そうとう怒り狂っているかもしれないぞ!!…そのなんらかの情報が…親展書《ことづけ》に書かれているかもしれない!!」
……………………
私は、ひと呼吸おいてからこう言うた。
「そう言えば…昌也《まさや》さんもなんらかの事情を知っているかもしれない!!…おととい(12月30日)に五十崎《いかざき》の実家でお会いした時に…なんか様子が変だった…って…ああ!!…そう言えば昌也《まさや》さんの話し方がジンジョウではなかったみたいだ!!…ひょっとしたら…三永《みえ》さんとほたるさんは…セバスチャンじいさんが殺された事件の真相を知っている…と思う…たいへんだ!!…どうすればいいのだ!?」
………………………
時は、夜8時半頃であった。
またところ変わって、五十崎町平岡にある昌也《まさや》さんの実家の大広間にて…
大広間には、親類の家の子供たち8人と奥さまがいた。
親類の家の子供たち8人は、福笑い遊びをしていた。
そこへ、長女さんが大広間に入ってきた。
長女さんは、奥さまにお声がけした。
「義母《おかあ》さま、コリントさまからお電話がかかっています。」
「分かったわ。」
奥さまは、長女さんと交代する形で部屋から出た。
…………………………
またところ変わって、大広間のとなりにある和室にて…
和室に置かれている電話スタンドの上に白濁色のハウディ(プッシュホン)が置かれていた。
奥さまは、受話器を手に取ったあと話をした。
「はい、お電話を変わりました…ああ、コリントさま〜」
またところ変わって、長府黒門町の国道9号線沿いの歩道にある電話ボックスにて…
私は、四角の水色のコイン投入式のプッシュホンを使って電話をかけていた。
「もしもし奥さま…こんな夜遅い時間にお電話をおかけしてもうしわけございません…あの…昌也《まさや》さんはまだそちらにいらっしゃいますか?…ええ!!いない!?…もしもし、昌也《まさや》さんは何時頃にそちらを出られたのですか!?…きのう(大みそか)の夜!?…急用ができたから出発すると言うたあと家から出られたのですね…分かりました…あの、昌也《まさや》さんがうちにご帰宅なされた時にお伝えしたいことがございます…え~と…コリントが心配なされていたことをお伝え願いますか?…よろしくお願いいたします…はい、はい…お世話になりました。」
(ガチャ…ジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラジャラ…)
私がフックを下に向けて押したと同時に、返却口に10円玉がたくさん出た。
私は、赤のラッションペンを使ってメモパッドに『確認済み』と記入した。
(ブロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロ…)
時は、深夜11時40分頃であった。
この時間、私は国道2号と9号の二つの国道の小月《おづき》バイパスの歩道を歩いていた。
車道には、たくさんの自動車が往来していた。
歩道を歩いている私は、ひとりでつぶやいた。
昌也《まさや》さんが行方不明になった…
三永《みえ》さんとほたるさんも行方不明になった…
一体…
どうなっているのだ…
…………………………