大河ドラマ・乳房星(たらちねぼし)
【ふるさとはどこですか】
時は、深夜11時50分頃であった。
またところ変わって、岡山城《おしろ》の敷地内にある公園にて…
公園内に設置されているテーブルの上に81〜83年の3年手帳がひらいた状態で置かれていた。
イスに座っている私は、万年筆を使って手帳に日記を書いていた。
……………………
4月8日・くもり
今日1日かけて、問題のカリーナを探し回った。
しかし、きょうも見つけることはできなかった。
先月20日に岡山ブルーラインで生じたアクシデントについては、■沢と□中と△岡の3人が軽四にひとりで乗っていた若い女性を追いかけ回したことが原因で道をそれた…
その後、どこかで盗難被害にあった…
そして、大阪市天王寺区《おおさかてんのうじ》で発生した銀行強盗事件で問題のカリーナが逃走用に使われた…
そして今度は、重井弁護士《クソナマイキヤロー》の弟《ポンコツ》が問題のカリーナをドロボーした…
ますますわけがわからなくなったじゃないか!!
……………………
そんなことよりも、私はもう限界が来た!!
放浪《このたび》は、いつになったら終わるのだ!?
大番頭《おおばんと》はんたちとマァマとドナ姐《ねえ》はんは、一体どこにいるのだ!?
1981年のあの夏の日、私は突然がけから突き落とされた。
なんでこんな目に遭わなきゃいかんのだ!?
こんなフラフラした暮らしはもうイヤだ!!
…………………………
日付が変わって、4月9日の深夜3時半頃であった。
またところ変わって、岡山市高屋の国道250号線沿いにある自販機コーナーにて…
自販機コーナーの建物内に設置されているテーブルの上にソニーのケータイラジオが置かれていた。
ラジオにつないでいるイヤホンから山陽放送ラジオで放送されている『いすゞ歌うベッドライト』が流れていた。
私は、ラジオを聴きながら紙コップに入っている温かいコーヒーをのんでいた。
イヤホンから留守電リクエストコーナーを利用したリスナーさまからのリクエスト曲でテレサ・テンさんの歌『ふるさとはどこですか』がかかった。
今の私には…
帰る家がない…
迎えてくださる家族たちがいない…
私は…
このままひとりぼっちで…
人生を終えるしかないのか…
…………………………
時は、朝6時40分頃であった。
またところ変わって、岡山市長岡の国道250号線沿いにあるJAの敷地にて…
私が敷地内に設置されている電話ボックスに入った時であった。
(ジリリリリリリン!!ジリリリリリリン!!ジリリリリリリン!!ジリリリリリリン!!ジリリリリリリン!!ジリリリリリリン!!ジリリリリリリン!!ジリリリリリリン!!)
この時、四角のだいだい色のコイン投入式のプッシュホンからけたたましいベルが鳴り響いた。
私は、周りの様子を確認したあと受話器を取った。
「はいもしもしコリントイワマツヨシタカグラマシー!!」
電話は、大阪府警《ふけい》の糸原捜査一課《いっかちょう》からかかってきた。
糸原捜査一課《いっかちょう》は、私に対して問題のカリーナに乗っていた3人の男子大学生たちが誓約書《しょめん》の保証人を引き受けていた70代後半の男性と一緒に岡山市内《しない》にある警察署へ出頭した…と伝えられた。
3人の男子大学生は、3月20日に邑久町虫明《おくちょうむしあけ》(岡山県瀬戸内市)にある森林公園で発生した集団レイプ事件のことをジシュした。
岡山県警《けんけい》は、3人の男子大学生を即座に逮捕した。
被害者の女性が事件の2日後に事件による後遺症が原因で死亡したので、3人の男子大学生は殺人罪で再逮捕することが決まったことも伝えられた。
知らせを聞いた私は『分かりました。』と答えた。
……………………
それからまた2時間半後であった。
またところ変わって、邑久町虫明《おくちょうむしあけ》にある森林公園にて…
森林公園内にある森林に岡山県警《けんけい》の捜査員たち50人がいた。
50人の捜査員たちは、証拠探しに奔走していた。
……………………
またところ変わって、公園内にある駐車場にて…
私は、糸原捜査一課長《いっかちょう》と森下刑事と一緒に例のカリーナが盗難被害に遭った場所へやって来た。
糸原捜査一課長《いっかちょう》は、私に対して声をかけた。
「コリントさま、こちらでございます。」
「あっはい。」
森下刑事は、私に声をかけた。
「コリントさまがお探しのカリーナは、左から4番目に停まっていました。」
私は、森下刑事に声をかけた。
「その時、車に乗っていたのは容疑者の男子大学生たち3人と被害者の女性のあわせて4人だったよね。」
「はい。」
「男子大学生3人が盗難被害に遭ったことに気がついたのはいつだ!?」
「ここに来てから4時間後でした。」
「4時間後。」
糸原捜査一課長《いっかちょう》は、私に対して声をかけた。
「目撃した人の話によると、3人は大パニックを起こしたのです…その時…森林から女性の叫び声が響いたのです。」
「叫び声?」
「ええ。」
「その叫び声は、集団レイプの被害を受けた女性が横たわっていたのを目撃したので…叫んだ…でしょうか?」
「そうですが…」
「それで、3人の男子大学生たちは?」
「事件が発覚したことが怖かったので逃げ出した…と思います。」
ゼブラシャーボーのシャープペンシルを使ってメモ書きをしている私は『ふざけやがって!!』とつぶやきながら怒り狂った。
この時であった。
15人の刑事たちが3人の男子大学生たちを連れてやって来た。
「オラ乗れ!!」
「乗れや!!」
15人の刑事たちは、3人の男子大学生たちを車に押し込めた。
男子大学生たちは、ビービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービー…と泣いていた。
刑事たちは『甘えるなクソバカ!!』と怒鳴ったあと、3人の男子大学生たちを車に押し込めた。
(バタン!!グォーン!!ウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウー!!)
その後、3人の男子大学生たちが押し込められた20人乗りのマイクロバス型のパトカーがサイレンを鳴らしながら駐車場から出発した。
この時、糸原捜査一課長《いっかちょう》が冷めた声で言うた。
「あの3人の最終学歴は中卒に変わったな。」
「なんで?」
「あの3人は大検(高卒認定試験)から大学入試を受けたのだよ…その状態で大学を退学したら、最終学歴は中卒に変わるのだよ。」
「……………………。」
それからまた5分後であった。
別の捜査員の男性が私に対して1枚の書面を持ってやって来た。
「コリントさま。」
「はい。」
「コリントさまが探しているカリーナが再び乗り捨てられた〜また盗難被害に遭った場所が分かりました…こちらです!!」
私は、別の捜査員から受け取った書面を見ながら言うた。
「福山市今津町…岡山県外《けんがい》に乗り捨てられたあと…同じ場所で…また盗難被害に遭った…」
…………………………
(ピーッ、ゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトン…ゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトン…ゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトン…)
それからまた90分後であった。
私は、赤穂線の最寄り駅から山陽本線《さんようせん》に乗り入れる電車に乗って西へ向かった。
電車が出発してから80分後に松永駅に到着した。
またところ変わって、福山市今津町の本郷川沿《かわぞ》いにある緑地公園にて…
私は、書面に記されている地点に到着したあと確認を取った。
「間違いない!!ここだ!!…急がなきゃ!!」
このあと、私は追跡調査を開始した。
……………………
またところ変わって、岡山城《おしろ》の敷地内にある公園にて…
公園内に設置されているテーブルの上に81〜83年の3年手帳がひらいた状態で置かれていた。
イスに座っている私は、万年筆を使って手帳に日記を書いていた。
……………………
4月8日・くもり
今日1日かけて、問題のカリーナを探し回った。
しかし、きょうも見つけることはできなかった。
先月20日に岡山ブルーラインで生じたアクシデントについては、■沢と□中と△岡の3人が軽四にひとりで乗っていた若い女性を追いかけ回したことが原因で道をそれた…
その後、どこかで盗難被害にあった…
そして、大阪市天王寺区《おおさかてんのうじ》で発生した銀行強盗事件で問題のカリーナが逃走用に使われた…
そして今度は、重井弁護士《クソナマイキヤロー》の弟《ポンコツ》が問題のカリーナをドロボーした…
ますますわけがわからなくなったじゃないか!!
……………………
そんなことよりも、私はもう限界が来た!!
放浪《このたび》は、いつになったら終わるのだ!?
大番頭《おおばんと》はんたちとマァマとドナ姐《ねえ》はんは、一体どこにいるのだ!?
1981年のあの夏の日、私は突然がけから突き落とされた。
なんでこんな目に遭わなきゃいかんのだ!?
こんなフラフラした暮らしはもうイヤだ!!
…………………………
日付が変わって、4月9日の深夜3時半頃であった。
またところ変わって、岡山市高屋の国道250号線沿いにある自販機コーナーにて…
自販機コーナーの建物内に設置されているテーブルの上にソニーのケータイラジオが置かれていた。
ラジオにつないでいるイヤホンから山陽放送ラジオで放送されている『いすゞ歌うベッドライト』が流れていた。
私は、ラジオを聴きながら紙コップに入っている温かいコーヒーをのんでいた。
イヤホンから留守電リクエストコーナーを利用したリスナーさまからのリクエスト曲でテレサ・テンさんの歌『ふるさとはどこですか』がかかった。
今の私には…
帰る家がない…
迎えてくださる家族たちがいない…
私は…
このままひとりぼっちで…
人生を終えるしかないのか…
…………………………
時は、朝6時40分頃であった。
またところ変わって、岡山市長岡の国道250号線沿いにあるJAの敷地にて…
私が敷地内に設置されている電話ボックスに入った時であった。
(ジリリリリリリン!!ジリリリリリリン!!ジリリリリリリン!!ジリリリリリリン!!ジリリリリリリン!!ジリリリリリリン!!ジリリリリリリン!!ジリリリリリリン!!)
この時、四角のだいだい色のコイン投入式のプッシュホンからけたたましいベルが鳴り響いた。
私は、周りの様子を確認したあと受話器を取った。
「はいもしもしコリントイワマツヨシタカグラマシー!!」
電話は、大阪府警《ふけい》の糸原捜査一課《いっかちょう》からかかってきた。
糸原捜査一課《いっかちょう》は、私に対して問題のカリーナに乗っていた3人の男子大学生たちが誓約書《しょめん》の保証人を引き受けていた70代後半の男性と一緒に岡山市内《しない》にある警察署へ出頭した…と伝えられた。
3人の男子大学生は、3月20日に邑久町虫明《おくちょうむしあけ》(岡山県瀬戸内市)にある森林公園で発生した集団レイプ事件のことをジシュした。
岡山県警《けんけい》は、3人の男子大学生を即座に逮捕した。
被害者の女性が事件の2日後に事件による後遺症が原因で死亡したので、3人の男子大学生は殺人罪で再逮捕することが決まったことも伝えられた。
知らせを聞いた私は『分かりました。』と答えた。
……………………
それからまた2時間半後であった。
またところ変わって、邑久町虫明《おくちょうむしあけ》にある森林公園にて…
森林公園内にある森林に岡山県警《けんけい》の捜査員たち50人がいた。
50人の捜査員たちは、証拠探しに奔走していた。
……………………
またところ変わって、公園内にある駐車場にて…
私は、糸原捜査一課長《いっかちょう》と森下刑事と一緒に例のカリーナが盗難被害に遭った場所へやって来た。
糸原捜査一課長《いっかちょう》は、私に対して声をかけた。
「コリントさま、こちらでございます。」
「あっはい。」
森下刑事は、私に声をかけた。
「コリントさまがお探しのカリーナは、左から4番目に停まっていました。」
私は、森下刑事に声をかけた。
「その時、車に乗っていたのは容疑者の男子大学生たち3人と被害者の女性のあわせて4人だったよね。」
「はい。」
「男子大学生3人が盗難被害に遭ったことに気がついたのはいつだ!?」
「ここに来てから4時間後でした。」
「4時間後。」
糸原捜査一課長《いっかちょう》は、私に対して声をかけた。
「目撃した人の話によると、3人は大パニックを起こしたのです…その時…森林から女性の叫び声が響いたのです。」
「叫び声?」
「ええ。」
「その叫び声は、集団レイプの被害を受けた女性が横たわっていたのを目撃したので…叫んだ…でしょうか?」
「そうですが…」
「それで、3人の男子大学生たちは?」
「事件が発覚したことが怖かったので逃げ出した…と思います。」
ゼブラシャーボーのシャープペンシルを使ってメモ書きをしている私は『ふざけやがって!!』とつぶやきながら怒り狂った。
この時であった。
15人の刑事たちが3人の男子大学生たちを連れてやって来た。
「オラ乗れ!!」
「乗れや!!」
15人の刑事たちは、3人の男子大学生たちを車に押し込めた。
男子大学生たちは、ビービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービー…と泣いていた。
刑事たちは『甘えるなクソバカ!!』と怒鳴ったあと、3人の男子大学生たちを車に押し込めた。
(バタン!!グォーン!!ウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウー!!)
その後、3人の男子大学生たちが押し込められた20人乗りのマイクロバス型のパトカーがサイレンを鳴らしながら駐車場から出発した。
この時、糸原捜査一課長《いっかちょう》が冷めた声で言うた。
「あの3人の最終学歴は中卒に変わったな。」
「なんで?」
「あの3人は大検(高卒認定試験)から大学入試を受けたのだよ…その状態で大学を退学したら、最終学歴は中卒に変わるのだよ。」
「……………………。」
それからまた5分後であった。
別の捜査員の男性が私に対して1枚の書面を持ってやって来た。
「コリントさま。」
「はい。」
「コリントさまが探しているカリーナが再び乗り捨てられた〜また盗難被害に遭った場所が分かりました…こちらです!!」
私は、別の捜査員から受け取った書面を見ながら言うた。
「福山市今津町…岡山県外《けんがい》に乗り捨てられたあと…同じ場所で…また盗難被害に遭った…」
…………………………
(ピーッ、ゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトン…ゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトン…ゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトン…)
それからまた90分後であった。
私は、赤穂線の最寄り駅から山陽本線《さんようせん》に乗り入れる電車に乗って西へ向かった。
電車が出発してから80分後に松永駅に到着した。
またところ変わって、福山市今津町の本郷川沿《かわぞ》いにある緑地公園にて…
私は、書面に記されている地点に到着したあと確認を取った。
「間違いない!!ここだ!!…急がなきゃ!!」
このあと、私は追跡調査を開始した。
……………………