大河ドラマ・乳房星(たらちねぼし)

【肩の上のピエロ】

私は、(4月9日〜11日にかけての)2日にわたって行方不明になったカリーナを探しつづけた。

虫明《むしあけ》(岡山県瀬戸内市)の森林公園の駐車場で盗難被害を受けたあと、大阪市天王寺区《おおさかてんのうじ》で発生した銀行強盗事件で使われた。

その後、松永(広島県福山市)の本郷川沿《かわぞ》いの緑地公園に乗り捨てられた…

その直後に、重井《しげい》の弟が問題のカリーナに勝手に乗り込んだ…

その後、複雑なルートを通って波止浜の地堀公園《じぼりこうえん》へ向かった…

…と言うことであった。

私は、本郷川沿《かわぞ》いの緑地公園から出発したあと追跡調査を開始した。

………………………

私は、本郷川沿《かわぞ》いの公園から出発したあと国道2号線を歩いて尾道方面へ向かった。

……………………

時は、4月11日の午前11時半頃であった。

またところ変わって、国鉄尾道駅の前にある広場にて…

私は、魚の行商に来たおばちゃんに声をかけたあと話をした。

おばちゃんは、私に対して問題のカリーナを見たと話した。

「ああ、あんたが探している…その…カリーナと言う名前の…乗用車《くるま》をオコギの港で見たわよ。」
「オコギ…その時、おばちゃんは岩城島《いわぎ》へ行商に行ったのね。」
「はい。」
「そのカリーナに乗っていた人物はどなたか覚えてますか?」
「若い男性ひとりが乗っていたわね…」

私は、ゼブラシャーボーのシャープペンシルを使ってメモパッドにメモ書きをしながら『若い男性がひとりだけ乗っていた〜』と言うた。

…………………………

またところ変わって、尾道駅の待合室にて…

ベンチの上にスーパーマップルの中国地方の道路地図がひらいた状態で置かれていた。

私は、万年筆を使って地図上に書き込みをしながらつぶやいた。

オコギの港…

問題のカリーナは…

岩城島《いわぎ》の違う港に上陸したあと…

オコギの港へ向かった…

…………………

尾道《ここ》から車で行くルートは…

尾道大橋有料道路《ゆうりょうどうろ》〜向島の国道317号線〜フェリー〜因島の国道317号線〜土生港《はぶ》…

……………………

「土生港《はぶ》から岩城島《いわぎ》へ上陸するフェリーがあった…岩城《いわぎ》か長江のどちらかの港に上陸したあと…オコギの港へ走って行った…と思う…オコギに近い場所と言えば…スノエ…スノエ!!」

…………………………

(ギュイーン!!ババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババ!!)

それからまた70分後であった。

私は、尾道港《みなと》から水中翼船に乗って瀬戸田港《せとだ》へ向かった。

(ブロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロ…)

瀬戸田港《せとだ》に上陸したあと本四バスの路線バスに乗ってスノエの港へ向かった。

…………………………

またところ変わって、生口島《いくちじま》の南東側にあるスノエの港にて…

私は、軽四トラックで岩城島《いわぎ》へ帰る年輩の男性に声をかけたあと話をした。

男性は、私に対して問題のカリーナを見たと話した。

私は、スーパーマップルの中国地方の地図を見せながら声をかけた。

「おっちゃん、そのカリーナをどのあたりで見たのか教えて!!」
「ああいいよ…たしか…ここ。」

私は、おっちゃんが言うた地点にゼブラシャーボーの赤色のボールペンで印をつけた。

……………………

またところ変わって、国道上にあるバス停にて…

ベンチの上にスーパーマップルの中国地方の道路地図がひらいた状態で置かれていた。

私は、万年筆を使って地図上に書き込みをしながらつぶやいた。

これでつながった…

土生港《はぶ》から長江までフェリーで行った…

島の東の海岸の道路を通って…

オコギへ向かった…

オコギからスノエに上陸したあとは、国道317号線を通って…

タルミの港〜井ノ口…

井ノ口から県道を通って…

宮浦港へ行く…

宮浦港から中四国フェリーに乗って…

ついた…

波方についた…

……………………

「つながったぞ!!」

………………………

時は、4月12日の深夜1時過ぎであった。

またところ変わって、松永(広島県福山市)の本郷川沿《かわぞ》いにある緑地公園にて…

私は、黒のトヨタクラウンの貸し切りタクシーに乗っていた。

問題のカリーナが2度目の盗難にあった深夜1時10分になった。

私は、運転手さんに対して『出発してください』と声をかけた。

(ブロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロ…)

タクシーが定刻通りに出発した。

タクシーは、国道2号線〜尾道大橋有料道路〜向島〜因島大浜港〜土生港《はぶ》〜岩城島《いわぎ》〜生口島《いくちじま》〜大三島の井ノ口港〜宮浦港〜中四国フェリーに乗って波方港…へ向かった。

………………………

4月13日の深夜2時15分頃であった。

タクシーが波止浜の地堀公園《じぼりこうえん》の前に到着した。

「よし、定刻通りだ!!」

…………………………

(ボーッ、ボーッ、ボーッ、ボーッ…)

時は、朝6時半頃であった。

私は、波方港から出航した中四国フェリーに乗って再び旅に出た。

船室にて…

船室に設置されているイスの上にスーパーマップルの中国地方の道路地図がひらいた状態で置かれていた。

私は、万年筆を使って地図上に書き込みをしていた。

問題のカリーナが松永を出発したあと波止浜に到着するまでのあいだの追跡調査は終了した。

しかし、今現在も問題のカリーナが発見されていない。

一体、どこへ行ったのか…

…………………………
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