大河ドラマ・乳房星(たらちねぼし)
【どうして私を愛したのですか】
時は、日本時間の5月13日午前10時半頃であった。
ところ変わって、伊予市双海町《ぐんちゅうふたみ》のシーサイドふたみ(海浜公園)にて…
この日は、美保子《みほこ》の長兄《ちょうけい》のひとり息子(美保子《みほこ》のおい)の結婚式が恋人の聖地のモニュメントの前で行われた。
美保子《みほこ》と秀悟《しゅうご》と明憲《あきのり》とゆりこは、出席者のみなさまたちと一緒に親類の子の挙式に立ち会っていた。
温大《はると》は、大学のガッシュクに行ったのでこの場にはいなかった。
挙式は、約30分間行われた。
時は、午後12時半頃であった。
またところ変わって、伊予市灘町《ぐんちゅうなだまち》にある特大和風建築の家にて…
家は、商店街にあるパーマ屋さんの経営者の家であった。
経営者さまが特大広間を提供する形で結婚披露宴がひらかれていた。
特大広間には、出席者のみなさまたちが集まっていた。
主役のふたりは、まだ準備中であった。
この時であった。
美保子《みほこ》のメイゴ(美保子《みほこ》の次兄《じけい》の娘)・片島舞子《かたしままいこ》が到着した。
舞子は、うれしい表情で美保子《みほこ》に声をかけた。
「叔母《おば》さま〜」
「あら、舞子ちゃん。」
「お久しぶりです。」
「舞子ちゃん、元気だった?」
「ええ…」
「舞子ちゃんも、挙式披露宴に出席するの?」
美保子《みほこ》の問いに対して、舞子はこう答えた。
「アタシは、おばさまたちにお話したいことがあって帰って来たのです…お時間、よろしいですか?」
舞子の問いに対して、美保子《みほこ》はやりにくい表情で『分かったわよ〜』とつぶやいた。
このあと、美保子《みほこ》たち4人家族は舞子と一緒に外へ出た。
(カンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカン…ゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトン…)
ところ変わって、いよてつ郡中駅付近の通りにて…
いよてつ郡中線のふみきりに上り電車が駅のプラットホームに向かってゆっくりと走っていた。
またところ変わって、駅の近くにある純喫茶店《じゅんきっさ》にて…
店内のボックス席に、美保子《みほこ》たち家族4人と舞子がいた。
テーブルに、ブレンドコーヒーが入っている白の磁器のコーヒーカップが並んでいた。
舞子は、美保子《みほこ》に対して困った声で言うた。
「温大《はると》さんは、どちらへ行かれたのですか?」
美保子《みほこ》は、あつかましい声で言うた。
「あの子は、大学のガッシュクへ行ったのよ!!」
「ガッシュクへ行かれたのですか?」
「そうよ!!」
舞子は、得意気な表情で美保子《みほこ》に言うた。
「アタシも大学のガッシュクへ行きましたよ…あの時は…南小谷《みなみおたり》にあるリゾート施設へ行きました…テニスしたり…みんなでキャンプファイヤーを楽しみました〜…他にも、いろんな体験をしました〜」
美保子《みほこ》は、フキゲンな声で言うた。
「だからなんだと言いたいのよ!!」
「美保子《みほこ》!!」
美保子《みほこ》のとなりに座っていた秀悟《しゅうご》が怒った声で言うたので、美保子《みほこ》がいらついた声で言うた。
「あなた!!」
「やめろよ!!」
「あなたはなんとも思わないの!?」
「美保子《みほこ》!!落ち着け!!」
「あなた!!温大《はると》は何回生か分かっているの!?」
「3回生だよ!!それがどうかしたのか!?」
「3回生の子たちは、再来年の春に大学を卒業するのよ!!」
「だからなんだと言うのだ!?」
「温大《はると》がシューカツをせずにのらりくらりとしているから怒ってるのよ!!舞子ちゃんがガッシュクの話しをしたから怒ってるのよ!!」
「分かったから落ち着け!!」
秀悟《しゅうご》は、ものすごくもうしわけない表情で舞子に言うた。
「舞子ちゃん…すまなかった。」
「叔父《おじ》さま〜」
「叔母《おば》さまは、すごく不安定になっているのだよ〜」
「どうかなされたのですか?」
「明憲《あきのり》がお嫁さんをもらったばかりなので、気持ちがイライラしているのだよ~」
舞子は、おどろいた声で言うた。
「えっ?明憲《あきのり》さん、お嫁さんをもらったのですか?」
「ああ…叔父《おじ》さんの職場の業務命令なんだよぉ〜」
「業務命令で明憲《あきのり》さんはお嫁さんをもらったのですか?」
美保子《みほこ》は、ものすごくあつかましい声で舞子に言うた。
「明憲《あきのり》がお嫁さんをもらわないと叔父《おじ》さんは任されたお仕事ができなくなるのよ!!」
「そんな〜」
「週が明けたら、叔父《おじ》さまはものすごく忙しくなるのよ!!」
「叔母《おば》さま〜」
「なによ!!」
「叔母《おば》さまは、明憲《あきのり》さんの意向をなんで聞かなかったのですか?」
「時間がないから早く決めたのよ!!」
「かあさん!!やめろよ!!」
この時、近くに座っていた明憲《あきのり》がいらついた声で美保子《みほこ》に言うた。
「かあさんはなんでイライラキリキリしているのだよ!?」
美保子《みほこ》は、ますますいらついた声で言うた。
「かあさんは、明憲《あきのり》と温大《はると》の人生設計のことでものすごくイライラしているのよ!!」
「オレが郵便局の契約社員《ケーヤク》で働いていることがそんなにいかんのか!?」
「いかんとは言うてないわよ〜」
「それじゃあ、なにが不満だよ!!」
「なんでそんなにガーガー怒るのよ〜…おかーさんはしんどいのよ〜」
「かあさんが一方的にガーガー怒ってばかりいるからいらつくのだよ!!」
舞子は、泣きそうな声で『やめてください!!』と言うた。
(バーン!!)
この時、明憲《あきのり》のとなりに座っていたゆりこが平手打ちでテーブルをたたいたあと怒った声で言うた。
「ゆりこイヤ!!」
「(美保子《みほこ》、おどろいた声で言う)ゆりこさん〜」
「ゆりこ!!とついだ家を間違えたわ!!」
美保子《みほこ》は、ものすごく怒った声でゆりこに言うた。
「わがままいわないの!!蔵本《うち》の嫁がなにを言うてるのですか!?」
「ますますイラつくわねクソババア!!」
「ゆりこさん!!」
「ふざけるな!!」
(バシャ!!)
思い切りブチ切れたゆりこは、タンブラーに入っているミネラルウォーターを美保子《みほこ》の顔にかけた。
キーッと怒り狂った美保子《みほこ》は、ものすごく怒った声で言うた。
「なにするのよ!!」
「あんたこそなによ!!」
「嫁のくせにナマイキね!!」
「やかましいクソババア!!もう怒ったわよ!!」
「ゆりこさん!!」
「もうサイアクだわ!!こんなことになるのだったら、けんちゃんと結婚したかったわ!!」
(カランカランカランカランカラン…)
思い切りブチ切れたゆりこは、店から出た。
戸がひらいた時になる金の音が店内に聞こえた。
キーッ!!
なんなのよ一体!!
美保子《みほこ》は、全身をブルブルと震わせながら怒り狂った。
明憲《あきのり》は、ものすごく怒った声で美保子《みほこ》に言うた。
「かあさん!!」
「明憲《あきのり》〜」
「かあさんが言うたひとことで何人の女の子を傷つけたと思ってるのだ!?」
「明憲《あきのり》、なんでおだやかに話ができないのよ〜」
「オレが子どもの時に女の子とおままごとをしていたことをなんでとがめたのだ!?」
「おかーさんは、明憲《あきのり》が心配だったから〜…」
「ふざけるな!!」
「明憲《あきのり》さんやめてください!!」
舞子が言うた言葉に対して、明憲《あきのり》はものすごく怒った声で『オドレはだまれ!!』と言うた。
「くすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすん…」
明憲《あきのり》に怒鳴られた美保子《みほこ》は、くすんくすんと泣き出した。
秀悟《しゅうご》は、ものすごく怒った表情で美保子《みほこ》をにらみつけた。
舞子は、ものすごくおたついた表情であたりを見渡した。
(ゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトン…)
またところ変わって、いよてつ郡中線の電車内にて…
ゆりこは、ひとりでいよてつ郡中線の上り電車に乗っていた。
悲しげな表情を浮かべているゆりこは、高田みづえさんの歌で『どうして私を愛したのですか』を小声で歌っていた。
「くすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすん…くすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすん…」
ひと通り歌を歌ったゆりこは、両手で顔をかくしてくすんくすんと泣いた。
つらい…
悲しい…
こんなことになるのだったら…
結婚しない方がよかった…
サイアクだわ…
ゆりこは、松山市駅《しえき》に着くまでのあいだくすんくすんと泣きつづけた。
ところ変わって、伊予市双海町《ぐんちゅうふたみ》のシーサイドふたみ(海浜公園)にて…
この日は、美保子《みほこ》の長兄《ちょうけい》のひとり息子(美保子《みほこ》のおい)の結婚式が恋人の聖地のモニュメントの前で行われた。
美保子《みほこ》と秀悟《しゅうご》と明憲《あきのり》とゆりこは、出席者のみなさまたちと一緒に親類の子の挙式に立ち会っていた。
温大《はると》は、大学のガッシュクに行ったのでこの場にはいなかった。
挙式は、約30分間行われた。
時は、午後12時半頃であった。
またところ変わって、伊予市灘町《ぐんちゅうなだまち》にある特大和風建築の家にて…
家は、商店街にあるパーマ屋さんの経営者の家であった。
経営者さまが特大広間を提供する形で結婚披露宴がひらかれていた。
特大広間には、出席者のみなさまたちが集まっていた。
主役のふたりは、まだ準備中であった。
この時であった。
美保子《みほこ》のメイゴ(美保子《みほこ》の次兄《じけい》の娘)・片島舞子《かたしままいこ》が到着した。
舞子は、うれしい表情で美保子《みほこ》に声をかけた。
「叔母《おば》さま〜」
「あら、舞子ちゃん。」
「お久しぶりです。」
「舞子ちゃん、元気だった?」
「ええ…」
「舞子ちゃんも、挙式披露宴に出席するの?」
美保子《みほこ》の問いに対して、舞子はこう答えた。
「アタシは、おばさまたちにお話したいことがあって帰って来たのです…お時間、よろしいですか?」
舞子の問いに対して、美保子《みほこ》はやりにくい表情で『分かったわよ〜』とつぶやいた。
このあと、美保子《みほこ》たち4人家族は舞子と一緒に外へ出た。
(カンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカン…ゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトン…)
ところ変わって、いよてつ郡中駅付近の通りにて…
いよてつ郡中線のふみきりに上り電車が駅のプラットホームに向かってゆっくりと走っていた。
またところ変わって、駅の近くにある純喫茶店《じゅんきっさ》にて…
店内のボックス席に、美保子《みほこ》たち家族4人と舞子がいた。
テーブルに、ブレンドコーヒーが入っている白の磁器のコーヒーカップが並んでいた。
舞子は、美保子《みほこ》に対して困った声で言うた。
「温大《はると》さんは、どちらへ行かれたのですか?」
美保子《みほこ》は、あつかましい声で言うた。
「あの子は、大学のガッシュクへ行ったのよ!!」
「ガッシュクへ行かれたのですか?」
「そうよ!!」
舞子は、得意気な表情で美保子《みほこ》に言うた。
「アタシも大学のガッシュクへ行きましたよ…あの時は…南小谷《みなみおたり》にあるリゾート施設へ行きました…テニスしたり…みんなでキャンプファイヤーを楽しみました〜…他にも、いろんな体験をしました〜」
美保子《みほこ》は、フキゲンな声で言うた。
「だからなんだと言いたいのよ!!」
「美保子《みほこ》!!」
美保子《みほこ》のとなりに座っていた秀悟《しゅうご》が怒った声で言うたので、美保子《みほこ》がいらついた声で言うた。
「あなた!!」
「やめろよ!!」
「あなたはなんとも思わないの!?」
「美保子《みほこ》!!落ち着け!!」
「あなた!!温大《はると》は何回生か分かっているの!?」
「3回生だよ!!それがどうかしたのか!?」
「3回生の子たちは、再来年の春に大学を卒業するのよ!!」
「だからなんだと言うのだ!?」
「温大《はると》がシューカツをせずにのらりくらりとしているから怒ってるのよ!!舞子ちゃんがガッシュクの話しをしたから怒ってるのよ!!」
「分かったから落ち着け!!」
秀悟《しゅうご》は、ものすごくもうしわけない表情で舞子に言うた。
「舞子ちゃん…すまなかった。」
「叔父《おじ》さま〜」
「叔母《おば》さまは、すごく不安定になっているのだよ〜」
「どうかなされたのですか?」
「明憲《あきのり》がお嫁さんをもらったばかりなので、気持ちがイライラしているのだよ~」
舞子は、おどろいた声で言うた。
「えっ?明憲《あきのり》さん、お嫁さんをもらったのですか?」
「ああ…叔父《おじ》さんの職場の業務命令なんだよぉ〜」
「業務命令で明憲《あきのり》さんはお嫁さんをもらったのですか?」
美保子《みほこ》は、ものすごくあつかましい声で舞子に言うた。
「明憲《あきのり》がお嫁さんをもらわないと叔父《おじ》さんは任されたお仕事ができなくなるのよ!!」
「そんな〜」
「週が明けたら、叔父《おじ》さまはものすごく忙しくなるのよ!!」
「叔母《おば》さま〜」
「なによ!!」
「叔母《おば》さまは、明憲《あきのり》さんの意向をなんで聞かなかったのですか?」
「時間がないから早く決めたのよ!!」
「かあさん!!やめろよ!!」
この時、近くに座っていた明憲《あきのり》がいらついた声で美保子《みほこ》に言うた。
「かあさんはなんでイライラキリキリしているのだよ!?」
美保子《みほこ》は、ますますいらついた声で言うた。
「かあさんは、明憲《あきのり》と温大《はると》の人生設計のことでものすごくイライラしているのよ!!」
「オレが郵便局の契約社員《ケーヤク》で働いていることがそんなにいかんのか!?」
「いかんとは言うてないわよ〜」
「それじゃあ、なにが不満だよ!!」
「なんでそんなにガーガー怒るのよ〜…おかーさんはしんどいのよ〜」
「かあさんが一方的にガーガー怒ってばかりいるからいらつくのだよ!!」
舞子は、泣きそうな声で『やめてください!!』と言うた。
(バーン!!)
この時、明憲《あきのり》のとなりに座っていたゆりこが平手打ちでテーブルをたたいたあと怒った声で言うた。
「ゆりこイヤ!!」
「(美保子《みほこ》、おどろいた声で言う)ゆりこさん〜」
「ゆりこ!!とついだ家を間違えたわ!!」
美保子《みほこ》は、ものすごく怒った声でゆりこに言うた。
「わがままいわないの!!蔵本《うち》の嫁がなにを言うてるのですか!?」
「ますますイラつくわねクソババア!!」
「ゆりこさん!!」
「ふざけるな!!」
(バシャ!!)
思い切りブチ切れたゆりこは、タンブラーに入っているミネラルウォーターを美保子《みほこ》の顔にかけた。
キーッと怒り狂った美保子《みほこ》は、ものすごく怒った声で言うた。
「なにするのよ!!」
「あんたこそなによ!!」
「嫁のくせにナマイキね!!」
「やかましいクソババア!!もう怒ったわよ!!」
「ゆりこさん!!」
「もうサイアクだわ!!こんなことになるのだったら、けんちゃんと結婚したかったわ!!」
(カランカランカランカランカラン…)
思い切りブチ切れたゆりこは、店から出た。
戸がひらいた時になる金の音が店内に聞こえた。
キーッ!!
なんなのよ一体!!
美保子《みほこ》は、全身をブルブルと震わせながら怒り狂った。
明憲《あきのり》は、ものすごく怒った声で美保子《みほこ》に言うた。
「かあさん!!」
「明憲《あきのり》〜」
「かあさんが言うたひとことで何人の女の子を傷つけたと思ってるのだ!?」
「明憲《あきのり》、なんでおだやかに話ができないのよ〜」
「オレが子どもの時に女の子とおままごとをしていたことをなんでとがめたのだ!?」
「おかーさんは、明憲《あきのり》が心配だったから〜…」
「ふざけるな!!」
「明憲《あきのり》さんやめてください!!」
舞子が言うた言葉に対して、明憲《あきのり》はものすごく怒った声で『オドレはだまれ!!』と言うた。
「くすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすん…」
明憲《あきのり》に怒鳴られた美保子《みほこ》は、くすんくすんと泣き出した。
秀悟《しゅうご》は、ものすごく怒った表情で美保子《みほこ》をにらみつけた。
舞子は、ものすごくおたついた表情であたりを見渡した。
(ゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトン…)
またところ変わって、いよてつ郡中線の電車内にて…
ゆりこは、ひとりでいよてつ郡中線の上り電車に乗っていた。
悲しげな表情を浮かべているゆりこは、高田みづえさんの歌で『どうして私を愛したのですか』を小声で歌っていた。
「くすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすん…くすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすん…」
ひと通り歌を歌ったゆりこは、両手で顔をかくしてくすんくすんと泣いた。
つらい…
悲しい…
こんなことになるのだったら…
結婚しない方がよかった…
サイアクだわ…
ゆりこは、松山市駅《しえき》に着くまでのあいだくすんくすんと泣きつづけた。