大河ドラマ・乳房星(たらちねぼし)
【シクラメンのかほり】
(ザザーン、ザザーン…)
またところ変わって、シーサイド双海にて…
ビーチにおだやかな波の音が聞こえていた。
恋人の聖地のモニュメントの前で催されているお見合いイベントの会場では、男女20組がランチを仲良くランチを摂っていた。
モニュメントが設置されている広場から400メートル離れた場所にあるテーブル席にて…
私は、ラジオを聴きながら酒をのんでいた。
イヤホンから流れていた歌は、杉田かおるさんの『鳥の詩』のあとは悲しい歌・泣き歌ばかりが流れていた。
『愛の終着駅』『四季の詩』『哀しみ本線日本海』『酒と泪と男と女』『日暮れ坂』『勇者たち』『どこへ帰る』『かあさんの歌』『おまえに』『恋人よ』『ゆうこ』…
きょうは、悲しい歌ばかりがラジオから流れていた。
悲しい…
つらい…
……………………
イヤホンから布施明さんの歌で『シクラメンのかほり』が流れていた。
この時、私の両目から流れていた涙がさらに多くなった。
……………………………
またところ変わって、星空の世界にて…
小さな星くずが流れている川のほとりに深眠の私と桜子たち(80億39人)がいた。
桜子たちは、ぐすんぐすんと泣きながら深眠の私の身体にキスをしていた。
みどりを乳房《むね》に抱っこしているアンナは、小さな星くずがたくさん流れている川に入っていた。
アンナとみどりは、声をあげて泣いていた。
「ワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーン…ワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーン…」
「オギャー、オギャー、オギャー、オギャー、オギャー、オギャー、オギャー、オギャー、オギャー…」
アンナとみどりがたくさんこぼした涙が川にしたたり落ちた。
小さな星くずたちは、空の下に向かって一気に流れ落ちた。
……………………………
またところ変わって、シーサイド双海にて…
ラジオを聴きながら酒をのんでいた私は、震える声で泣きながら言うた。
「うううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううう…帰る家がない…迎えてくださる…妻子《かぞく》がいない…うううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううう…」
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またところ変わって、シーサイド双海にて…
ビーチにおだやかな波の音が聞こえていた。
恋人の聖地のモニュメントの前で催されているお見合いイベントの会場では、男女20組がランチを仲良くランチを摂っていた。
モニュメントが設置されている広場から400メートル離れた場所にあるテーブル席にて…
私は、ラジオを聴きながら酒をのんでいた。
イヤホンから流れていた歌は、杉田かおるさんの『鳥の詩』のあとは悲しい歌・泣き歌ばかりが流れていた。
『愛の終着駅』『四季の詩』『哀しみ本線日本海』『酒と泪と男と女』『日暮れ坂』『勇者たち』『どこへ帰る』『かあさんの歌』『おまえに』『恋人よ』『ゆうこ』…
きょうは、悲しい歌ばかりがラジオから流れていた。
悲しい…
つらい…
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イヤホンから布施明さんの歌で『シクラメンのかほり』が流れていた。
この時、私の両目から流れていた涙がさらに多くなった。
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またところ変わって、星空の世界にて…
小さな星くずが流れている川のほとりに深眠の私と桜子たち(80億39人)がいた。
桜子たちは、ぐすんぐすんと泣きながら深眠の私の身体にキスをしていた。
みどりを乳房《むね》に抱っこしているアンナは、小さな星くずがたくさん流れている川に入っていた。
アンナとみどりは、声をあげて泣いていた。
「ワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーン…ワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーン…」
「オギャー、オギャー、オギャー、オギャー、オギャー、オギャー、オギャー、オギャー、オギャー…」
アンナとみどりがたくさんこぼした涙が川にしたたり落ちた。
小さな星くずたちは、空の下に向かって一気に流れ落ちた。
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またところ変わって、シーサイド双海にて…
ラジオを聴きながら酒をのんでいた私は、震える声で泣きながら言うた。
「うううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううう…帰る家がない…迎えてくださる…妻子《かぞく》がいない…うううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううう…」
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