大河ドラマ・乳房星(たらちねぼし)

【湯の町みれん】

時は、夜7時半頃であった。

またところ変わって、道後温泉伊佐爾波坂《どうごいさにわざか》にある置屋にて…

店の入り口の居間には、置屋頭《かしら》の姐《ねえ》はんがいた。

置屋頭《かしら》の姐《ねえ》はんは、ソヒ姐《ねえ》はんからの頼みで置屋の姐《ねえ》はんの代行を務めていた。

この時、2人のコンパニオンさんが置屋頭《かしら》の姐《ねえ》はんのもとへやって来た。

「姐《ねえ》はん、行ってまいりやす。」

置屋頭《かしら》の姐《ねえ》はんは『きばってや〜』と声をかけた。

このあと、2人のコンパニオンさんたちが置屋から出発した。

それからまた数分後であった。

ほたるさんと私が置屋にやって来た。

置屋頭《かしら》の姐《ねえ》はんは、ほたるさんと私に声をかけた。

「ほたるさんとよーくん。」

私は、置屋頭《かしら》の姐《ねえ》はんに声をかけた。

「置屋頭《かしら》の姐《ねえ》はん、ソヒ姐《ねえ》はんから連絡あったかな?」
「いえ、まだないけど〜」
「置屋頭《かしら》の姐《ねえ》はん、ほたるさんと話がしたいので…奥の部屋を使わせてください。」
「分かったわ。」
「お願いします。」

………………………

またところ変わって、奥の部屋にて…

ほたるさんと私は、話し合いをしていた。

私は、ほたるさんに対して小倉のバーに出入りしていた重井《しげい》のことについてたずねた。

ほたるさんは、私に対してこう答えた。

「重井《しげい》ちゃんのことは知ってるわよ。」
「えっ?…ほたるさん、知ってるの?」
「うん。」
「ほたるさんが二番町で経営していたスナックと併設されていたちょいの間に出入りしていたことも…」
「うん、知ってるわよ。」
「ほたるさん、ちょっと待ってください。」

私は、ショルダーバックの中からゼブラシャーボーとメモパッドを取り出したあとテーブルの上に置いた。

ショルダーバックのフタを閉じたあと、ゼブラシャーボーの本体を右にまわしてシャープペンシルを出した。

メモを取る準備が整えたあと、私はほたるさんに声をかけた。

「ほたるさん…くわしい話を聞かせてください。」
「分かったわ。」

ほたるさんは、私に対して重井《しげい》のことを全部話した。

私は、ゼブラシャーボーのシャープペンシルを使ってメモパッドにメモ書きをしていた。

それから数分後であった。

私は、ほたるさんに対して声をかけた。

「ほたるさん。」
「なあに?」
「ほたるさんは、小倉の旦過市場《いちば》で営業しているスナックのことを知っていますか?」
「小倉の旦過市場《いちば》にあるスナック?」
「三永《みえ》さんがかつて働いていた店です。」
「あの店のことも知っているわよ…たしか…今の経営者は…いくみちゃん…だったわね。」

私は、おどろいた声でほたるさんに言うた。

「えっ!?…いくみさんのことを知っているのですか!?」
「ええ。」

ほたるさんは、私に対していくみさんのことを話した。

私は、ゼブラシャーボーのシャープペンシルを使ってメモパッドにメモ書きをした。

このあとも、ほたるさんと私は話し合いをつづけた。

……………………………
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