大河ドラマ・乳房星(たらちねぼし)

【夜のめぐり逢い】

時は、深夜11時20分頃であった。

またところ変わって、露地にあるスナックにて…

店内には、紫の振り袖と白色の帯姿の店のママがいた。

ユーセンのスピーカーから石原裕次郎さんと八代亜紀さんの歌で『夜のめぐり逢い』が流れていた。

この時、ほたるさんと重井《しげい》が入店した。

店のママは、疲れた表情で言うた。

「お客さま、もうすぐ看板ですよ。」

ほたるさんは、もうしわけない表情で店のママに言うた。

「すみません…あの…水割りのひとつでもいいからください。」
「わかったわよ。」
「入って…」

ほたるさんと重井《しげい》は、カウンターの席に座った。

このあと、サントリーオールドのボトルとミネラルウォーターで作った氷のかたまりが入っている入れ物とガラスのタンブラーがカウンターに置かれた。

(カラン…)

ほたるさんは、トングを使って氷のかたまりをつまんだあとガラスのタンブラーに入れた。

この時、重井《しげい》がサントリーオールドのボトルのフタをあけたあとストレートでゴクゴクとのみほした。

ほたるさんは、重井《しげい》からサントリーオールドのボトルを取り上げながら『やめなさい!!』と言うたあと怒った声で言うた。

「あんたなに考えているのよ!!身体が壊れるわよ!!」

メイテイ状態の重井《しげい》は『うるせー!!のませろ!!』と言うたあと、泣きそうな声で言うた。

「オレはくやしい…オレはくやしい!!…チクショー…チクショーチクショーチクショーチクショーチクショーチクショーチクショーチクショーチクショーチクショーチクショーチクショーチクショーチクショーチクショーチクショーチクショーチクショーチクショーチクショーチクショーチクショーチクショーチクショーチクショーチクショーチクショーチクショーチクショーチクショーチクショーチクショーチクショーチクショーチクショーチクショーチクショーチクショーチクショーチクショーチクショーチクショーチクショーチクショー!!オイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイ…オイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイ…」

ほたるさんは、ものすごくいらついた声で重井《しげい》に言うた。

「もう、大の男がオイオイオイオイと泣かないでよ!!」
「うるせー!!男だって泣きたい時は泣きたいのだよ!!男が泣いたらいかんと言う法律がどこにあるのだよ!!…オラ!!」

重井《しげい》は、ほたるさんからサントリーオールドのボトルを奪い取ったあとボトルに入っているウイスキーを一気にゴクゴクとのみほした。

ボトルの中は空っぽになった。

重井《しげい》は、オイオイオイオイと泣きながらほたるさんに言うた。

「オレは…やよいが喜んでいる顔をみたかった…やよいが喜んでいる顔がみたいから…オレは…セヴァスチャンじいさんが保有している超特大の財産を受け継いで…それをやよいにプレゼントしようと考えていたのだよ…それなのに…やよいは…違う男を選んだ…やよいは…オレよりも…オレサマ気取りをしていた御曹司《あのクソバカ》を選んだ!!…だからくやしいのだよ!!」
「重井《しげい》ちゃんが怒る気持ちはよくわかるけど、冷静になってよ!!」
「うるせー!!…オレはくやしい!!…オレはくやしい!!」
「重井《しげい》ちゃん!!」
「オレは…奪い取る!!…オレサマ気取りをしていた御曹司《あのクソバカ》からやよいを奪い取ってやる!!…奪い取ってやる…奪い取ってやる奪い取ってやる奪い取ってやる奪い取ってやる奪い取ってやる奪い取ってやる奪い取ってやる奪い取ってやる奪い取ってやる奪い取ってやる奪い取ってやる奪い取ってやる奪い取ってやる奪い取ってやる奪い取ってやる奪い取ってやる奪い取ってやる奪い取ってやる奪い取ってやる奪い取ってやる奪い取ってやる奪い取ってやる奪い取ってやる奪い取ってやる奪い取ってやる奪い取ってやる奪い取ってやる奪い取ってやる奪い取ってやる奪い取ってやる奪い取ってやる奪い取ってやる奪い取ってやる奪い取ってやる奪い取ってやる奪い取ってやる奪い取ってやる奪い取ってやる奪い取ってやる!!…オイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイ…」

ほたるさんは、悲しげな声で重井《しげい》に言うた。

「重井《しげい》ちゃん…見損ねたわよ!!…あんたは家で帰りを待っている妻子《かぞく》が…どんな気持ちでいるのか…と言うのが分からないのね!!…重井《しげい》ちゃん…重井《しげい》ちゃん!!人の話を聞きなさい!!」
「オイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイ…オイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイオイ…」

重井《しげい》は、オイオイオイオイと泣きながらやよいを愛し続けていると主張した。

ほたるさんは、ものすごくあきれた表情で『なさけないわね〜』とつぶやいた。

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