大河ドラマ・乳房星(たらちねぼし)
【わかれうた・その2】
話は、1981年7月26日の午後7時頃であった。
またところ変わって、小淵沢にある男性教授《きょうじゅ》の兄夫婦の家にて…
テーブルの真ん中にカセットコンロが置かれていた。
カセットコンロの上には、すき焼き用のイモノの鍋がフタをかぶせた状態で置かれていた。
その周りに食器類がたくさん並んでいた。
テーブルの周りに私と男性教授《きょうじゅ》と男性教授《きょうじゅ》の兄夫婦と男性教授《きょうじゅ》の妹夫婦の家族たち(夫婦・長男夫婦(36歳同士)・年中の男の子と2歳の女の子の孫・三男(18歳・会社員の)7人家族が集まっていた。
この時、男性教授《きょうじゅ》の三男がぐすんぐすんと泣いていた。
この雰囲気は一体なんや…
私は、怒りが噴出しそうになった。
男性教授《きょうじゅ》は、ものすごくおたついた表情で私に言うた。
「イワマツさん〜」
「なんですか!?」
「困るのだよ〜」
「教授!!私は時間がないのですよ!!」
「分かってるよ〜」
「分かっているのであれば、アメリカへ帰してください!!」
「分かったよぅ〜…嫂《ねえ》さん…助けてくれ〜」
男性教授《きょうじゅ》の兄夫婦は、カドに優しい声で私に言うた。
「イワマツさま、ごめんなさい〜」
「ほんとうにごめんね〜」
私は、ものすごく怒った声で言い返した。
「そのあやまりかたはなんだ!!あなたたちは私をグロウする気か!?」
「グロウしていないよ〜」
「ふざけるな!!」
この時、妹夫婦の三男がビービービービーと泣き出した。
「ビービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービー…ビービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービー…」
私のとなりにいた男性教授《きょうじゅ》が私に対しておたついた表情で言うた。
「イワマツさん〜」
「教授!!」
「そんなに怒鳴り声をあげたら、(三男)が…」
「教授!!」
「嫂《ねえ》さん助けてくれ〜」
嫂《あによめ》さんは、優しい声で私に言うた。
「あの〜、イワマツさん。」
「なんでしょうか!?」
「ごめんなさい。」
「教授のオイゴがなんで泣いているのかを説明してください!!」
「すみません…きょうは、(妹夫婦の三男)につらいことがあったのです。」
「やかましい!!甘えるなと言うておけ!!」
「イワマツさん〜」
「教授!!私は2歳9ヶ月の時から55年のあいだ歯を食いしばって必死になって生きたのですよ!!」
「それはよくわかるよ〜」
「わかっているのだったら、ビービービービーと泣いているオイゴさんに厳しく言うてください!!」
「わかったから、落ちついてくれ〜」
男性教授《きょうじゅ》は、ものすごくおたついた表情で私をなだめた。
この時、妹夫婦のふたりの孫がつらそうな声で『お腹がすいた〜』と言うた。
嫂《あによめ》さんは、優しい声で私に言うた。
「(妹夫婦の三男)が泣いているわけについては、またあとで話すから…きょうイワマツさんをここへ呼んだのはおとなりの家の奥さまがラジオ(番組)の懸賞《けんしょう》で最高級の牛肉《おにく》を当てたのよ…いただいた牛肉《おにく》の量が多すぎたので、ふたりで食べきることができないのよ〜」
「できないからどうしてほしいのですか!?」
「だから、イワマツさんに食べてほしいのです…そう思いまして、きょうはすき焼きを作ったのですよ〜」
男性教授《きょうじゅ》のお兄さまは、優しい声で言うた。
「(妹夫婦の孫ふたり)がおなかをすかせているので、ごはんを食べましょう。」
嫂《あによめ》さんは、東芝クックモア(炊飯器)のフタをあけたあとしゃもじを使ってみんなが食べる白ごはんを九谷焼の茶わんにつぎはじめた。
この時、妹夫婦の三男がまたビービービービーと泣き出した。
「ビービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービー…ビービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービー…」
この時、私はまた怒りが噴出しそうになった。
男性教授《きょうじゅ》は、またおたついた表情で私に言うた。
「イワマツさん〜」
「なんですか!?」
「怒んないでくれよ〜」
男性教授《きょうじゅ》は、おたついた表情で私をなだめたが周りの雰囲気が悪化した。
男性教授《きょうじゅ》の妹婿《むこ》がものすごく怒った声で三男に言うた。
「(三男)!!ビービービービービービービービーと泣くな!!」
「ビービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービー…ビービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービー…」
「大の男がビービービービーと泣くのはみっともないんだよ!!」
嫂《あによめ》さんは、妹婿《むこ》に対して困った声で言い返した。
「(妹婿)さん、そんなに怒鳴り声をあげないでよ〜」
「あげたくもなるよ!!」
「(妹婿)さんの怒る気持ちもわかるけど…」
「私は(三男)に男らしくしろと言うただけだ!!」
妹夫婦の長男さんは、妹婿《むこ》に対して『父さん!!だまれと言うたらだまれ!!』と怒鳴りつけた。
この時、妹婿《むこ》と長男が殴り合いのケンカを始めそうになった。
そんな時であった。
(ジリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリン…ジリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリン…)
この時、広間に置かれていたダイヤル式の黒電話機からけたたましいベルが鳴り響いた。
嫂《あによめ》さんは『アタシが出ます〜』と言うたあと電話に出た。
「はいもしもし…ああ、コリントイワマツヨシタカグラマシーさま…いらっしゃいますが…すみません…きょうは義弟がどうしてもと言うたのでうちに…はい…わかりました…それではご本人さまに帰宅するようにとお伝えしましょうか…はい…」
この時、大番頭《おおばんと》はんたちとマァマとドナ姐《ねえ》はんが行方不明になったと言う知らせを聞いた。
知らせを聞いた私は、みなさまに対して『旅に出ます』と伝えたあと家から出発した。
結局、最高級の牛肉《おにく》がたくさん入っているすき焼きを食べることはできなかった。
またところ変わって、小淵沢にある男性教授《きょうじゅ》の兄夫婦の家にて…
テーブルの真ん中にカセットコンロが置かれていた。
カセットコンロの上には、すき焼き用のイモノの鍋がフタをかぶせた状態で置かれていた。
その周りに食器類がたくさん並んでいた。
テーブルの周りに私と男性教授《きょうじゅ》と男性教授《きょうじゅ》の兄夫婦と男性教授《きょうじゅ》の妹夫婦の家族たち(夫婦・長男夫婦(36歳同士)・年中の男の子と2歳の女の子の孫・三男(18歳・会社員の)7人家族が集まっていた。
この時、男性教授《きょうじゅ》の三男がぐすんぐすんと泣いていた。
この雰囲気は一体なんや…
私は、怒りが噴出しそうになった。
男性教授《きょうじゅ》は、ものすごくおたついた表情で私に言うた。
「イワマツさん〜」
「なんですか!?」
「困るのだよ〜」
「教授!!私は時間がないのですよ!!」
「分かってるよ〜」
「分かっているのであれば、アメリカへ帰してください!!」
「分かったよぅ〜…嫂《ねえ》さん…助けてくれ〜」
男性教授《きょうじゅ》の兄夫婦は、カドに優しい声で私に言うた。
「イワマツさま、ごめんなさい〜」
「ほんとうにごめんね〜」
私は、ものすごく怒った声で言い返した。
「そのあやまりかたはなんだ!!あなたたちは私をグロウする気か!?」
「グロウしていないよ〜」
「ふざけるな!!」
この時、妹夫婦の三男がビービービービーと泣き出した。
「ビービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービー…ビービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービー…」
私のとなりにいた男性教授《きょうじゅ》が私に対しておたついた表情で言うた。
「イワマツさん〜」
「教授!!」
「そんなに怒鳴り声をあげたら、(三男)が…」
「教授!!」
「嫂《ねえ》さん助けてくれ〜」
嫂《あによめ》さんは、優しい声で私に言うた。
「あの〜、イワマツさん。」
「なんでしょうか!?」
「ごめんなさい。」
「教授のオイゴがなんで泣いているのかを説明してください!!」
「すみません…きょうは、(妹夫婦の三男)につらいことがあったのです。」
「やかましい!!甘えるなと言うておけ!!」
「イワマツさん〜」
「教授!!私は2歳9ヶ月の時から55年のあいだ歯を食いしばって必死になって生きたのですよ!!」
「それはよくわかるよ〜」
「わかっているのだったら、ビービービービーと泣いているオイゴさんに厳しく言うてください!!」
「わかったから、落ちついてくれ〜」
男性教授《きょうじゅ》は、ものすごくおたついた表情で私をなだめた。
この時、妹夫婦のふたりの孫がつらそうな声で『お腹がすいた〜』と言うた。
嫂《あによめ》さんは、優しい声で私に言うた。
「(妹夫婦の三男)が泣いているわけについては、またあとで話すから…きょうイワマツさんをここへ呼んだのはおとなりの家の奥さまがラジオ(番組)の懸賞《けんしょう》で最高級の牛肉《おにく》を当てたのよ…いただいた牛肉《おにく》の量が多すぎたので、ふたりで食べきることができないのよ〜」
「できないからどうしてほしいのですか!?」
「だから、イワマツさんに食べてほしいのです…そう思いまして、きょうはすき焼きを作ったのですよ〜」
男性教授《きょうじゅ》のお兄さまは、優しい声で言うた。
「(妹夫婦の孫ふたり)がおなかをすかせているので、ごはんを食べましょう。」
嫂《あによめ》さんは、東芝クックモア(炊飯器)のフタをあけたあとしゃもじを使ってみんなが食べる白ごはんを九谷焼の茶わんにつぎはじめた。
この時、妹夫婦の三男がまたビービービービーと泣き出した。
「ビービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービー…ビービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービー…」
この時、私はまた怒りが噴出しそうになった。
男性教授《きょうじゅ》は、またおたついた表情で私に言うた。
「イワマツさん〜」
「なんですか!?」
「怒んないでくれよ〜」
男性教授《きょうじゅ》は、おたついた表情で私をなだめたが周りの雰囲気が悪化した。
男性教授《きょうじゅ》の妹婿《むこ》がものすごく怒った声で三男に言うた。
「(三男)!!ビービービービービービービービーと泣くな!!」
「ビービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービー…ビービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービービー…」
「大の男がビービービービーと泣くのはみっともないんだよ!!」
嫂《あによめ》さんは、妹婿《むこ》に対して困った声で言い返した。
「(妹婿)さん、そんなに怒鳴り声をあげないでよ〜」
「あげたくもなるよ!!」
「(妹婿)さんの怒る気持ちもわかるけど…」
「私は(三男)に男らしくしろと言うただけだ!!」
妹夫婦の長男さんは、妹婿《むこ》に対して『父さん!!だまれと言うたらだまれ!!』と怒鳴りつけた。
この時、妹婿《むこ》と長男が殴り合いのケンカを始めそうになった。
そんな時であった。
(ジリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリン…ジリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリン…)
この時、広間に置かれていたダイヤル式の黒電話機からけたたましいベルが鳴り響いた。
嫂《あによめ》さんは『アタシが出ます〜』と言うたあと電話に出た。
「はいもしもし…ああ、コリントイワマツヨシタカグラマシーさま…いらっしゃいますが…すみません…きょうは義弟がどうしてもと言うたのでうちに…はい…わかりました…それではご本人さまに帰宅するようにとお伝えしましょうか…はい…」
この時、大番頭《おおばんと》はんたちとマァマとドナ姐《ねえ》はんが行方不明になったと言う知らせを聞いた。
知らせを聞いた私は、みなさまに対して『旅に出ます』と伝えたあと家から出発した。
結局、最高級の牛肉《おにく》がたくさん入っているすき焼きを食べることはできなかった。