大河ドラマ・乳房星(たらちねぼし)
第95話・愛の終着駅

【愛の終着駅】

(ピーッ、ゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトン…ゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトンゴトン…)

時は、11月13日の午前11時50分頃であった。

この時間、私は国鉄鹿児島本線《かごしません》の各駅停車《どんこう》に乗っていた。

私が乗っていた長距離トラックは、1時間半前に八代市内《しないちゅうしんぶ》にある製紙工場《こうば》に到着した。

ショルダーバックを持ってトラックから降りた私は、製紙工場《こうば》から出たあと歩いて国鉄八代駅《やつしろえき》へ向かった。

その後、八代駅《えき》から下りの各駅停車《どんこう》に乗ってヒナグへ向かった。

……………………………

ひなこさんがヒナグにいる話は…

ほんとうか…

……………………………

さて、その頃であった。

またところ変わって、敦賀市内にある警察署の生活安全課《せいあん》にて…

ソファに座っている祝彦《のりひこ》は、ひねた表情を浮かべていた。

近くにいる男性警官は、おだやかな表情で対応していた。

祝彦《のりひこ》は、別居中の妻とやりなおす気はないからリコンすると決意した。

男性警察官は、祝彦《のりひこ》に対して『やり直しはできるよ』と言うて別居中の妻とやり直すようにとさとした。

祝彦《のりひこ》は『一切応じない』と言うたあと口を固く閉ざした。

男性警察官は『奥さんとやり直しなさい』とおだやかな表情で言うた。

……………………………

それからまた10分後であった。

警察署に徳田安夫・文子夫婦としほことしほこの妹のりほこ(29歳)の4人家族と祝彦《のりひこ》の別居中の妻の妻・みきこ(46歳)がやって来た。

しほこは、安夫夫婦の長女《むすめ》であった。

安夫夫婦の家族たち4人とみきこは、男性職員に案内される形で生活安全課《せいあん》に入った。

安夫夫婦は、祝彦《のりひこ》の顔を見たあとおどろいた声で言うた。

「祝彦《のりひこ》さん…無事でよかった〜」
「祝彦《のりひこ》さんが農協《おしごと》を急に休んだあと行方不明になったと聞いたから…ずっと心配になっていたのよ〜」

男性職員は、涙ぐみながら祝彦《のりひこ》に言うた。

「祝彦《のりひこ》さん…祝彦《のりひこ》さんの周りに…こんないい人たちがいるのに…どうして帰らないのかな〜」

みきこは、ものすごく怒った声で男性職員に言うた。

「アタシは、祝彦《クソバカ》とやりなおす気はまったくありません!!」

男性職員は、おたついた声でみきこに言うた。

「どうして拒否するのですか?」

みきこは、怒鳴り声をあげながら言うた。

「徳田《クソジジイ》がうちから仕事《キャリア》を取り上げたのよ!!」

安夫は、みきこに対して『許してくれ〜』と言いながら許しごいをした。

文子は、しほこに対して怒った声で言うた。

「しほこ!!」
「おかーさん〜」
「元はと言えば、しほこが祝彦《のりひこ》さんのお弁当を作ったことよ!!」
「アタシは、厚意《こうい》で祝彦《のりひこ》さんの食事の世話をしたのよ!!」
「しほこ!!」

近くにいた男性警察官は、文子に対しておだやかな表情で『まあまあ、落ち着いてください〜』と言うた。

文子は、ものすごく怒った声で男性警察官に言うた。

「横から口をはさまないでください!!」
「しかし〜」
「だまりなさい!!」
「すみませんでした〜」
「今回の問題の発端は、しほこが祝彦《のりひこ》に対して食事の世話をしたことよ!!」
「おかーさん!!アタシは厚意《こうい》でしたのよ!!」
「だまりなさい!!…しほこのせいで佐久本の家庭《いえ》が崩壊した!!…おかーさんは佐久本の筆頭主《コシュ》の前で必死になって頭を下げた!!…だけど、佐久本の筆頭主《コシュ》はものすごく怒った声で『しほこが祝彦《のりひこ》と恋仲であったと聞いたので、もう許さんぞ!!』と怒鳴られたのよ!!どうしてくれるのよ!!」

安夫は、文子に対して困った表情で『落ち着いてくれよ〜』と言うた。

文子は、安夫に対してものすごく怒った声で言うた。

「あなたはだまりなさい!!」
「わしにも言わせてくれ〜」
「だまりなさいと言うたらだまりなさい!!」

文子は、ものすごく怒った声でしほこに言うた。

「しほこ!!りほこの顔をよく見なさい!!」
「えっ?」
「りほこの顔をよく見なさい!!」

男性警察官は、しほこに対して『妹さんの顔をみなさい。』と言うた。

しほこは、りほこの顔を見た。

りほこは、鋭い目つきでしほこを見ていた。

男性警察官は、しほこに対してこう言うた。

「妹さんの目つきが鋭い理由はなんであるのか…と言うのがまだ分からないのかな〜」

コンワクした表情を浮かべているしほこは『分からない』と答えた。

男性警察官は、しほこに対してこう言うた。

「妹さんはたしか…29歳だったね。」

コンワクした表情を浮かべているしほこは、ものを言うことができなかった。

男性警察官は、しほこに対してこう言うた。

「妹さんはたしか…1000回お見合いをしたよね…そのうち…999回は…お見合いを断られたよね…妹さんがお見合いを断られた原因がなんであるのか…と言うことを考えたことがあるかな?」

コンワクした表情を浮かべていたしほこは『分からない!!』と答えた。

文子は、しほこに対してものすごく怒った声で言うた。

「りほこがお見合いを断られた原因は、しほこが祝彦《のりひこ》に対して食事の世話をしていたことにあるのよ!!」

安夫は、ものすごくおたついた声で『おい、それは違うよ〜』と言うた。

文子は、ものすごく怒った声で安夫に言うた。

「だまりなさい!!りほこがお見合いを断られた原因はしほこに全部あるのよ!!しほこのせいでりほこのお見合いが999回に渡って破綻したのよ!!」
「おかーさん!!」
「だまりなさい!!」

男性警察官は、しほこに対してこう言うた。

「しほこさん、妹さんにあやまった方がいいよ。」

この時であった。

りほこがものすごく怒った声で男性警察官に言うた。

「アタシは…お見合いを断られたのじゃなくて…アタシが一方的に断ったのよ!!」

ことの次第を聞いた文子は、ものすごく怒った声でりほこに言うた。

「どうして一方的に断ったのよ!!」
「うるさい!!アタシの人生はアタシだけのものよ!!勝手に決めないでよ!!」

この時、みきこがものすごく怒った声で言い出した。

「アタシも結婚にしばられるのはイヤよ!!徳田《クソジジイ》のせいで仕事《キャリア》を奪われたなど…でものすごく怒っているのよ!!」
「悪かったよ〜」

(パチーン!!パチーン!!パチーン!!)

思い切りブチ切れたみきこは、平手打ちで安夫の顔を激しく叩いた。

その後、手提げバックの中から一枚の書面を取り出したあと安夫の前に出した。

安夫の前に出された書面は、離婚届であった。

安夫は、おどろいた表情で『これは何ですか?』と言うた。

みきこは、怒った声で安夫に言うた。

「(離婚届の)保証人の欄にサインして下さい!!」
「サインしてって?」
「サインしてと言うたらサインしてよ!!」
「みきこさん〜」
「アタシ…祝彦《クソバカ》とリコンします!!」
「リコンするって〜」
「祝彦《クソバカ》があんたの長女《むすめ》とフリンしていたこと理由にリコンします!!」
「違うのだよ〜」
「ふざけるな!!」

男性職員は、ものすごくおたついた声でみきこに言うた。

「奥さま、冷静になって考え直した方がいいですよ〜」

みきこは、ものすごく怒った声で男性職員に言うた。

「うるさいわね!!アタシはその気になればどんな仕事でもできるわよ!!アタシは結婚にしばられるのはものすごくイヤよ!!」

安夫は、ものすごくおたついた声で『分かった〜…書く〜』と言うたあと保証人の欄にサインした。

これで祝彦《のりひこ》とみきこの婚姻関係は破綻した。

その後、みきこは警察署から出て行った。

安夫夫婦の家族たち4人は、祝彦《のりひこ》の身元引受人を辞退しますと言うたあと警察署から出て行った。

祝彦《のりひこ》は、新しい身元引受人《ひきうけにん》が見つかるまでのあいだ警察署に滞在することになった。

………………………………

それから数分後であった。

祝彦《のりひこ》が男性職員と男性警察官に対して勤務先(農協)の名義の小切手とクレカ5種類と売上金数千万円を強奪したことと家出中に岐阜の風速店で働いていた女性従業員を私物化した末に命を奪ったことなどを話した。

祝彦《のりひこ》は、それから数時間後に強盗殺人罪の容疑で逮捕された。
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