大河ドラマ・乳房星(たらちねぼし)

【イジワルな神様】

時は、7月21日の午後2時過ぎであった。

ところ変わって、ハンガリー・ブダペストの市民公園内にあるセーチェニ温泉にて…

1913年に市民公園内に作られた大温泉施設である。

ローマ帝国時代の公衆浴場をイメージして作られた温泉施設である。

お風呂は、水着を着用して入るようになっている。

一行たち41人は、水着姿で温泉療養をしていた。

ここの名物は、温泉チェスである。

サーフパンツ姿の私とポムじいさんと健介《けんすけ》さんと水陸両用のフィットネスブラとレギンス(水着素材使用)姿のミンジュンさんとゆみさんとゆあさんは、温泉チェスを楽しんでいた。

ポムじいさんとゆみさん…

ゆあさんと健介《けんすけ》さん…

私とミンジュンさん…

…で対局をしていた。

この時、ゆみさんと対局しているポムじいさんが健介《けんすけ》さんに声をかけた。

「ムッシュケンスケ〜」
「はい。」
「おぬしは、好きな子はいるのか?」

ポムじいさんからトートツに聞かれた健介《けんすけ》さんは、とまどった。

ポムじいさんは、健介《けんすけ》さんに対して『好きなコはいないのか?』と言うた。

健介《けんすけ》さんは、困った声で言うた。

「決まった子は…いません。」

ポムじいさんは、つまらない表情で『なんじゃ…いないのか…』と言うたあとミンジュンさんの乳房《むな》もとをチラ見した。

その後、ポムじいさんは健介《けんすけ》さんに言うた。

「ムッシュケンスケ…おぬしが好きなタイプはどう言った子じゃ?」
「はあ…きだてのいい娘さんです。」
「それじゃあ、ミンジュンどのはどうじゃ?」
「えっ?」
「ミンジュンどのは、ええからだしてるよ〜」

それを聞いたゆあさんは、怒った声で言うた。

「ポムじいさん!!」
「なんじゃい〜」
「ひわいな言葉を言わないでよ!!」
「そんなに怒らんでもええやないか…」
「アカン!!たとえオフであっても言うたらアカンもんはアカン!!」
「わかっとるわい…ちょっと聞いただけだ!!」

ポムじいさんは、ビショップ(駒)を進めながらゆあさんに言うた。

ポムじいさんは、健介《けんすけ》さんに対してこう言うた。

「ムッシュケンスケ…うかうかしていたらミンジュンどのをムッシュイワマツに取られるぞ〜」

ゆあさんは、怒った声でポムじいさんに言うた。

「ポムじいさん!!」

ポムじいさんは、ふてくされた声で言うた。

「そんなにガーガー怒らなくてもいいじゃないか〜」
「ポムじいさん!!健介《けんすけ》さんはまだ見習い中よ!!」
「見習い中の男が恋愛したらいかんと言う決まり事でもあるのか!?」
「親しき仲にも礼儀ありという言葉の意味を辞書ひいて調べなさいよ!!」
「やかましい!!辞書引かなくても意味ぐらい分かるわ!!」
「だったら礼儀をわきまえなさいよ!!」
「言われなくても分かってるわ!!」

ゆあさんとポムじいさんがケンカしている間に、ゆみさんが大将のコマを取った。

「はい、ゆみの勝ち。」
「なっ、なにすんねん!?」
「なにすんねんって、大将のコマ取られたポムじいさんの負けよ。」
「なんじゃと!!もう一回勝負だ!!」
「望むところよ!!」

ポムじいさんとゆみさんは、ゲームしている時に本気で取っ組み合いの大ケンカすることがよくある。

この時、周囲の湯治客がポムじいさんとゆみさんの前に集まった。

湯治客たちは、ポムじいさんとゆみさんのチェス対局を見つめていた。
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