大河ドラマ・乳房星(たらちねぼし)

【越冬つばめ・その2】

(サクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサク…)

時は、午後3時過ぎであった。

この時間、吹雪がおさまっていたが細かい雪がたくさん降っていた。

またところ変わって、久万高原町《くまのちゅうしんぶ》にある笛ヶ滝公園にて…

ショルダーバックを持って旅を続けている私は、積もっている雪の上を歩いて丘の頂上へ向かった。

雪を踏みしめる音が響いていた。

公園に到着してから10分後に丘の頂上に到着した。

丘の頂上に到着した私は、白い雪が積もっている久万高原町《ちゅうしんぶ》を見つめていた。

私の両目から涙がたくさんあふれていた。

雪景色に染まった久万高原町《ちゅうしんぶ》を見つめながら泣いていた私は、生まれてから60年の間になにが悲しかったのか…と考えてみた。

2歳9ヶ月の時に、マンシュウリの草原で大好きなママと別れた…

アメリカ合衆国とカナダにある理系の大学・大学院・国防系の大学・大学院の単位を取得する、仕事に必要な資格を取得する、アメリカ三軍の最高位を取得する、修士号と博士号を取得する、イワマツを作るプロジェクトを始めるための準備に取り組む…

…だったので、小学校からハイスクールまでの12年間の単位は『レポート提出だけ』で取得した。

だから、親しい友人知人は一人もいなかった。

好きなこを見つけて恋をして結婚して家庭を持ちたかったが、周りから『恋愛厳禁』と言われたのでできなかった。

…………………………

もっとも悲しいのは、20代になったばかりの頃に世界大戦《せんそう》が激化したことで世界が大混乱におちいったことであった。

私は…

他にも違う生き方があったのに…

どうして…

違う生き方を選ぶことができなかったのか…

………………………………

ところ変わって、星空の世界にて…

小さな星くずがたくさん流れている川のほとりに深眠の私と桜子たち(80億39人)がいた。

桜子たち(80億39人)は、深眠の私の体にキスをしていた。

みどりを乳房《むね》に抱っこしているアンナは、小さな星くずたちが流れている川に入っていた。

みどりを乳房《むね》に抱っこしているアンナは、泣いていた。

「ワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーン…ワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーン…ヤダー…ヨシタカが死ぬのはイヤ!!…ワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーンワーン!!」

アンナの両目からたくさんの涙があふれていた。

アンナがこぼした涙のしずくが川にしたたり落ちた。

小さな星くずたちは、音を立てながら空の下へ一気に流れ落ちた。

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