大河ドラマ・乳房星(たらちねぼし)
【どうせ恋なんか】
さて、その頃であった。
またところ変わって、鹿屋市内《かのやのちゅうしんぶ》にある安夫夫婦の家にて…
家の広間に安夫夫婦と安典《やすのり》と安典《やすのり》の妻の実家《いえ》の家族たちと熊代さんと女性弁護士さんがいた。
女性弁護士さんは、別居中の妻とやり直してほしいと申し出た。
安典《やすのり》は『別居中の妻とやりなおす気は全くない!!』と言うて拒否した。
(ジリリリリリリン!!ジリリリリリリン!!ジリリリリリリン!!)
話し合いがこう着状態におちいった時であった。
広間に置かれているうぐいす色のプッシュホンからけたたましいベルが鳴り響いた。
熊代さんは『出ます』と言うたあと、受話器を取った。
「もしもし徳田でございます…しほこさん!!今どこにいるのですか!?…失礼しました〜」
………………………………
またところ変わって、えびの市の警察署の生活安全課《せいあん》にて…
私は、デスクに置かれている四角のハンドル式の黒電話機を使って電話をかけていた。
「熊代さん!!お取り込み中のところをすみませんけど、こちらの話を聞いていただけますか!?…あとにしてくれだと!?…熊代さん!!あとにすることはできません!!…できませんと言うたらできません!!…とにかく話を聞いてください!!」
熊代さんは、受話器越しにいる私に対しておたついた声で言うた。
「コリントさま、一体なにがあったのですか?」
私は、受話器越しにいる熊代さんに対して怒った声で言うた。
「熊代さん!!明け方の5時頃に宇城田《うきた》のおかみさんが経営していた旅館で事件が発生しました!!…10人の構成員《チンピラ》が旅館の玄関前で怒鳴り声をあげていました!!…10人の構成員《チンピラ》たちは、宮崎県警本部《ほんぶ》の捜査一課《いっか》の刑事たち30人によって逮捕されました!!…その後、警察による家宅捜索が行われました!!…それでですね…よそ見しないで人の話を聞いて下さい!!」
熊代さんは、受話器越しにいる私に対して声をかけた。
「すみません…ちょっと…柱時計《とけい》を見ていたのです〜」
受話器のスピーカーから私の怒鳴り声が聞こえた。
「熊代さん!!人の話を聞いて下さい!!」
私は、受話器越しにいる熊代さんに対して怒った声で言うた。
「その際に、旅館の中でとんでもないものを発見しました!!」
「とんでもないものが発見された?」
「ふうとうの束です!!…ふうとうの束は、台所の戸だなの中にありました!!…熊代さん!!よそ見しないで聞いて下さい!!」
「聞いてますよ〜…コリントさまが言われたふうとうとはなんですか?」
「熊代さん!!気を確かにして聞いて下さい!!…ふうとうの束に金融会社のロゴが書かれていました!!…それも全部、ヤミキンですよヤミキン!!」
熊代さんは、受話器越しにいる私に対してこう言った。
「ヤミキン?」
「そうですよ!!」
「ヤミキンがどうかしたのでしょうか?」
私は、ふうとうの束をみながら受話器越しにいる熊代さんに怒った声で言うた。
「ふうとうの受け取り人はすべて宇城田《うきた》のおかみさんになっていました!!」
「それで?」
「ふうとうの中に入っていた書面にとんでもないことが書かれていました!!」
「それは何でしょうか?」
私は、受話器越しにいる熊代さんに対して怒りを込めながら言うた。
「熊代さん!!宇城田《うきた》のおかみさんは熊代さんの奥さまがお金を借りる際に(借金の)保証人になっていたのです!!」
ことの次第を聞いた熊代さんは、ものすごくおどろいた表情で言うた。
「なんだって!?宇城田《うきた》のおかみさんが…家内の借金の保証人になっていた!?」
「はい、その通りでございます!!」
ことの次第を聞いた熊代さんは、受話器を放り投げたあと足早に逃げようとした。
安夫は、困った声で言うた。
「熊代さん!!どちらへ行かれるのですか!?」
「私は逃げます!!」
文子は、熊代さんに対して叫び声をあげながら言うた。
「熊代さん!!お待ちくださいませ!!」
熊代さんは、家から出たあと足早に逃げ出した。
………………………
(ガチャン!!)
思い切りブチ切れた私は、受話器を置いたあと全身をブルブルと震わせながら怒り狂った。
ふざけるな!!
借金を踏み倒して逃げるなんてひきょうだぞ!!
許さん!!
……………………………
またところ変わって、鹿屋市内《かのやのちゅうしんぶ》にある安夫夫婦の家にて…
家の広間に安夫夫婦と安典《やすのり》と安典《やすのり》の妻の実家《いえ》の家族たちと熊代さんと女性弁護士さんがいた。
女性弁護士さんは、別居中の妻とやり直してほしいと申し出た。
安典《やすのり》は『別居中の妻とやりなおす気は全くない!!』と言うて拒否した。
(ジリリリリリリン!!ジリリリリリリン!!ジリリリリリリン!!)
話し合いがこう着状態におちいった時であった。
広間に置かれているうぐいす色のプッシュホンからけたたましいベルが鳴り響いた。
熊代さんは『出ます』と言うたあと、受話器を取った。
「もしもし徳田でございます…しほこさん!!今どこにいるのですか!?…失礼しました〜」
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またところ変わって、えびの市の警察署の生活安全課《せいあん》にて…
私は、デスクに置かれている四角のハンドル式の黒電話機を使って電話をかけていた。
「熊代さん!!お取り込み中のところをすみませんけど、こちらの話を聞いていただけますか!?…あとにしてくれだと!?…熊代さん!!あとにすることはできません!!…できませんと言うたらできません!!…とにかく話を聞いてください!!」
熊代さんは、受話器越しにいる私に対しておたついた声で言うた。
「コリントさま、一体なにがあったのですか?」
私は、受話器越しにいる熊代さんに対して怒った声で言うた。
「熊代さん!!明け方の5時頃に宇城田《うきた》のおかみさんが経営していた旅館で事件が発生しました!!…10人の構成員《チンピラ》が旅館の玄関前で怒鳴り声をあげていました!!…10人の構成員《チンピラ》たちは、宮崎県警本部《ほんぶ》の捜査一課《いっか》の刑事たち30人によって逮捕されました!!…その後、警察による家宅捜索が行われました!!…それでですね…よそ見しないで人の話を聞いて下さい!!」
熊代さんは、受話器越しにいる私に対して声をかけた。
「すみません…ちょっと…柱時計《とけい》を見ていたのです〜」
受話器のスピーカーから私の怒鳴り声が聞こえた。
「熊代さん!!人の話を聞いて下さい!!」
私は、受話器越しにいる熊代さんに対して怒った声で言うた。
「その際に、旅館の中でとんでもないものを発見しました!!」
「とんでもないものが発見された?」
「ふうとうの束です!!…ふうとうの束は、台所の戸だなの中にありました!!…熊代さん!!よそ見しないで聞いて下さい!!」
「聞いてますよ〜…コリントさまが言われたふうとうとはなんですか?」
「熊代さん!!気を確かにして聞いて下さい!!…ふうとうの束に金融会社のロゴが書かれていました!!…それも全部、ヤミキンですよヤミキン!!」
熊代さんは、受話器越しにいる私に対してこう言った。
「ヤミキン?」
「そうですよ!!」
「ヤミキンがどうかしたのでしょうか?」
私は、ふうとうの束をみながら受話器越しにいる熊代さんに怒った声で言うた。
「ふうとうの受け取り人はすべて宇城田《うきた》のおかみさんになっていました!!」
「それで?」
「ふうとうの中に入っていた書面にとんでもないことが書かれていました!!」
「それは何でしょうか?」
私は、受話器越しにいる熊代さんに対して怒りを込めながら言うた。
「熊代さん!!宇城田《うきた》のおかみさんは熊代さんの奥さまがお金を借りる際に(借金の)保証人になっていたのです!!」
ことの次第を聞いた熊代さんは、ものすごくおどろいた表情で言うた。
「なんだって!?宇城田《うきた》のおかみさんが…家内の借金の保証人になっていた!?」
「はい、その通りでございます!!」
ことの次第を聞いた熊代さんは、受話器を放り投げたあと足早に逃げようとした。
安夫は、困った声で言うた。
「熊代さん!!どちらへ行かれるのですか!?」
「私は逃げます!!」
文子は、熊代さんに対して叫び声をあげながら言うた。
「熊代さん!!お待ちくださいませ!!」
熊代さんは、家から出たあと足早に逃げ出した。
………………………
(ガチャン!!)
思い切りブチ切れた私は、受話器を置いたあと全身をブルブルと震わせながら怒り狂った。
ふざけるな!!
借金を踏み倒して逃げるなんてひきょうだぞ!!
許さん!!
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