【完結】寵姫と氷の陛下の秘め事。
「……これは、驚いた。踊り子の格好も、旅人の格好も似合っていたが、ドレス姿もこんなに似合うとは」
「そ、そう?」
エルヴィスの感想に、アナベルはぽっと頬を赤く染めて、安堵したようにはにかむ。
「さぁ、席について。――さっき話していた『お姫さまごっこ』の詳細を教えてくれないか?」
アナベルは勧められるまま席につき、それを見た執事たちが料理を運んできた。
料理が三人に配膳されると、ちらりと窺うようにエルヴィスを見る。
「言葉通りよ。まだ幼いあたしに、ミシェルさんが教えてくれたの。どうしたら動きが綺麗に見えるのか、お辞儀の仕方、胸を張って歩くこと……覚えていて損はないからって」
アナベルの説明に、エルヴィスとロマーヌは目を瞬かせた。そして、どこか納得したように小さく首を縦に振った。
――ミシェルらしい、と。
そのことが嬉しく――同時に切なくもなった。
「……ミシェルさんって本当に博識で、『お姫さまごっこ』を彼女がすると、本当の王女さまみたいに優雅で綺麗で……あ、本物の王女さまを見たことがあるわけではないんだけど……」
なにも言わない二人に、アナベルは当時を思い出しながら言葉を重ねた。
「そ、そう?」
エルヴィスの感想に、アナベルはぽっと頬を赤く染めて、安堵したようにはにかむ。
「さぁ、席について。――さっき話していた『お姫さまごっこ』の詳細を教えてくれないか?」
アナベルは勧められるまま席につき、それを見た執事たちが料理を運んできた。
料理が三人に配膳されると、ちらりと窺うようにエルヴィスを見る。
「言葉通りよ。まだ幼いあたしに、ミシェルさんが教えてくれたの。どうしたら動きが綺麗に見えるのか、お辞儀の仕方、胸を張って歩くこと……覚えていて損はないからって」
アナベルの説明に、エルヴィスとロマーヌは目を瞬かせた。そして、どこか納得したように小さく首を縦に振った。
――ミシェルらしい、と。
そのことが嬉しく――同時に切なくもなった。
「……ミシェルさんって本当に博識で、『お姫さまごっこ』を彼女がすると、本当の王女さまみたいに優雅で綺麗で……あ、本物の王女さまを見たことがあるわけではないんだけど……」
なにも言わない二人に、アナベルは当時を思い出しながら言葉を重ねた。