美形義兄×5! ~人間不信な姫の溺愛生活~
放課後──。
「あ、あの!がも、皐月さんっ」
クラスメイトが帰って言った教室、1人の女子生徒が話しかけてくる。
「・・・ん?」
返事をしながら首をかしげると、女子生徒はピキッと固まった。
どうしたんだろう・・・。
「桜兎さん?」
「・・・っ」
女子生徒・・・桜兎雲母さんの名前を呼ぶと。
「わ、私のっ・・・名前!」
「・・・ん、知ってる」
「知っててくれる!」
嬉しそうに笑う桜兎さんの顔は少し赤い。
桜兎さんは、クラスの中心人物だ。
でも女王とかそういうのじゃなくて、明るくてリーダーシップのある生徒。
級長もしていて、先生からの頼み事も多い・・・。
というのが私の知っているコト。
「わっ私と!友達になってくださいっ・・・」
「・・・え」
友達・・・。
私と・・・桜兎さんが。
クラスで一番明るい桜兎さんと、クラスどころか学園で一番暗い私が。
「・・・ん、いーよ」
そう答えると、桜兎さんはコクコクと頷いた。
何故頷くんだろう?
「私のコト、雲母って呼んでほしいっ・・・から、雫宮って呼んでもいいっ?」
「・・・ん、いーよ、雲母」
名前で呼ぶと、雲母は真っ赤になる。
「だいじょーぶ?」
「大丈夫っ・・・破壊力がすごいだけっ・・・。
ホントに大丈夫だろうか・・・。
「あっ・・・雫宮、お迎え来たみたいだよ・・・!」
廊下に目を向けると、義兄たちが歩いてきている。
「・・・ん、じゃーね、雲母」
控えめに手を振って教室を出ると、義兄たちが笑顔で迎えてくれた。
「あ、あの!がも、皐月さんっ」
クラスメイトが帰って言った教室、1人の女子生徒が話しかけてくる。
「・・・ん?」
返事をしながら首をかしげると、女子生徒はピキッと固まった。
どうしたんだろう・・・。
「桜兎さん?」
「・・・っ」
女子生徒・・・桜兎雲母さんの名前を呼ぶと。
「わ、私のっ・・・名前!」
「・・・ん、知ってる」
「知っててくれる!」
嬉しそうに笑う桜兎さんの顔は少し赤い。
桜兎さんは、クラスの中心人物だ。
でも女王とかそういうのじゃなくて、明るくてリーダーシップのある生徒。
級長もしていて、先生からの頼み事も多い・・・。
というのが私の知っているコト。
「わっ私と!友達になってくださいっ・・・」
「・・・え」
友達・・・。
私と・・・桜兎さんが。
クラスで一番明るい桜兎さんと、クラスどころか学園で一番暗い私が。
「・・・ん、いーよ」
そう答えると、桜兎さんはコクコクと頷いた。
何故頷くんだろう?
「私のコト、雲母って呼んでほしいっ・・・から、雫宮って呼んでもいいっ?」
「・・・ん、いーよ、雲母」
名前で呼ぶと、雲母は真っ赤になる。
「だいじょーぶ?」
「大丈夫っ・・・破壊力がすごいだけっ・・・。
ホントに大丈夫だろうか・・・。
「あっ・・・雫宮、お迎え来たみたいだよ・・・!」
廊下に目を向けると、義兄たちが歩いてきている。
「・・・ん、じゃーね、雲母」
控えめに手を振って教室を出ると、義兄たちが笑顔で迎えてくれた。