通い始めた料理教室、わたし以外男の子しかいないんですが。
「あれ、月影先輩?」
とふわふわした雰囲気の女の子が話しかけてくる。

「やっぱり、月影先輩だ!」
と嬉しそうなその女の子は、
サラサラのストレートの長い髪に、
ぱっちりとした二重。

男の子なら二度見してしまうような
その美貌に、
文乃は無意識のうちに後ろへ下がる。

「福田さん!奇遇ですね」

「バイトの無い日も
月影先輩に会えるなんてラッキーです!」

月影くんはふふ、と笑う。
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