きみに恋したあの世界。〜生まれ変わっても〜
「ねぇ、お名前は?」
「世良、愛だよ」
「愛ちゃん!あたしは、真奈美。寄本真奈美だよ!10歳!よろしくね!」
「うん、真奈美ちゃん」
ハツラツとした真奈美ちゃんに押され、戸惑ってしまう。
「愛ちゃん!遊ぼ?」
「良いけど、何が良いの?」
「風船刺し!」
風船刺し?
聞き慣れない遊びの理解にしばらく時間を催した。
「前にTVでやってたんだぁ。風船に針を刺してある部分を刺せば風船が割れないんだって。ね、ね、早速やってみようよ!」
「う、うん」


「よ〜い!スタート!」
真奈美ちゃんの声かけを合図に始まった。

「あ、出来た」
割と簡単に、あたしはすぐ出来た。
その速さに驚いた真奈美ちゃんの手が完全に止まり、動いたかと思えば風船が破れた。
「あぁ〜!!」
「ぷっ」
真奈美ちゃんのショックな顔をみて思わず笑っているとくすぐり攻撃をされた。



一通り落ち着くと、真奈美ちゃんが聞いてきた。
「愛ちゃんって、何で入院しているのー?」
「あたしは、脳にがんがあるの。だから、それを治さない限り、退院できないんだって…」
「そうなんだ…」
「真奈美、ちゃんは…?」
「あたしはね、心臓が悪いの。肥大型心筋症っていう病気なの」
「教えてくれて、ありがとう」
そう言うと、真奈美ちゃんは抱きついてきた。
「こちらこそ!」
真奈美ちゃんの性格の良さが窺える明るい光のような眩しい笑顔を浮かべた。
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