堅物弁護士が占い好きな私に恋を教えてくれました
「亜蘭と同じくらい俺もイケメンだろ?」
「副社長、無礼を承知で申し上げます」
うつむいていた視線を上げると、副社長の顔から笑みが消えていて背筋が凍りそうになる。
だけど胸の奥から湧きあがってくるものを、言葉にせずにはいられなかった。
「羽瀬川先生とは幼馴染で、親友ではないんですか?」
「そうだけど」
「正直、見損ないました!」
睨みつけるようにして言ったにもかかわらず、副社長は眉ひとつ動かさなかった。
無表情そのものなので、不機嫌になっているかどうかは不明だ。
「副社長は私に好意を持っていないですよね。それなのに誘うのは、私と羽瀬川先生の仲を裂きたいからですか?」
怒りと悲しみの感情が交錯して声が震える。
『俺としては、亜蘭は大事な右腕だから、茅田さんみたいに素直で魅力的な女性と仲良くするのは大賛成なんだけどなぁ』
パーティーの日に、まるで私たちを応援するような言葉をかけてくれたのは、すべてウソだったのだろうか。
もしも先生がこれを知ったら、親友に裏切られたと地の底まで落ち込むはずだ。そんな姿は絶対に見たくない。
「俺はね、単純に君を口説きたいだけ。俺じゃ嫌? そんなに亜蘭がいい?」
「はい。私の心は羽瀬川先生でいっぱいなんです。誰も入り込む余地はありません」
「アイツ、杓子定規の堅物だよ?」
「真面目で誠実なだけです。本当に素敵な人なんですから!」
「副社長、無礼を承知で申し上げます」
うつむいていた視線を上げると、副社長の顔から笑みが消えていて背筋が凍りそうになる。
だけど胸の奥から湧きあがってくるものを、言葉にせずにはいられなかった。
「羽瀬川先生とは幼馴染で、親友ではないんですか?」
「そうだけど」
「正直、見損ないました!」
睨みつけるようにして言ったにもかかわらず、副社長は眉ひとつ動かさなかった。
無表情そのものなので、不機嫌になっているかどうかは不明だ。
「副社長は私に好意を持っていないですよね。それなのに誘うのは、私と羽瀬川先生の仲を裂きたいからですか?」
怒りと悲しみの感情が交錯して声が震える。
『俺としては、亜蘭は大事な右腕だから、茅田さんみたいに素直で魅力的な女性と仲良くするのは大賛成なんだけどなぁ』
パーティーの日に、まるで私たちを応援するような言葉をかけてくれたのは、すべてウソだったのだろうか。
もしも先生がこれを知ったら、親友に裏切られたと地の底まで落ち込むはずだ。そんな姿は絶対に見たくない。
「俺はね、単純に君を口説きたいだけ。俺じゃ嫌? そんなに亜蘭がいい?」
「はい。私の心は羽瀬川先生でいっぱいなんです。誰も入り込む余地はありません」
「アイツ、杓子定規の堅物だよ?」
「真面目で誠実なだけです。本当に素敵な人なんですから!」