堅物弁護士が占い好きな私に恋を教えてくれました
目力が強くて凛々しい羽瀬川先生の顔が脳裏に浮かんだ。
時折、照れたようにふわりと笑う顔も。
思い出すだけでこんなに胸が高鳴るのは、これまで生きてきた中で彼だけだ。
「言っとくけど亜蘭に振られたあとで俺に乗り換えようとしても遅いから。断ったらこの先チャンスはないけど本当にそれでいい? 後悔しない?」
念押しするように尋ねられた私は、頭に血がのぼっているせいでキュッと眉根が寄った。
「最低ですね。副社長がどういうおつもりなのか、全然理解できないです。でも。お願いですから羽瀬川先生を傷つけて苦しめるようなことはしないでください」
なにも知らない彼は、幼馴染の副社長を親友だと思っている。心から信頼もしている。
だから今の話は聞かなかったことにしよう。ふたりには今までどおりの仲でいてもらいたい。
「よし、合格!!」
急に大きな声を出されて驚いた私は、ビクッと肩を震わせた。
咄嗟に副社長のほうへ視線をやると、よろこび勇んだように満面の笑みを浮かべている。
「あの、合格って……?」
「俺が口説いてすぐになびくようなら不合格だったよ。なにがあっても揺らがないくらい本気で亜蘭を好きだとわかって、俺はすごくうれしい」
「つまり、今のは全部お芝居だったんですか」
「ごめん!」
時折、照れたようにふわりと笑う顔も。
思い出すだけでこんなに胸が高鳴るのは、これまで生きてきた中で彼だけだ。
「言っとくけど亜蘭に振られたあとで俺に乗り換えようとしても遅いから。断ったらこの先チャンスはないけど本当にそれでいい? 後悔しない?」
念押しするように尋ねられた私は、頭に血がのぼっているせいでキュッと眉根が寄った。
「最低ですね。副社長がどういうおつもりなのか、全然理解できないです。でも。お願いですから羽瀬川先生を傷つけて苦しめるようなことはしないでください」
なにも知らない彼は、幼馴染の副社長を親友だと思っている。心から信頼もしている。
だから今の話は聞かなかったことにしよう。ふたりには今までどおりの仲でいてもらいたい。
「よし、合格!!」
急に大きな声を出されて驚いた私は、ビクッと肩を震わせた。
咄嗟に副社長のほうへ視線をやると、よろこび勇んだように満面の笑みを浮かべている。
「あの、合格って……?」
「俺が口説いてすぐになびくようなら不合格だったよ。なにがあっても揺らがないくらい本気で亜蘭を好きだとわかって、俺はすごくうれしい」
「つまり、今のは全部お芝居だったんですか」
「ごめん!」