闇にまぎれた蛍










私は聖水をくるくる回しながら言った。奴は歯をギリッと噛んで悔しそうに私を睨んでいた






「……それはおまえにとっても猛毒となる物…それがわかっているのか…!?」


「わかっている。だが俺は人間の血が濃くてな……こんなに酷くはならない」







そう言ってもう一度奴の足に聖水をかけた






「あぁぁぁぁ"!!!」


「……マジで痛いだろ?言えよ。そしたら楽になるぜ」








奴は必死で呼吸を整えながらポツリと言った







「……笹……陰…」


「…………」


「「!!」」








私は予想通りの答えだと思った。ただ、後ろの二人はかなりビックリしたみたい







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