キミの隣は特別席
「でも凄いなぁ〜」
と雪音ちゃん。
「何が?」
「だって…あたし全然料理出来ないもん!」
雪音は拗ねような言い方をした。
「あたしは毎日してるからね。家の環境がね…」
と絢があははっと笑って言った。
涼先がいっこも料理が出来ないから自然と絢がするようになった。
「あたしの母さんが料理好きだからね。たまに手伝ってる程度だよ。」
「それでも凄いよ!あたしなんかさ、厨房入るのさえ禁止されてんのよ!?」
厨房…台所より大きそうな場所…
「教えて上げようか?あたしとマナちゃんとで」
と絢が提案した。
「いいの?」
「「いいよ」」
人に教えるのって楽しそう!
「そろそろ着くよ。」
優一が窓を開けながら言った。
窓を開けた途端、潮の匂いが勢いよく入ってきた。
もう海の近くなんだ!
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